第八章 桜花の郷
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桜花の郷を後にして、一行は再び旅路に着いていた。
どうやら、これから殺生丸の知り合いの元へ向かうらしい。
---------きっとまた、想像もつかないような妖怪なんだろうなぁ。
桜は静かに苦笑した。
「でも、桜花の郷って本当に綺麗な所だったねぇ」
りんが目を輝かせながら、夢心地で話す。
夢の国みたいだったよね、と桜も頷く。
邪見が呑気じゃのう、と肩をすくめた。
桜は胸元の勾玉を手に取る。
綺麗な薄桃色。
突飛な事にはいつも驚かされてばかりだ。
でも、と桜は前を向いた。
いつも通り前を歩く殺生丸、笑顔のりんとバタバタしている邪見を見ると、どうにかなるのではないかと思えてくる。
-------この勾玉があれば、当分はきっと大丈夫のはず…
だから前に進んでいくだけ!
今までの闇桜に対する不安や謎が幾分晴れたせいか、心が軽い。
「桜ちゃん、なんかご機嫌みたい!」
りんが桜の顔を覗き込む。
「うんっ!とっても!」
桜はぎゅーっとりんに抱きついた。
どこからか風がふわりと一行を包んだ。
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