最 強 ✖︎ 最 強
名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
鼻歌を歌いながらやけにご機嫌な担任
『さ、悟・・・‼︎もう歩けるからおろして‼︎////』
”恥ずかし過ぎてもう無理っ‼︎‼︎”
「いいからいいから」
『・・・・・・/////』
”なんにもよくない”
顔が熱くてきっとまだ私の顔は真っ赤だ
おまけになんだかドキドキが止まらない
なんなのこれ・・・苦しい死ぬのか私
悟に触れられると起こるこの症状は何?
そもそも好きって苦しいの?
嫌だから苦しいの?
「はい、着いた」
『え?硝子さんのとこ行くんじゃないの?』
着いたのはいつもの映画の部屋
「今の名前の病気は硝子にも治せないからね」
『へ・・・・?
いやそもそも私は病気じゃないし、げ、元気だけど・・・・』
「苦しそうだったけど?
ほら、まだこんなに顔が真っ赤だ」
頬に悟が優しく触れる
『ちょっ・・・・///////』
「どうしたの?もっと赤くなってきた」
そんな私を見て心底楽しそうにしている
『・・・もうなんなの、、、これ。
私、本当になんかの病気なの・・・・?』
「そうだね、きっと難病だよ」
『な、難病・・・・』
難病?硝子さんにも治せないって
私は健康だけが取り柄だったのに
やっと生きることが楽しいって思えたのに
こんなのあんまりだ
神様は私のことが嫌いなのだろうか
「でもそれ僕なら治せる、てか僕しか治せない」
『え?・・・ほ、ほんと?!』
「本当だよ。君の病はね
”恋の病”だからね」
『・・・・・・・は?』
一瞬でも真剣に悩んだ私がバカだった
『私のことバカにしてる?』
悟が目隠しを取り、ゆっくりと顔を近づけてくる
「クク、怒るなよ。
僕は大真面目だ」
後頭部に手を添えられて逃げる事ができない
また少し冷めてきた体温が一気に上がるのがわかる
鼓動がうるさい、苦しい
「ほら、またこんなに真っ赤になってるよ、
それにすごく苦しそうだ」
何故こんなに楽しそうなのか
こんなに嬉しそうにしてるんだこの男は
『・・・・そんなに私が苦しい思いしてるのが嬉しいの」
「え?そりゃ嬉しいよ。
だって・・・」
カッとなって引っ叩こうとしたけど
簡単に私の手首は悟に捕まった
「こら、最後までちゃんと聞きなよ、
君が苦しめば苦しむほどに君は僕を想ってる」
『・・・・・意味わかんない』
「んーーまだわかんないか
名前の体温がこんなに熱くなって顔真っ赤にして
苦しくなる時を思い出してみなよ」
言いながら私の頭を撫で、頬を指でなぞる
「ほーら、今みたいに僕に触れられてる時じゃない?」
『・・・・・っっ////////』
頭が上手く回らない中で、ふとさっきの野薔薇ちゃんの話を思い出す
好きって特別だから他の人とは違う
その人の事ばっか考えちゃったり目で追っちゃったり
ドキドキして苦しくなる
「名前?」
すぐそこにある青を見つめる
『・・・・私、悟の事好き、なの?』
「僕に聞かれても困るんだけどな〜」
『どうしよう・・・どうしたらいいの?』
「キス・・・しようか」
ーーーーーチュッ
『・・・・・んっ‼︎‼︎/////』
「いい加減気付けよ、僕だっていつまでも我慢できない」
『〜〜〜〜〜〜っ//////』
「僕だって名前の事好きなんだよ、特別なの」
涙目になりながら恥ずかしそうに下を向き
口をパクパクしている様が笑える
でも可愛くて仕方がない
「嫌だった?僕とキスするの」
『〜〜〜〜/////』
言葉が出てこないのか首を横に振る
ーーーーーーーーーポンポン
「僕の事ばっかり考えて苦しかったでしょ?」
『なっなんで・・・・//////』
「ククク
ほら認めなよ、僕の事が好きだって」
あぁもうきっとこれが”好き”って事なのだろう
『・・・・っ、、き。』
「ん?何聞こえないよ」
『だ、だから、、、す、、、き』
「何が?」
なんて意地悪な男だ
『だ、だから‼︎‼︎
さ、さと、、、るが好き・・・です・・・』
「やっとか。全く手のかかるお姫様だ」
ーーーーーーーぎゅっ
抱きしめながら後頭部を撫でられる
私、悟に撫でられるのが好きなのか
ドキドキして苦しくて
その感覚が慣れなくて嫌だったけど
これが恋なのか
まさか私の初恋がこの目隠しの怪しすぎる男だとは
思っても見なかった