最 強 ✖︎ 最 強
名前
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私はちょこちょこ硝子さんの手伝いをさせてもらうようになった
反転術式のコツみたいなものをなんとく掴んできた
「名前、大丈夫か?最近がんばりすぎてない?」
『硝子さんっ大丈夫です‼︎
以前よりできることが増えて楽しくて』
「そうか、今日はもう休みな。助かったよありがとね」
『こちらこそありがとうございます‼︎
またお願いします、お疲れ様でした!』
「お疲れ様」
もっといろんな治療ができるようになりたい
もっともっと頑張ろう
「硝子〜」
「なんだ五条か
名前ならもういないぞ」
「それは残念。」
「それにしても名前はセンスいいよ。
あれなら宿儺ぐらいのこともできるかもな」
「マジ?それは嬉しい想定外だね」
「五条」
「ん?何?」
「生徒に手を出すならもう少し気を付けろよ」
「え?あぁ硝子居たの?」
「本気か?遊びならやめとけよ」
「硝子、僕は本気だよ」
「あっそ、ならいいけど。傷付ける様な事したら許さないからな」
「大丈夫、絶対に名前は僕が幸せにするよ」
呪術師にとって”幸せにする”なんて無縁な言葉かもしれない
無責任な言葉かもしれない
他の呪術師にとってはそうかもしれないけど
僕にはできる自信しかなかった
ーーーーーーーーーーーーーコンコン
『・・・はい』
部屋のドアを開けると悟が立っていた
「おっつ〜入るよ〜‼︎」
『ちょ、ちょっと』
部屋に入るなりベットにドテッと座る
私も少し離れて座った
『な・・・何か用・・・・?』
「出張帰りに会いにきた彼氏への一言目がそれ?」
『・・・・お疲れ様・・・?』
「僕は名前に会いたくて仕方なかったのに
名前は僕に会いたくなかったの?」
『わ、私は、えっと・・・・その・・・』
「ははは、もう少し時間がかかりそうね」
ーーーーーーーーーーポンポン
サングラス越しから少しだけ見えた悟の瞳が少しだけ寂しそうで
私もなんだか少し苦しくなった
『さ、悟ごめん、、、私はじめてだからよく分からなくて・・・』
「いいよ、わかってる。
素直で居てくれたらそれでいい」
『・・・急に優しくて気持ち悪い』
「酷っ」
『嘘、ありがとう悟・・・・・好き・・・です』
「名前、きみは本当に・・・・・」
ーーーーーーーーーギュゥ
「好きだよ名前」
彼女の”好き”の一言でこんなに浮かれるなんて
はじめて彼女ができて浮かれたガキか僕は
いつの間にかこんなに名前の存在が大きくなっていたなんて思わなかった
ゆっくり名前のペースで進んで行けたらいい
焦って傷つけたり怖がらせたりしたくない
僕・・・頑張れ。