第三章 闇
夢小説設定
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殺生丸の刀になろうと決意した夜が明けた。
「────ちゃん………ちゃん!」
桜はよく聞き取れない声と、体を揺すられたことで目を覚ました。
「桜ちゃん、起きた?!」
眠い目をこすりながら横をみると、ちょんと髪の毛の一束を結った小さな女の子。
徐々に頭がはっきりして、昨日のことを思い出す。
----------私、戦国時代に来ちゃったんだっけ。
とりあえず、こちらを伺うりんに
「おはよう、りんちゃん」
と微笑みかける。
りんもパアッと笑顔になり、おはよう!と返した。
すると、りんの背後から声が聞こえてくる。
「こりゃ、いつまで寝ておるんじゃ、桜!」
りん越しに見ると、火を起こしている邪見が見えた。
「殺生丸さまはご多忙なのに…お前らのせいで旅は進まないわ……」
ぶつぶつ言っているが、独り言だと慣れた様子のりんに促されてスルーした。
---------なんか新鮮だなぁ…
桜は昨日と同じく晴れ空を見上げるのだった。
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