はぐれ鬼はそれでも生きたい
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出雲 千代
純血の母と半鬼の父の間に生まれた、限りなく純血に近い貴重な女鬼だが、小さい頃に両親と別れているため自分ではわかっていない。
鬼の集落が襲撃された際に攫われてしまった。
始めこそ人間と違わぬ姿に戸惑われ手を出されていなかったが、幼かったために感情が昂ると角が出てしまい、鬼であると明確に認識されてしまった。
それからは、逃げないように纏足を施され、歩行が困難になる。(とはいえ並外れた身体能力を備えているため、腕の力で移動することは可能)
また、容易に逃げられないのを良いことに、鬼の研究のためと様々な実験が行われた。傷は塞がるものの、まともな食事を与えられることがほとんどなく、体の線は細い。
美しい顔をしているため外へ連れ出されることもあったが、その際には着物を重ね着させて細い体を誤魔化されている。
幼少期にそのような過酷な環境下に置かれていたため、感情が動くことはほとんどないが、笑みをたたえていないと後で容赦無い仕置きをされることもあり、笑みが顔に張り付いている。
※以下2人はほぼ出ませんが紹介です。
美津(みつ)
千代の世話役として仕えていた女人。
纏足で思うように移動できない千代に代わって、必要なものを用意したり体の手入れをしたりしていた。
外様大名の娘で、人質として幕府に送られたが、気の強い性格だったためによく思われていなかった。
左近
千代の運搬係だった。力が強いことだけが取り柄。
千代のことを哀れに思っており、時折内緒で綺麗な景色を見れるところに連れて行ってあげたりしていた。
心根は優しいものの、幕府に逆らうことはやはりできず、酷い仕打ちを受けている千代を見ていつも罪悪感を覚えていた。
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