最 強 ✖︎ 最 強
名前
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この世のモノとは思えない程とても綺麗で透き通った青色
この青色はとてもズルいと思う
「なんだ今日も悟はいねぇのか」
「最近忙しいみたいですね」
『パンダ先輩たちも任務ですか?』
「あぁ、今日はパンダと棘は任務だ」
「なぁんか最近ほんと忙しいっすね」
「まっとりあえず今日は近接戦闘の訓練やるぞー」
「はーい」
私も少しずつ訓練に参加する事を許してもらえるようになった
「よし、名前これ試してみろよ」
『はい‼︎
おっ結構重いですね・・・‼︎』
「そうか?すぐ慣れるよ」
「真希さん本当に呪具の扱い神ってますよね」
『私も真希さんみたいに呪具扱えるようになりたいです』
「でも名前って反転術式使えんだろ?無理に任務行く事ねぇんじゃねぇの?」
「えぇ‼︎名前ちゃん反転術式使えんの?!すげー!!」
『えっいや私なんて全然・・・
それにやっぱり少しでも強くなりたい』
「そっかじゃとことん付き合ってやる、やるぞ名前」
『はい!お願いします‼︎』
やっぱり真希さんはすごいな
私なんかじゃ到底ついていけないや
でも少しずつでも変われてる気がする
「名前ちゃん最近頑張ってるわね」
『みんなと比べて私全然ダメダメだからね、頑張らないと』
「無理しないでね、あといつでも協力するしもっとみんなに頼ってよね
あいつらだってどーせ暇してんだし」
『ふふ、ありがとね野薔薇ちゃん、
野薔薇ちゃんと出会えて、友達になれてよかった』
「私も!!あ、また今度この前の話の続きしようね」
『この前?』
「そ、名前ちゃんの恋バナ♡
じゃ私任務行ってくるわ」
『あ、うん‼︎気を付けてね野薔薇ちゃん!!』
ーーーーーーーー気をつけて
任務に向かう仲間を送り出す時いつも心から思う
「名前っ」
『さ、悟‼︎』
「ただいま」
『い、いつから居たの?!』
「んー。ねっ僕と出会えてよかった?」
”話聞いてたな・・・・”
『・・・・知らない』
「えーひどいなぁ〜」
悟は私と2人でいる時必ず目隠しやサングラスを外す
私の苦手な青い瞳を必ず見せつけてくる
『ねぇ』
「ん?なぁに?」
『目隠し取らないでよ』
「え、なんで?」
『なんでも‼︎』
ニヤリと笑って顔を近づけてくる
「名前好きでしょ?僕のこれ」
『‼︎‼︎//////』
「・・・・嫌い?」
少し寂しげな瞳
わざとらしい、、、きっとわざとだと頭ではわかっているのに
私は寂しそうな青は見たくない
『嫌いじゃない・・・・。でも苦手なの。』
それを魅せられたら私はきっと全てを受け入れてしまうから
悟のクセに急にカッコ良くなっちゃって緊張しちゃうから
「名前の前では目隠しもサングラスもしたくないんだ
ちゃんと顔見たいし、ちょっとした表情の変化も全部見逃したくない」
”あぁもうズルいな”
「はは、ねぇズルいのはきみもだよ?」
『・・・・‼︎//////』
「本当にかわいい、好きだよ名前。
あーほんとは出張も行きたくない」
『そ、それはダメでしょ』
「わかってるよ。
僕は生徒達のこと信頼してる、
でも僕が居ない間に名前が訓練してると思うと心配でならないし、、
ほら今日も顔に傷できてるし。傷は反転術式でも治せないんだから」
顔にできた傷に悟が優しく触れる
今度は本当に悲しそうな青色が私を見つめる
「大事なきみに傷がつくなんて本当はすごく嫌なんだからね」
『ごめんね悟、ありがとう。大好き』
私の気持ちを考慮して訓練に参加させてくれた悟
『傷、できないようにもっと強くなるからね』
「うん、これ以上僕の大事なきみに傷なんかつけないでよ」
『頑張る』
「ねぇ抱き締めていい?」
『っ‼︎/////
き、聞かれると恥ずかしい・・・です。////』
ーーーーーーーーーーーギュゥ
「好きだよ、本当に。大事にするから」
『うん、私も・・・大好き』
「名前・・・名前は僕の傍にずっと居てよ
絶対どこにも行かないで」
『私の居場所はここしかないから・・・
どこにも行かないよ』
急に弱々しい言葉を悟が呟き
生まれて初めて男の人をかわいい、愛おしいと思った
私はあなたから離れることはないから
もう離れられないから
少しだけ苦手でとてもズルい、でも大好きなその青色を
絶対に悲しい青色にはさせないから