学生限定アイドルガール
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
16・待ちに待った海2
人のいない階段のあたりに座らせられる。
「なんで、すぐどっか行くんだよ!」
「ご、ごめん。つい…。」
万里のパーカーを羽織って、俯く。
「こっち見ろって。」
徐々に万里の顔を見ると__
うわあ…怒ってる。
「…怒ってる?」
「怒ってる。」
分かってたけど、沈黙がつらくて聞いてみた…。
「うろちょろしてごめんなさい。」
「あと、パーカー必須。」
「…なんで?オーストラリアの時も…。」
「…はっきり言うけど、名前はスタイルがいーから、ほかの奴らに見られたくねぇの。」
「でも、私のことなんか見てる人なんて____」
「名前が気づいてねぇだけで、みんな見てっからな。分かったら、パーカー着てろよ。」
えぇ……嘘だ…そんなことないのに……。
「返事は?」
「…はい。」
万里のパーカーを首元まで閉める。
「ふふっ。」
「…怒ったばっかだっつーのに、なに笑ってんだよ。」
「万里の香りがする。いい香り。」
「……そーかよ。ホラ、かき氷食いてぇんだろ。」
差し伸べる万里の手を取る。
「__うん!」
_____
「あ、帰ってきたのだ。」
2人は、砂のお城を作っていた。
私はもう勝手にどこかに行かないように、万里の腕にくっついている。
「…ヤンキーが彼氏だと、彼女の雰囲気も性格も似ていきそうで怖いのだ。」
「どーゆー意味だよ…。」
でも、確かに……。
私からキスなんかできなかったのに、できるようになっちゃってる。
「名前は、図星の顔ね。」
「え!そ、そんなことないって!」
__OMI'S HOUSE
「お、名前たちも来てくれたのか。いらっしゃい。」
「お客さんとして来てよかったのでしょうか…。私たちも何かお手伝いしますか?」
「ありがとう。でも、人手は今のところ足りてるから気にせずゆっくりしていってくれ。」
「…ママ。」
臣くんたちの海の家、結構お客さん来てるなぁ。
みんな暑いのに頑張って働いてる。
「あ、十座くんかき氷担当なんだ。じゃあ、かき氷のイチゴ食べようかな。」
「アイツの作るモンとか食うなって。」
「あ、シトロンさん!練乳イチゴかき氷ひとつお願いします!」
「わかったヨ!」
「…聞けよ。」
あ、このカレーってお姉ちゃんのカレーなんだ!
流石、海にまでカレーを__!
「やよいちゃん達は何食べるの?」
「「カレー。」」
「なんで海にまで来てカレー食うんだよ……。」
「万里も食べる?お姉ちゃんのカレー美味しいよ!」
「うまいのは知ってっけど、夕飯カレーになること考えっと焼きそばにするわ。」
そこまで考えてたんだ…。
何回食べてもおいしいと思うんだけどな。
「じゃあ一口もらお。」
「ぜってぇー言うと思った。」
____
「名前!十座くんシロップかけすぎちゃって…。良かったら食べて!」
「え!このくらい普通なのに!」
「まあ、かけすぎではあるが、そこまででもないのだ!」
「さすが甘味仲間」
十座くん、ビーチバレーの時もそうだったけど、なんかぼーっとしてる気がする。
何かあったのかな…。
___顎を掴まれて視界が、キッチンにいる十座くんから万里の納得いかなそうな顔になった。
「なんでアイツばっか見てんだよ。」
「いや…なんとなく……?」
「んだよそれ…。」
「やきもち。」
「なのだ。」
「外野うるせぇ……。」
___夕方
十座くんと椋くんが海についてからあまり話していなかった理由を後から聞いたけど。
小さいころ、椋くんの作った砂のお城が雨で崩れてしまって、十座くんが雨の中必死で直そうとした。
でも、その様子をみた椋くんは、十座くんが”くだらないから壊したんだ”と思ってそれからずっと誤解が解けないままだったみたい。
でも、無事誤解が解けたならよかったな…。
みんなが後ろでバーベキューをする中、私と万里は浜辺から海を眺めていた。
「今日はパーカーありがとう。あと、色々迷惑かけちゃってごめんなさい。」
「いーよ。やっぱ、名前は俺がいないとダメだな。」
私の頭にポンと手を置いた。
「……それは、子ども扱いですか?」
「あーそれもあっけど。…恋人扱いでもあんな。」
「…万里成長したね。」
「ぷっ、名前はいつ成長すんだよ。」
む……。
またばかにしてる…さっきの言葉取り消そう。
「でも、オーストラリアの時はあんまりゆっくりできなかったから、また万里と海に来れてよかった。」
「……それでそんなに行きたがってたのかよ。(ぼそっ」
「え?」
「なんでもねーよ。」
万里を見上げると少し笑って私の頭を撫でた。
「万里くん!名前!焼けたよ~!」
「あ、お姉ちゃんが呼んでる。行こ万里!」
「ん。」
__談話室
「なんで。俺行ってない。」
私たちが海に行ったことを聞いた真澄くんが、ずいずい聞いてくる。
「…また今度一緒に行こうね。」
真澄くんは納得いかなそうだけど、頷いた。
「そういえば、綴くん。次の春組の公演どんな内容になったの?」
「あー、モチーフは不思議の国のアリスだな。アリスは大学生の男子なんだ。」
「ロミジュリに続いて、アリスも男性化なんだ!面白そうだなぁ…。」
私も、8月ライブ頑張らないと。
9月から毎週ドラマの撮影も始まるし。
あと、手紙のこと忘れないように過ごさないと___。
人のいない階段のあたりに座らせられる。
「なんで、すぐどっか行くんだよ!」
「ご、ごめん。つい…。」
万里のパーカーを羽織って、俯く。
「こっち見ろって。」
徐々に万里の顔を見ると__
うわあ…怒ってる。
「…怒ってる?」
「怒ってる。」
分かってたけど、沈黙がつらくて聞いてみた…。
「うろちょろしてごめんなさい。」
「あと、パーカー必須。」
「…なんで?オーストラリアの時も…。」
「…はっきり言うけど、名前はスタイルがいーから、ほかの奴らに見られたくねぇの。」
「でも、私のことなんか見てる人なんて____」
「名前が気づいてねぇだけで、みんな見てっからな。分かったら、パーカー着てろよ。」
えぇ……嘘だ…そんなことないのに……。
「返事は?」
「…はい。」
万里のパーカーを首元まで閉める。
「ふふっ。」
「…怒ったばっかだっつーのに、なに笑ってんだよ。」
「万里の香りがする。いい香り。」
「……そーかよ。ホラ、かき氷食いてぇんだろ。」
差し伸べる万里の手を取る。
「__うん!」
_____
「あ、帰ってきたのだ。」
2人は、砂のお城を作っていた。
私はもう勝手にどこかに行かないように、万里の腕にくっついている。
「…ヤンキーが彼氏だと、彼女の雰囲気も性格も似ていきそうで怖いのだ。」
「どーゆー意味だよ…。」
でも、確かに……。
私からキスなんかできなかったのに、できるようになっちゃってる。
「名前は、図星の顔ね。」
「え!そ、そんなことないって!」
__OMI'S HOUSE
「お、名前たちも来てくれたのか。いらっしゃい。」
「お客さんとして来てよかったのでしょうか…。私たちも何かお手伝いしますか?」
「ありがとう。でも、人手は今のところ足りてるから気にせずゆっくりしていってくれ。」
「…ママ。」
臣くんたちの海の家、結構お客さん来てるなぁ。
みんな暑いのに頑張って働いてる。
「あ、十座くんかき氷担当なんだ。じゃあ、かき氷のイチゴ食べようかな。」
「アイツの作るモンとか食うなって。」
「あ、シトロンさん!練乳イチゴかき氷ひとつお願いします!」
「わかったヨ!」
「…聞けよ。」
あ、このカレーってお姉ちゃんのカレーなんだ!
流石、海にまでカレーを__!
「やよいちゃん達は何食べるの?」
「「カレー。」」
「なんで海にまで来てカレー食うんだよ……。」
「万里も食べる?お姉ちゃんのカレー美味しいよ!」
「うまいのは知ってっけど、夕飯カレーになること考えっと焼きそばにするわ。」
そこまで考えてたんだ…。
何回食べてもおいしいと思うんだけどな。
「じゃあ一口もらお。」
「ぜってぇー言うと思った。」
____
「名前!十座くんシロップかけすぎちゃって…。良かったら食べて!」
「え!このくらい普通なのに!」
「まあ、かけすぎではあるが、そこまででもないのだ!」
「さすが甘味仲間」
十座くん、ビーチバレーの時もそうだったけど、なんかぼーっとしてる気がする。
何かあったのかな…。
___顎を掴まれて視界が、キッチンにいる十座くんから万里の納得いかなそうな顔になった。
「なんでアイツばっか見てんだよ。」
「いや…なんとなく……?」
「んだよそれ…。」
「やきもち。」
「なのだ。」
「外野うるせぇ……。」
___夕方
十座くんと椋くんが海についてからあまり話していなかった理由を後から聞いたけど。
小さいころ、椋くんの作った砂のお城が雨で崩れてしまって、十座くんが雨の中必死で直そうとした。
でも、その様子をみた椋くんは、十座くんが”くだらないから壊したんだ”と思ってそれからずっと誤解が解けないままだったみたい。
でも、無事誤解が解けたならよかったな…。
みんなが後ろでバーベキューをする中、私と万里は浜辺から海を眺めていた。
「今日はパーカーありがとう。あと、色々迷惑かけちゃってごめんなさい。」
「いーよ。やっぱ、名前は俺がいないとダメだな。」
私の頭にポンと手を置いた。
「……それは、子ども扱いですか?」
「あーそれもあっけど。…恋人扱いでもあんな。」
「…万里成長したね。」
「ぷっ、名前はいつ成長すんだよ。」
む……。
またばかにしてる…さっきの言葉取り消そう。
「でも、オーストラリアの時はあんまりゆっくりできなかったから、また万里と海に来れてよかった。」
「……それでそんなに行きたがってたのかよ。(ぼそっ」
「え?」
「なんでもねーよ。」
万里を見上げると少し笑って私の頭を撫でた。
「万里くん!名前!焼けたよ~!」
「あ、お姉ちゃんが呼んでる。行こ万里!」
「ん。」
__談話室
「なんで。俺行ってない。」
私たちが海に行ったことを聞いた真澄くんが、ずいずい聞いてくる。
「…また今度一緒に行こうね。」
真澄くんは納得いかなそうだけど、頷いた。
「そういえば、綴くん。次の春組の公演どんな内容になったの?」
「あー、モチーフは不思議の国のアリスだな。アリスは大学生の男子なんだ。」
「ロミジュリに続いて、アリスも男性化なんだ!面白そうだなぁ…。」
私も、8月ライブ頑張らないと。
9月から毎週ドラマの撮影も始まるし。
あと、手紙のこと忘れないように過ごさないと___。