学生限定アイドルガール
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22・手紙の主
ついに私たちの番になった。
「よし、一人以外、健康状態も問題もなし!」
万里はペットショップの店員だ。
「「…。」」
幸くんは、猫。綴くんは、ウサギ。私は…ゾンビ。
「ん?なんだお前たち、緊張してるのか?大丈夫、今日お前たちを譲り受けてくれるのは本当にいい人たちだ。仲良くなれる、私が保証するよ。」
「ヴガァァ!」
「…お前も、今度こそ譲り受けてもらえると良いな。」
「ヴグゥ…。」
「いや無理でしょ!ゾンビだしw」
「ゾンビとかいらなっ!w」
「可愛くねぇ!ww」
なんかゾンビってかわいそうなんだな……。
ゾンビになって初めて気づいたよ。
「先生が言うなら、信じられるけど……でもやっぱり緊張はするよ~。」
「新しいご主人様は、どんな人だろにゃ…ドキドキするにゃ。」
「ほら、来たぞ。」
「わあ、本当に可愛い猫さんとウサギさんだ。僕らはどちらを譲ってもらおうか、迷うね、兄さん。」
「お前が好きに選べばいい。ゾンビは選ぶんじゃない。」
「ゾンビカウントされてないw」
「今回も決まらないんじゃw」
「ゾンビおもしろーい!」
なんで参加してるんだっけ・・・・・・。
兄役が、至さん。弟役が、密さん。
「いいこいいこ、よしよし。ウサギさん、キミはお琴の音は好きかな?私と一緒に日本庭園や水墨画を眺めたり、俳句を詠んだりしないかい?」
こちらのお客が、東さん。
この設定でストリートACTを行った。
___
「やっぱりゾンビ残ったね!」
「俺も譲り受けたくないw」
「ゾンビ完成度高。」
無事、勝利はできた___。
「っぷ、ははは!!ゾンビウケて良かったな!」
「褒めるのか笑うのかどっちかにしてよ…。」
次のチェックポイントは山の上。
私達は移動を始める。
「あれ、万里たちなにしてるの?」
「いまいいところなの。」
「終わったらすぐ行くって。」
万里と、至さんは相変わらずゲームをしている…。
「名前、先行っててもいいよ!私たちもすぐに追うから!」
「そうするよ。」
衣装、地味に重たいんだよね…。
「お菓子魔人、そのスーツの生地触らせて。」
「お菓子魔人・・・。どうぞ。」
私のあだ名って、お菓子魔人で定着しちゃってるんだ…。
幸くんは、いたる方向から生地を見て触る。
「アイツ、時代遅れのくせに、衣装だけはすごいんだよね。」
「幸くんだってすごいよ。中学生でそのレベルなんていないと思う。将来は、ファッションデザイナーとか狙えそうだね。」
すると、幸くんは何か言いたげな表情で黙ってしまった。
「…?幸く___」
「やっと追いついた。」
ようやく至さんたちが合流した。
「…ほんと遅いんだけど。どんだけだらだら歩いてんのさ。」
幸くん、大丈夫かな。
中3だし、将来のこと迷ってるとか…?
___
二階戦目も勝利し、少し休憩してから出発することになったのだが…。
至さんが休憩中にいなくなり、東さんだけが残って、残りの5人で下山することになった。
「はぁ…ゾンビのマスク息苦しい…。」
「だろーな。」
私と、万里、幸くんで先に進む事に。
「そういえば、幸くん。」
「なに?」
「さっき、将来のこと聞いたとき、黙っちゃったから、どうしたのかなって…。」
「幸の将来?さっき東さんが言ってた通り、有名デザイナー目指すんじゃねぇの?」
すると、また黙って顔を曇らせてしまう。
__?
「…うちはエスカレーター式だから。服飾の勉強とかできないし。……衣装のことは、もっとちゃんと、勉強したかった。」
あ、聖フローラって高校もあるんだっけ…。
お金持ちの家の子供が通う学校って聞いたことある。
「独学だと限界あるし…本当は留学とかもしたかったんだよね。ま、うちの学校は普通科だし、デザイン系の留学制度もないんだけどさ。でも、本当に諦めてよかったのかわからない…。」
やりたいことがあるのにできないって辛いだろうな。
私は、今まで特に何も考えずに自由気ままだったから……。
「幸、進路のこととか色々ちゃんと考えてんだな。……けど、無理に今決める必要なんてないんじゃね?たかだか中学生が考えすぎなんだよ。腐るほど時間あんだし、焦る必要ねーよ。」
「うん、恥ずかしいけど、私もまだ決まってないし。今日明日決めないといけないことじゃないんだから。」
「___でも。」
_____!?
突然誰かにつかまれ、木々が生い茂るなかに引きずり込まれる。
「な、なに___」
マスクを脱いで手の主を確認しようと後ろを向いたとき、後頭部で鈍い音がした_____
万里_side
幸、将来のことゆっくり考えられそうだな。
おかげで、俺も考えさせられたし。
そういえば、名前は進学すんのか?
_____。
「あれ?」
「なに。」
「なんか、いなくね?」
「…お菓子魔人いないじゃん。さっきストリートACTしてる時違和感あったんだよね。」
は!?
名前どこでいなくなったんだ!?
「俺もっかい登って探してくるわ!」
「俺も行く!」
_____
「…っ。」
目を覚ますと、一番に後頭部の痛みを感じた。
あれ、なにしてたんだっけ…?
なんで眠って……。
「…ナイト、ウォーク___!」
ようやく思い出し、ガバッと起き上がる。
「ぃ…。確か、誰かに腕を引かれて…そのあとに頭を……。」
いつの間にか手袋がなくなった手に、何かが握られているのを見つける。
__紙?
カタカナで、四行書かれてる…。
【カイサン スレバ オレ ノ モノ。】
(解散 すれば 俺 の もの。)
【シナイ ナラ ウミ 二 トビコメ。】
(しない なら 海 に 飛び込め。)
【ファン ハ オレ ダケ。】
(ファン は 俺 だけ。)
【デナイト マワリ ガ アブナイメ。】
(でないと 周り が 危ない目。)
「なにこれ?」
なんか、前に太一くんがGOD座にやらされてた時みたいな手紙…。
”俺のもの”って、なんだろう?
解散しなければ、海に飛び込め…?
ふと、袖に隠れる私の腕に何か黒い物が見えた。
「えぇ……。」
まくってみると…黒いペンだろうか?
黒い文字でたくさん【オレのモノ】と書かれている。
両腕だけのようだ。
「もしかして、これ今まで手紙くれた人じゃ…?」
私はようやく自分の置かれている状況を理解できたような気がする。
そう思うと怖くなってきた。
脱げたマスクや手袋を持って_____
「びゃあああああ!!ゾゾゾゾンビぃい!!!」
初めて対面したゾンビマスクを見て腰を抜かした。
ひ、ひどい…。
なんでこんなリアルなゾンビにしたの、やよいちゃん。
(「____名前!」)
あれ、万里の声だ。
「万里ーっ!」
探しにきてくれたんだ。
申し訳ない…。
「ネオヤンキー、こっち!」
「あ、幸くん!」
「なに顔に書いて____?」
「名前!やっと見つけた。…?」
2人して私の顔を凝視する。
「え、なに。なに書いてあるの?」
「「”オレのモノ”」」
「え……。私モノなんかじゃ___」
「その紙なに?」
幸くんに聞かれ、立ち上がって渡す。
「…なにこの、気持ち悪い手紙。」
「お前いつ いなくなったっ!」
いつ・・・…。
「幸くんに最後に何か言ってから、すぐくらい…かな。」
「なんかされてねぇかっ!」
「お、落ち着いて、万里…。」
後頭部を殴られたこと、両腕の文字のこと、手袋が脱げてて手紙を持っていたこと。を話した。
「で、でも、大丈夫だよ!ほかには何もされてないと思うし。私も注意して歩いてなかったのもあって、スーパーの時も___」
「__無事でよかった。」
万里に強く抱きしめられる。
「…万里。」
抱きしめる万里の腕は震えていた。
「とりあえずお菓子魔人はネオヤンキーと先寮帰ってて。ほかの奴には俺が言っとくから。」
「え、でも___」
「いーから。」
「…わかった。ありがとう幸くん。」
ついに私たちの番になった。
「よし、一人以外、健康状態も問題もなし!」
万里はペットショップの店員だ。
「「…。」」
幸くんは、猫。綴くんは、ウサギ。私は…ゾンビ。
「ん?なんだお前たち、緊張してるのか?大丈夫、今日お前たちを譲り受けてくれるのは本当にいい人たちだ。仲良くなれる、私が保証するよ。」
「ヴガァァ!」
「…お前も、今度こそ譲り受けてもらえると良いな。」
「ヴグゥ…。」
「いや無理でしょ!ゾンビだしw」
「ゾンビとかいらなっ!w」
「可愛くねぇ!ww」
なんかゾンビってかわいそうなんだな……。
ゾンビになって初めて気づいたよ。
「先生が言うなら、信じられるけど……でもやっぱり緊張はするよ~。」
「新しいご主人様は、どんな人だろにゃ…ドキドキするにゃ。」
「ほら、来たぞ。」
「わあ、本当に可愛い猫さんとウサギさんだ。僕らはどちらを譲ってもらおうか、迷うね、兄さん。」
「お前が好きに選べばいい。ゾンビは選ぶんじゃない。」
「ゾンビカウントされてないw」
「今回も決まらないんじゃw」
「ゾンビおもしろーい!」
なんで参加してるんだっけ・・・・・・。
兄役が、至さん。弟役が、密さん。
「いいこいいこ、よしよし。ウサギさん、キミはお琴の音は好きかな?私と一緒に日本庭園や水墨画を眺めたり、俳句を詠んだりしないかい?」
こちらのお客が、東さん。
この設定でストリートACTを行った。
___
「やっぱりゾンビ残ったね!」
「俺も譲り受けたくないw」
「ゾンビ完成度高。」
無事、勝利はできた___。
「っぷ、ははは!!ゾンビウケて良かったな!」
「褒めるのか笑うのかどっちかにしてよ…。」
次のチェックポイントは山の上。
私達は移動を始める。
「あれ、万里たちなにしてるの?」
「いまいいところなの。」
「終わったらすぐ行くって。」
万里と、至さんは相変わらずゲームをしている…。
「名前、先行っててもいいよ!私たちもすぐに追うから!」
「そうするよ。」
衣装、地味に重たいんだよね…。
「お菓子魔人、そのスーツの生地触らせて。」
「お菓子魔人・・・。どうぞ。」
私のあだ名って、お菓子魔人で定着しちゃってるんだ…。
幸くんは、いたる方向から生地を見て触る。
「アイツ、時代遅れのくせに、衣装だけはすごいんだよね。」
「幸くんだってすごいよ。中学生でそのレベルなんていないと思う。将来は、ファッションデザイナーとか狙えそうだね。」
すると、幸くんは何か言いたげな表情で黙ってしまった。
「…?幸く___」
「やっと追いついた。」
ようやく至さんたちが合流した。
「…ほんと遅いんだけど。どんだけだらだら歩いてんのさ。」
幸くん、大丈夫かな。
中3だし、将来のこと迷ってるとか…?
___
二階戦目も勝利し、少し休憩してから出発することになったのだが…。
至さんが休憩中にいなくなり、東さんだけが残って、残りの5人で下山することになった。
「はぁ…ゾンビのマスク息苦しい…。」
「だろーな。」
私と、万里、幸くんで先に進む事に。
「そういえば、幸くん。」
「なに?」
「さっき、将来のこと聞いたとき、黙っちゃったから、どうしたのかなって…。」
「幸の将来?さっき東さんが言ってた通り、有名デザイナー目指すんじゃねぇの?」
すると、また黙って顔を曇らせてしまう。
__?
「…うちはエスカレーター式だから。服飾の勉強とかできないし。……衣装のことは、もっとちゃんと、勉強したかった。」
あ、聖フローラって高校もあるんだっけ…。
お金持ちの家の子供が通う学校って聞いたことある。
「独学だと限界あるし…本当は留学とかもしたかったんだよね。ま、うちの学校は普通科だし、デザイン系の留学制度もないんだけどさ。でも、本当に諦めてよかったのかわからない…。」
やりたいことがあるのにできないって辛いだろうな。
私は、今まで特に何も考えずに自由気ままだったから……。
「幸、進路のこととか色々ちゃんと考えてんだな。……けど、無理に今決める必要なんてないんじゃね?たかだか中学生が考えすぎなんだよ。腐るほど時間あんだし、焦る必要ねーよ。」
「うん、恥ずかしいけど、私もまだ決まってないし。今日明日決めないといけないことじゃないんだから。」
「___でも。」
_____!?
突然誰かにつかまれ、木々が生い茂るなかに引きずり込まれる。
「な、なに___」
マスクを脱いで手の主を確認しようと後ろを向いたとき、後頭部で鈍い音がした_____
万里_side
幸、将来のことゆっくり考えられそうだな。
おかげで、俺も考えさせられたし。
そういえば、名前は進学すんのか?
_____。
「あれ?」
「なに。」
「なんか、いなくね?」
「…お菓子魔人いないじゃん。さっきストリートACTしてる時違和感あったんだよね。」
は!?
名前どこでいなくなったんだ!?
「俺もっかい登って探してくるわ!」
「俺も行く!」
_____
「…っ。」
目を覚ますと、一番に後頭部の痛みを感じた。
あれ、なにしてたんだっけ…?
なんで眠って……。
「…ナイト、ウォーク___!」
ようやく思い出し、ガバッと起き上がる。
「ぃ…。確か、誰かに腕を引かれて…そのあとに頭を……。」
いつの間にか手袋がなくなった手に、何かが握られているのを見つける。
__紙?
カタカナで、四行書かれてる…。
【カイサン スレバ オレ ノ モノ。】
(解散 すれば 俺 の もの。)
【シナイ ナラ ウミ 二 トビコメ。】
(しない なら 海 に 飛び込め。)
【ファン ハ オレ ダケ。】
(ファン は 俺 だけ。)
【デナイト マワリ ガ アブナイメ。】
(でないと 周り が 危ない目。)
「なにこれ?」
なんか、前に太一くんがGOD座にやらされてた時みたいな手紙…。
”俺のもの”って、なんだろう?
解散しなければ、海に飛び込め…?
ふと、袖に隠れる私の腕に何か黒い物が見えた。
「えぇ……。」
まくってみると…黒いペンだろうか?
黒い文字でたくさん【オレのモノ】と書かれている。
両腕だけのようだ。
「もしかして、これ今まで手紙くれた人じゃ…?」
私はようやく自分の置かれている状況を理解できたような気がする。
そう思うと怖くなってきた。
脱げたマスクや手袋を持って_____
「びゃあああああ!!ゾゾゾゾンビぃい!!!」
初めて対面したゾンビマスクを見て腰を抜かした。
ひ、ひどい…。
なんでこんなリアルなゾンビにしたの、やよいちゃん。
(「____名前!」)
あれ、万里の声だ。
「万里ーっ!」
探しにきてくれたんだ。
申し訳ない…。
「ネオヤンキー、こっち!」
「あ、幸くん!」
「なに顔に書いて____?」
「名前!やっと見つけた。…?」
2人して私の顔を凝視する。
「え、なに。なに書いてあるの?」
「「”オレのモノ”」」
「え……。私モノなんかじゃ___」
「その紙なに?」
幸くんに聞かれ、立ち上がって渡す。
「…なにこの、気持ち悪い手紙。」
「お前いつ いなくなったっ!」
いつ・・・…。
「幸くんに最後に何か言ってから、すぐくらい…かな。」
「なんかされてねぇかっ!」
「お、落ち着いて、万里…。」
後頭部を殴られたこと、両腕の文字のこと、手袋が脱げてて手紙を持っていたこと。を話した。
「で、でも、大丈夫だよ!ほかには何もされてないと思うし。私も注意して歩いてなかったのもあって、スーパーの時も___」
「__無事でよかった。」
万里に強く抱きしめられる。
「…万里。」
抱きしめる万里の腕は震えていた。
「とりあえずお菓子魔人はネオヤンキーと先寮帰ってて。ほかの奴には俺が言っとくから。」
「え、でも___」
「いーから。」
「…わかった。ありがとう幸くん。」