第五章 拉致
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--------体が…動かない……
意識が混濁し、視界がはっきりとしない。
体は重く、鉛のようだ。
「気付いたか」
低い、男の人の声が聞こえる。
声をする方を目で追うと、髪が長く、着物に身をやつした男と、その隣におかっぱの髪も服装も白い童女がぼんやりと見えた。
「結界で守られているといえど、この奈落の瘴気の中では身動き出来ぬか」
---------奈落…?こいつが………?
奈落が近寄り、くいと桜の顎を持ち上げる。
「クク…見物だな…」
奈落は桜の額に何かを押し付け、去っていった。
「う…」
気分が悪く、頭が割れる程痛い。
桜は再び暗闇の中に身を委ねた。
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