最 強 ✖︎ 最 強
名前
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”どこにも行かないで”
よく悟が私にいう言葉だ
この言葉を言う時、悟はどこか寂しそうな顔をする
「名前どうした?」
『‼︎
すいません少し考え事してました』
「五条のことか?」
『・・・・・・・!?////』
「図星か。なんだ五条が勝手に名前にちょっかい出してるだけだと思ってたが違うみたいだな」
『え、あ、あの、その・・・////』
「心配するな、多分私しか知らないよ
五条になんかされたのか?」
『・・・・いえ、特に何かあったわけじゃないんです。
ただ少し気になることがあって・・・・』
「気になること?」
『さと・・五条先生によくどこにも行かないでって言われるんです。
私に帰る場所なんてないの知ってるのに。その時だけ、すごく寂しそうな顔するから・・・・なんだか気になってしまって・・・・』
「・・・・どこにも行かないで、か。」
『す、すみません、変なこと言って』
「私と五条が同級生なのは知ってるか?」
『え、はい。以前先生に聞いたことがあります」
「もう一人居たんだ私達の同級生。」
”居た”という硝子さんの言い方が少し気になった
「五条の親友だった、いや今でもあいつの親友はそいつだけかもな。」
『え、えっと・・・』
「夏油傑。夏油は100人以上の非術師、両親も手にかけて逃亡したんだ。」
『え・・・・・』
「・・・・呪詛師となった夏油を五条が殺した。
もしかしたらそれが原因かもな」
なんて言えばいいのか分からなかった
硝子さんにとっても辛い話をさせてしまったかもしれない
悟にそんなに辛い過去があったなんて思わなかった
もちろん呪術師をしていたら辛い事なんかたくさんあると思う
でも仲間を・・・・親友を自分の手で・・・・・・
考えただけで苦しくて辛すぎて
その時、悟がどれだけ辛かったのかと思うと涙が溢れた
今すぐ悟に会いたい・・・・そう思った
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「ククク、お前ら弱すぎだよ。
・・・・はぁ〜全く手応えなし。
なんでこんなのの相手を僕がしないといけない訳」
聞いてたよりもずっと楽な任務。てか僕にとっては
大抵の任務は楽に終わるんだけど。
この人手不足どうにかならないかね
名前に会いたい
ーーーーーーーーーPiPiPiPiPiPi
そう思った矢先名前から珍しく電話がきた
「名前っ珍しいね、きみから電話してくるなんて」
『・・・・・・・っ』
「え、ちょっ泣いてるの?!」
『・・・・悟に会いたい』
「・・・・僕たちはきっと運命の二人だね。
僕も今ちょうど名前に会いたいって思ってたんだ。
今すぐ行く」
『でも・・・出張中じゃないの?』
「任務はちゃんと終わらせたから安心して」
言うと電話が切れられた
しばらく部屋でボーーっと考え事をしていると
”コンコン”とノックされ返事をすると同時にドアが開いた
『!!!!!』
「お待たせ」
『さ、悟・・・・‼︎え、待ってどうやって・・・・』
「んーとんだの」
悟はどうやってここに来たのか分からないけど
悟の顔を見たら涙が止まらなかった