学生限定アイドルガール
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24・ドラマ撮影
「それでは、本日からよろしくお願いしますね!」
「立花名前です!よろしくお願いします!」
「皇天馬。よろしく。」
「ちょ、敬語は!?」
「必要ないだろ。初めて会うやついないからな。」
そういうものなんですか…なるほどです。
「衣装、メイク後すぐ撮影に移ります!」
「分かりました!」
____
流石に同じところで着替えメイクはしないか。
まあ、良かった。
「RYANにもメイクの方いらっしゃるんですか?」
「はい!中学2年生なんですけど、本当に上手くて…。女として負けてるんですよね。」
「ええ!中学生なんですか!?しかも、女としてってことは男性!?」
「そうなんですよ…。夜更かしとかスキンケアサボると、一週間パックの刑になるので頑張ってるんです。」
「だからメイクのノリもいいんですね!優秀なメイクさんで良かったですね!」
「ですね!」
そんな会話をしながらヘアメイクが出来上がると、再び現場入りする。
「おお、メガネ天馬だ。」
制服を着て、伊達メガネをかけている。
「なんだその感想は。名前はいつもよりは賢く見えるな。」
「私いつも頭悪そうに見えてるってこと!?失礼な!」
「それでは指示に従って配置についてください!」
____
「次、あの保健室のシーンだが。万里さんと克服できたのか?」
「うわぁー!やめて、思い出すじゃん!」
「なんで顔赤くしてんだよ!万里さん、いったいなにしたんだ…。」
保健室のシーンは、頬から耳にかけて撫でてキスをされるシーンだ。
耳が弱いのを克服するために万里に手伝ってもらったはずが、さらに弱くなったっていう残念な結果に_____。
「…ン”ッ!」
「おい。」
「ご、ごめん!やっぱり無理だって!」
「大丈夫大丈夫!もっかい行ってみよう名前ちゃん!」
早く終われこの時よ……。
「…ン”っ!」
「おいっ!」
「誠に大変申し訳ございません。」
「うーん、もう少し頑張ってみて!」
「…はい。すみません。」
「……。」
はぁ…やっぱり無理だよ……。
もう一度目を瞑り、シーンをやり直す。
いつ手が耳に触れるのか分かればちょっとは違うと思うんだけど。
私寝てる設定なんだよね…。
…よし!来い!天馬!
手が頬に触れる。
耳、来るぞ。来るぞ!
「……。」
「____!」
耳に触れてまた声が出てしまうかと思った瞬間、口がふさがった。
少し目を開くと、天馬と目が合う。
少し経ってようやく気付いたけど、これ、キスだ。
「おっけー!名前ちゃん頑張ったね!」
「っ天馬、今!」
「お前のせいで撮影が遅れたら、俺のスケジュールが狂うだろ。」
「あ、はい。ごめんなさい。」
すぐに顔を背けた天馬の耳が少し赤い気がした。
_____
天馬_side
「やってしまった…。」
名前への想いは吹っ切れているが、撮影のためとはいえキスはやっぱまずかったか?
絶対万里さんが知ったら、長時間ショッピングに付き合わされるな…。
俺のものじゃなく、万里さん自分のものだけのためのショッピングに……。
「天馬くん!次のシーンの______」
「分かってるッ!」
「あ、はい。」
___撮影後
名前_side
「え!これ食べていいんですか!これも!」
「もちろんです!お好きなようにいただいてください!」
撮影後に大量のお菓子をいただて、両手いっぱいだ。
「お前、本当にそんなに食べるのかよ。俺がいない間も食べてただろ…。」
「もちろん食べるよ!あ、撮影に影響を及ぼさない程度にね!太っちゃったらイメージ崩れちゃうから。」
「はぁ…。」
私が控室でお菓子を食べている内に、天馬も今日の予定が終わったようで、一緒に帰ることに。
「あら、RYANの名前さん。」
「ん?__あ!」
声をかけてきたのは、前ライブ後に陰口を言っていて私を突き飛ばしたアイドルの方だ。
「なんで中途半端なアイドルのくせにこんなところにいるの?」
まだ公表されていないドラマの撮影だなんて言えない……。
「……あなたには関係ないでしょう。」
「なんだよ、アンタ。」
「皇天馬!?なんでこんなのと一緒にいるの!」
こんなのって言われた…。
「コイツの言う通り、アンタには関係ない。」
「…ふん。」
彼女はコツコツとヒールの音を響かせ、階段を下りて行った。
「知り合いか?」
「前に同じステージでライブをした人。名前は分からないんだけど…。」
「ふーん。」
___談話室(寮)
「どんだけ菓子持って帰ってきてんだよ?」
「いいじゃない、減るもんじゃないし。」
「菓子は減るわ!」
なんで私、万里と漫才みたいな会話しなきゃいけないの…。
「ちょ、ちょっ!テンテンッ!ばななーッ!ネットのニュース見て!」
「え?ニュース?」
「なんでだよ?」
一成さんの言う通りスマホでニュースを見てみる。
【俳優 皇天馬とRYANリーダー 立花名前熱愛か!】
【寄り添って歩く二人をとらえた写真!】
え、なにこれ?
熱愛。
「万里、熱愛ってなに?」
「愛し合ってるとかそーゆー感じ。なに、お前ら熱愛報道されてんの?」
「私が愛してるのは万里だけなんだけど。」
「知ってる。じゃなくて、それってやべぇんじゃね。」
「やばいな。」
やばいんだ、どうしよう!
「どうやってこれ消すの?」
「いや消せねぇだろ。」
「めっちゃ拡散されちゃってんじゃん!テンテンもばななーもやばいって!」
「こういう時ってどうすればいいの天馬。」
「…まあ、どうにかなるだろ。」
え、なんで天馬こんなに冷静なの…?
「これが初めてじゃないからな。」
「経験者なんだ。じゃあ、大丈夫か。」
・・・いや、やばいかも。
あのストーカーの人が知ったら天馬が。
「万里!どうしよう!ころされる!」
「「え」」
「落ち着けって。何とかして誤解を解くしかねぇだろ。」
「ま、待て。ころされるってどういうことだ?」
慌てて話せる状態じゃない私の代わりに万里がみんなに説明する。
「はあ!?ストーカーとか、今初めて聞いたぞ!」
「だって今初めて言ったし!」
「…こうなったら。」
「え、なにか策があるの!?」
天馬はスマホを取り出してどこかに電話をかけ始めた。
「…万里。」
「そんな顔すんなって。天馬に任せとけばなんとかなんだろ。」
万里、なんでそんなに天馬を信頼してるんだろう?
なんとかなるものなの…?
___
「天馬…?」
「大丈夫だ。来月予定だったドラマの公表を早めてもらうことになったから、撮影のためだったって話になるはずだからな。」
え、天馬すごい!
そんなことできるの!?
「よ、良かった!!!」
「うお!抱きつくな!ストーカーじゃなくて、万里さんにコロされんだろ!」
「あ、そっか。じゃあ、万里にするよ。」
「へーへー。」
天馬から離れてソファーに座る万里の隣に座って、抱きついた。
時々意地悪なんだけど、時々面倒見がいいときある。
「万里って、私に甘いよね。」
「ガキだからな、名前。」
「万里は、ヤンキーじゃん。」
「リア充コンビさっさと爆発しろ。」
「ガチャでドブったからって、八つ当たりするのやめてください至さん。」
「それでは、本日からよろしくお願いしますね!」
「立花名前です!よろしくお願いします!」
「皇天馬。よろしく。」
「ちょ、敬語は!?」
「必要ないだろ。初めて会うやついないからな。」
そういうものなんですか…なるほどです。
「衣装、メイク後すぐ撮影に移ります!」
「分かりました!」
____
流石に同じところで着替えメイクはしないか。
まあ、良かった。
「RYANにもメイクの方いらっしゃるんですか?」
「はい!中学2年生なんですけど、本当に上手くて…。女として負けてるんですよね。」
「ええ!中学生なんですか!?しかも、女としてってことは男性!?」
「そうなんですよ…。夜更かしとかスキンケアサボると、一週間パックの刑になるので頑張ってるんです。」
「だからメイクのノリもいいんですね!優秀なメイクさんで良かったですね!」
「ですね!」
そんな会話をしながらヘアメイクが出来上がると、再び現場入りする。
「おお、メガネ天馬だ。」
制服を着て、伊達メガネをかけている。
「なんだその感想は。名前はいつもよりは賢く見えるな。」
「私いつも頭悪そうに見えてるってこと!?失礼な!」
「それでは指示に従って配置についてください!」
____
「次、あの保健室のシーンだが。万里さんと克服できたのか?」
「うわぁー!やめて、思い出すじゃん!」
「なんで顔赤くしてんだよ!万里さん、いったいなにしたんだ…。」
保健室のシーンは、頬から耳にかけて撫でてキスをされるシーンだ。
耳が弱いのを克服するために万里に手伝ってもらったはずが、さらに弱くなったっていう残念な結果に_____。
「…ン”ッ!」
「おい。」
「ご、ごめん!やっぱり無理だって!」
「大丈夫大丈夫!もっかい行ってみよう名前ちゃん!」
早く終われこの時よ……。
「…ン”っ!」
「おいっ!」
「誠に大変申し訳ございません。」
「うーん、もう少し頑張ってみて!」
「…はい。すみません。」
「……。」
はぁ…やっぱり無理だよ……。
もう一度目を瞑り、シーンをやり直す。
いつ手が耳に触れるのか分かればちょっとは違うと思うんだけど。
私寝てる設定なんだよね…。
…よし!来い!天馬!
手が頬に触れる。
耳、来るぞ。来るぞ!
「……。」
「____!」
耳に触れてまた声が出てしまうかと思った瞬間、口がふさがった。
少し目を開くと、天馬と目が合う。
少し経ってようやく気付いたけど、これ、キスだ。
「おっけー!名前ちゃん頑張ったね!」
「っ天馬、今!」
「お前のせいで撮影が遅れたら、俺のスケジュールが狂うだろ。」
「あ、はい。ごめんなさい。」
すぐに顔を背けた天馬の耳が少し赤い気がした。
_____
天馬_side
「やってしまった…。」
名前への想いは吹っ切れているが、撮影のためとはいえキスはやっぱまずかったか?
絶対万里さんが知ったら、長時間ショッピングに付き合わされるな…。
俺のものじゃなく、万里さん自分のものだけのためのショッピングに……。
「天馬くん!次のシーンの______」
「分かってるッ!」
「あ、はい。」
___撮影後
名前_side
「え!これ食べていいんですか!これも!」
「もちろんです!お好きなようにいただいてください!」
撮影後に大量のお菓子をいただて、両手いっぱいだ。
「お前、本当にそんなに食べるのかよ。俺がいない間も食べてただろ…。」
「もちろん食べるよ!あ、撮影に影響を及ぼさない程度にね!太っちゃったらイメージ崩れちゃうから。」
「はぁ…。」
私が控室でお菓子を食べている内に、天馬も今日の予定が終わったようで、一緒に帰ることに。
「あら、RYANの名前さん。」
「ん?__あ!」
声をかけてきたのは、前ライブ後に陰口を言っていて私を突き飛ばしたアイドルの方だ。
「なんで中途半端なアイドルのくせにこんなところにいるの?」
まだ公表されていないドラマの撮影だなんて言えない……。
「……あなたには関係ないでしょう。」
「なんだよ、アンタ。」
「皇天馬!?なんでこんなのと一緒にいるの!」
こんなのって言われた…。
「コイツの言う通り、アンタには関係ない。」
「…ふん。」
彼女はコツコツとヒールの音を響かせ、階段を下りて行った。
「知り合いか?」
「前に同じステージでライブをした人。名前は分からないんだけど…。」
「ふーん。」
___談話室(寮)
「どんだけ菓子持って帰ってきてんだよ?」
「いいじゃない、減るもんじゃないし。」
「菓子は減るわ!」
なんで私、万里と漫才みたいな会話しなきゃいけないの…。
「ちょ、ちょっ!テンテンッ!ばななーッ!ネットのニュース見て!」
「え?ニュース?」
「なんでだよ?」
一成さんの言う通りスマホでニュースを見てみる。
【俳優 皇天馬とRYANリーダー 立花名前熱愛か!】
【寄り添って歩く二人をとらえた写真!】
え、なにこれ?
熱愛。
「万里、熱愛ってなに?」
「愛し合ってるとかそーゆー感じ。なに、お前ら熱愛報道されてんの?」
「私が愛してるのは万里だけなんだけど。」
「知ってる。じゃなくて、それってやべぇんじゃね。」
「やばいな。」
やばいんだ、どうしよう!
「どうやってこれ消すの?」
「いや消せねぇだろ。」
「めっちゃ拡散されちゃってんじゃん!テンテンもばななーもやばいって!」
「こういう時ってどうすればいいの天馬。」
「…まあ、どうにかなるだろ。」
え、なんで天馬こんなに冷静なの…?
「これが初めてじゃないからな。」
「経験者なんだ。じゃあ、大丈夫か。」
・・・いや、やばいかも。
あのストーカーの人が知ったら天馬が。
「万里!どうしよう!ころされる!」
「「え」」
「落ち着けって。何とかして誤解を解くしかねぇだろ。」
「ま、待て。ころされるってどういうことだ?」
慌てて話せる状態じゃない私の代わりに万里がみんなに説明する。
「はあ!?ストーカーとか、今初めて聞いたぞ!」
「だって今初めて言ったし!」
「…こうなったら。」
「え、なにか策があるの!?」
天馬はスマホを取り出してどこかに電話をかけ始めた。
「…万里。」
「そんな顔すんなって。天馬に任せとけばなんとかなんだろ。」
万里、なんでそんなに天馬を信頼してるんだろう?
なんとかなるものなの…?
___
「天馬…?」
「大丈夫だ。来月予定だったドラマの公表を早めてもらうことになったから、撮影のためだったって話になるはずだからな。」
え、天馬すごい!
そんなことできるの!?
「よ、良かった!!!」
「うお!抱きつくな!ストーカーじゃなくて、万里さんにコロされんだろ!」
「あ、そっか。じゃあ、万里にするよ。」
「へーへー。」
天馬から離れてソファーに座る万里の隣に座って、抱きついた。
時々意地悪なんだけど、時々面倒見がいいときある。
「万里って、私に甘いよね。」
「ガキだからな、名前。」
「万里は、ヤンキーじゃん。」
「リア充コンビさっさと爆発しろ。」
「ガチャでドブったからって、八つ当たりするのやめてください至さん。」