学生限定アイドルガール
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8・説得
私は談話室のソファーに座らせられ、目の前のソファーにはお姉ちゃんと左京さん。
向こうには、心配そうに見守るママ(臣さん)と太一くん。
私は、気まずくて両手で顔を覆っている。
「……。」
「黙ってないで説明しろ。」
怖い…
なんで怒ってるのかわからないけど、ダメなことなんだと思った。
「名前…いつからそういう関係なの?」
「……付き合ったのは、5月ころ…。好きになったのは、去年からです…。」
解放されたくて、両手を膝におき俯きながらぽつぽつと話し始める…。
「RYANの奴らは知ってるのか。」
「……はい。」
あの二人も怒られちゃうのかな……いや、怒らないでって言わなきゃ…
「…万里。」
私を置いて行けなかったのか、万里が戻ってきて私の隣に座った。
「万里くんは、いつから名前のことが好きだったの?」
「高1ん時から…ずっと。」
「お前らはまだ高校生なんだぞ。」
「分かってる。」
「キスも知らなかった私の名前が……。」
お姉ちゃん、ショックだったのか小さくつぶやいた。
「最近はキスくらい普通ですよ。」
「ママ……。」
それ以上のことしちゃったんだ…。
言えないけど………。
「高校生に恋人ごっこは早ぇ。付き合うってどういうことか分かってんのか。摂津は、団員であり、秋組のリーダーなんだぞ。」
ごっこ……?
遊びなんかじゃ____!
「遊びじゃない。俺は、本気で名前が好きなんだ。劇団のことも同じくらい大切にしていきてぇと思ってる。」
万里……。
「万里くん……。」
「…分かった。しかし条件がある。」
「条件…?」
「キスは三か月に一回までだ。」
え?
「は?」
そ、それだけ!?
三か月に一回!?
「せ、せめて一週間に…。」
「じゃあ別れろ。」
___別れる?
なんで……
「……か…。」
「あ?」
「左京くんのばかぁあああ!左京くんなんて大っ嫌い!!!」
「「左京”くん”…?」」
「ちょ!名前!」
私は涙をこぼして外へ出ていく_____。
「名前っ!」
「俺が行く。摂津と監督さんは待ってろ。」
「っ・・・。」
___公園
私はブランコに乗って、揺られながらぽろぽろと涙をこぼした。
三か月に一回……。
キスだけ……。
「ぅ……っ。」
万里のこと大好きなのに、左京さんはわかってくれない…。
「名前。」
「…!____左京さん。何の用ですか。」
今一番話したくない相手に敬語で返す。
なんでわたしがここにいるってわかったんだろ…。
左京さんは、隣のブランコに座った。
「お前のことはもっと小さいころから知ってるから心配なんだ。」
「……嘘だ。私のことが嫌いなんでしょ…。」
左京さんの方を見ずに話す。
「嫌いだったらこうやって来るわけないだろ。」
「……。どうしてここにいるって分かったんですか。」
「昔もいじけるとすぐここに来てたからな。」
「いじけてなんか___!」
怒って左京さんの方を向くと、少し微笑んでいるように見えた。
大人になった左京さんのそんな顔、初めて見た…。
「俺の中の名前は、昔も今もガキのままだ。だから、そんなに急いで大人になろうとするな。」
「お父さんみたいなこと言うんだね。歳的に、お兄ちゃんなのに。」
左京さんも、いつの間にか大人になっちゃったな……。
「心配なんだって言っただろ。しかも、相手があの万里なら尚更不安だ。」
「万里も私も、もう子供じゃないんだよ。万里は仲間を想える秋組リーダー、私はRYANのみんなを支えていくリーダー。」
私達はみんなのリーダー。
だから……
「もう、誰かに助けを求めたり、甘えたりしない。私はもう一人でも大丈夫。左京さんが思っているより大人なんだよ。」
昔の私とは全く違う。
この二年間で、自分も分かるくらい成長した。
もう誰かに心配も迷惑もかけたくないから。
「泣き虫が、いっちょ前なこと言いやがって。」
左京さんは私の頭を乱暴になでた。
「私、万里のことが好きだけど。左京さんのことも好きだよ。嫌いだなんて言ってごめんなさい。」
「俺もだ。」
「でも、左京さんは、私よりもお姉ちゃんのほうが好きでしょ?昔、よくお姉ちゃんのこと目で追ってたから、恋を知ってそう思ったんだ。」
左京さんは一瞬固まって、苦い顔をする。
「余計なもん覚えやがって……。誰かに言うんじゃねぇぞ。」
「分かってるよ。条件を考え直してくれたらの話だけど。」
「……はぁ。好きにしろ…。だが、それ以上のことはだめだ。」
「うん。……戻ろう、パパ。」
「誰がパパだ。」
__寮
左京さんと手を繋いで帰ると、玄関にはお姉ちゃんが待っていた。
「…名前、おかえり。」
「…お姉ちゃん、ただいま。」
そう返すと、お姉ちゃんは私を強く抱きしめる。
「___!お姉ちゃん…?」
「……万里くんと付き合っても、ヤンキーにはならないでね。」
あ、そっちの心配なんだ。
ヤンキーにならないか心配だったんだ…。
「ふふっ、ならないよ。お姉ちゃんのこと大好きだから、困らせたくない。あと、パパも。」
「誰がパパだ。」
でも、良かった。
これで認めてもらえた。
__談話室
ソファーで待っていた万里の隣に座る。
「大丈夫か?」
「うん、もう平気。パパが許してくれたから。」
「あざっす、お父さん。」
「「"パパ"?」」
「だから、誰がお父さんだっ!」
MANKAIカンパニーのママとパパは、臣くんと左京さんになった。
その後、太一くんに俺のせいでと謝られたが、おかげで隠す必要がなくなって良かったと伝えた。
______
「__んで、お父さんの許可おりたんすよ。」
「本当に良かった〜。」
「だから、なんでいちいち俺に言いにくんの。」
今回のことも、至さんに報告した。
万里が、至さんに呼ばれてたから私はついてきただけだけど。
「至さん、えろげはもう大丈夫です。これ以上知る必要がないというか、あまり知りすぎるのも良くないとわかりました。」
「そんなこと察したくなかった。」
相変わらず、万里とTV画面を見てゲームをしながら会話をしている。
「あ、でも、パパが、キス以上のことは禁止って。」
「…まじか。」
「JK.JDがイキってんなよ。」
私は談話室のソファーに座らせられ、目の前のソファーにはお姉ちゃんと左京さん。
向こうには、心配そうに見守るママ(臣さん)と太一くん。
私は、気まずくて両手で顔を覆っている。
「……。」
「黙ってないで説明しろ。」
怖い…
なんで怒ってるのかわからないけど、ダメなことなんだと思った。
「名前…いつからそういう関係なの?」
「……付き合ったのは、5月ころ…。好きになったのは、去年からです…。」
解放されたくて、両手を膝におき俯きながらぽつぽつと話し始める…。
「RYANの奴らは知ってるのか。」
「……はい。」
あの二人も怒られちゃうのかな……いや、怒らないでって言わなきゃ…
「…万里。」
私を置いて行けなかったのか、万里が戻ってきて私の隣に座った。
「万里くんは、いつから名前のことが好きだったの?」
「高1ん時から…ずっと。」
「お前らはまだ高校生なんだぞ。」
「分かってる。」
「キスも知らなかった私の名前が……。」
お姉ちゃん、ショックだったのか小さくつぶやいた。
「最近はキスくらい普通ですよ。」
「ママ……。」
それ以上のことしちゃったんだ…。
言えないけど………。
「高校生に恋人ごっこは早ぇ。付き合うってどういうことか分かってんのか。摂津は、団員であり、秋組のリーダーなんだぞ。」
ごっこ……?
遊びなんかじゃ____!
「遊びじゃない。俺は、本気で名前が好きなんだ。劇団のことも同じくらい大切にしていきてぇと思ってる。」
万里……。
「万里くん……。」
「…分かった。しかし条件がある。」
「条件…?」
「キスは三か月に一回までだ。」
え?
「は?」
そ、それだけ!?
三か月に一回!?
「せ、せめて一週間に…。」
「じゃあ別れろ。」
___別れる?
なんで……
「……か…。」
「あ?」
「左京くんのばかぁあああ!左京くんなんて大っ嫌い!!!」
「「左京”くん”…?」」
「ちょ!名前!」
私は涙をこぼして外へ出ていく_____。
「名前っ!」
「俺が行く。摂津と監督さんは待ってろ。」
「っ・・・。」
___公園
私はブランコに乗って、揺られながらぽろぽろと涙をこぼした。
三か月に一回……。
キスだけ……。
「ぅ……っ。」
万里のこと大好きなのに、左京さんはわかってくれない…。
「名前。」
「…!____左京さん。何の用ですか。」
今一番話したくない相手に敬語で返す。
なんでわたしがここにいるってわかったんだろ…。
左京さんは、隣のブランコに座った。
「お前のことはもっと小さいころから知ってるから心配なんだ。」
「……嘘だ。私のことが嫌いなんでしょ…。」
左京さんの方を見ずに話す。
「嫌いだったらこうやって来るわけないだろ。」
「……。どうしてここにいるって分かったんですか。」
「昔もいじけるとすぐここに来てたからな。」
「いじけてなんか___!」
怒って左京さんの方を向くと、少し微笑んでいるように見えた。
大人になった左京さんのそんな顔、初めて見た…。
「俺の中の名前は、昔も今もガキのままだ。だから、そんなに急いで大人になろうとするな。」
「お父さんみたいなこと言うんだね。歳的に、お兄ちゃんなのに。」
左京さんも、いつの間にか大人になっちゃったな……。
「心配なんだって言っただろ。しかも、相手があの万里なら尚更不安だ。」
「万里も私も、もう子供じゃないんだよ。万里は仲間を想える秋組リーダー、私はRYANのみんなを支えていくリーダー。」
私達はみんなのリーダー。
だから……
「もう、誰かに助けを求めたり、甘えたりしない。私はもう一人でも大丈夫。左京さんが思っているより大人なんだよ。」
昔の私とは全く違う。
この二年間で、自分も分かるくらい成長した。
もう誰かに心配も迷惑もかけたくないから。
「泣き虫が、いっちょ前なこと言いやがって。」
左京さんは私の頭を乱暴になでた。
「私、万里のことが好きだけど。左京さんのことも好きだよ。嫌いだなんて言ってごめんなさい。」
「俺もだ。」
「でも、左京さんは、私よりもお姉ちゃんのほうが好きでしょ?昔、よくお姉ちゃんのこと目で追ってたから、恋を知ってそう思ったんだ。」
左京さんは一瞬固まって、苦い顔をする。
「余計なもん覚えやがって……。誰かに言うんじゃねぇぞ。」
「分かってるよ。条件を考え直してくれたらの話だけど。」
「……はぁ。好きにしろ…。だが、それ以上のことはだめだ。」
「うん。……戻ろう、パパ。」
「誰がパパだ。」
__寮
左京さんと手を繋いで帰ると、玄関にはお姉ちゃんが待っていた。
「…名前、おかえり。」
「…お姉ちゃん、ただいま。」
そう返すと、お姉ちゃんは私を強く抱きしめる。
「___!お姉ちゃん…?」
「……万里くんと付き合っても、ヤンキーにはならないでね。」
あ、そっちの心配なんだ。
ヤンキーにならないか心配だったんだ…。
「ふふっ、ならないよ。お姉ちゃんのこと大好きだから、困らせたくない。あと、パパも。」
「誰がパパだ。」
でも、良かった。
これで認めてもらえた。
__談話室
ソファーで待っていた万里の隣に座る。
「大丈夫か?」
「うん、もう平気。パパが許してくれたから。」
「あざっす、お父さん。」
「「"パパ"?」」
「だから、誰がお父さんだっ!」
MANKAIカンパニーのママとパパは、臣くんと左京さんになった。
その後、太一くんに俺のせいでと謝られたが、おかげで隠す必要がなくなって良かったと伝えた。
______
「__んで、お父さんの許可おりたんすよ。」
「本当に良かった〜。」
「だから、なんでいちいち俺に言いにくんの。」
今回のことも、至さんに報告した。
万里が、至さんに呼ばれてたから私はついてきただけだけど。
「至さん、えろげはもう大丈夫です。これ以上知る必要がないというか、あまり知りすぎるのも良くないとわかりました。」
「そんなこと察したくなかった。」
相変わらず、万里とTV画面を見てゲームをしながら会話をしている。
「あ、でも、パパが、キス以上のことは禁止って。」
「…まじか。」
「JK.JDがイキってんなよ。」