学生限定アイドルガール
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
15_動き始めた歯車
__練習場
春休みに入る少し前、佐久間咲也くんがMANKAIカンパニーに入団したと支配人に聞いた。
終業式の日、公演を行うらしい……。
観に来る人いると良いな…。
そう思いながら、練習場で練習をしていた。
「名前殿、万里殿にいつ伝えるのだ。」
「まだ、心が決まらないのかしら?」
「…怖いの。まだずっと怖い……。でも、そろそろ頑張って伝えてみようって思ってるんだ。」
「そうか。」
「無理しないでほしいわ。」
両想いだなんて…まだ信じられないよ……。
「お、そろそろ咲也殿の公演が始まるのだ。」
「行くわよ。名前。」
「そうだね!」
入学式、三年生になって伝えよう。
もう、きっと大丈夫。
怖いことなんて_____
「名前殿!!!!」
「名前危ない!!!」
先に前を歩いている二人が急に声をあげた。
何かと、後ろを振り向く__________
_____
いづみ_side
「__俺は、ヤクザさんじゃねぇ。古市左京__」
「たたた!たいへんです~~!!!!」
突然声をあげて劇場に入ってきた支配人。
「い、いったいどうしたんですか!?」
「それが!!今病院から電話があって!!名前さんが!交通事故に!!!!」
____!?
「名前が!?」
「なに!?」
びょ、病院!!向かわないと!!!!
「名前が…俺もいく。」
「お前らは待ってろ!!!」
「ごめん、待っててみんな!!!」
「名前ちゃんっ!」
左京さんに病院の場所を教えてもらいながら、急いで向かう。
__病院
「あの!立花名前はどこにいますか!?私の妹で!!」
「あ!親族の方ですか、こちらへどうぞ。」
看護師さんについていくと、病室のベッドの上に座る名前とRYANのメンバーの二人が泣きながら椅子に座っていた。
「名前っ!!!」
「あれ!お姉ちゃんと左京さんだ!そんなに急いでどうしたの?」
「どうしたって、お前ケガして!!!」
「あーこれ?覚えてないけど、転んだっぽい。えへへ…。」
「名前…事故のこと何にも覚えてないみたいでっ。」
「名前を呼んだ次の瞬間身体が飛ばされて…その車はひき逃げしたのだ……。」
「飛ばされたって…。」
「すみません。ちょっとよろしいでしょうか?」
「?」
私と左京さんは別室に連れていかれる。
____
「名前さんなのですが、外傷は腕と足にかすり傷と、頭にも傷が…。」
「それって、大丈夫なんですか!?」
「…。」
「脳に異常はありませんでした…ですが、お聞きした通り記憶があいまいになっているところがあり、事故直後のことだけでなくほかにも何か思い出せなくなっているかもしれません…。」
「そ、そんな……。」
「…何とかなんねぇのか。」
「治療法はありません。…ですが何か刺激を与えれば思い出すことはあり得ます。」
刺激……。
なにか思い出せないなんてこと、ありませんように…。
「とりあえず、入院することはありませんので、何か思い出せなくても怒鳴ったりしないで上げてください。」
「…わかりました。ありがとうございました。」
私と、左京さんは名前のいる病室に戻る。
そういえば、なんで左京さんも焦ってるんだろう?
「左京さん、名前のこと知ってるんですか?」
「…松川のとこに行ったとき会っただけだ。」
そうだったんだ…。
じゃあ、名前はMANKAIカンパニーの寮に住んでるってことかな…。
名前のそばにいてくれた二人にお礼を告げて、
私と左京さんで名前を連れタクシーで帰ることに。
__劇場
名前_side
「名前…!」
「わ、真澄くん…?」
焦ったような顔で私に抱きついてきた真澄くん。
「離れろガキ。」
「うざい。アンタの指図は受けない。」
け、ケンカ…!?
「ま、真澄くん、大丈夫だから。ほら、離れて??」
そう告げるとすぐに離れてくれる。
「名前ちゃん!!」
「あ、咲也くん!もしかして、公演終わっちゃった…?ごめんね。」
「俺のことよりケガ大丈夫!?頭に包帯が!」
全然大丈夫なのに、みんなすごい心配してる…。
「けがしてんだ、あんまかまうんじゃねぇ!」
大丈夫なのに……。
「名前さん!しななくてよかったっす!」
「あれ、ケンさんもいる。」
「はぁ。今日のところは帰るぞ迫田。」
「あ、あいあいさー!」
「左京さん帰るの?」
「…あんま無理すんなよ。」
そういって私の頭のケガに触れないように優しくなでる。
「さ、左京さんとどういう仲なの…?」
「ま、まあまあまあ!とりあえず寮に向かいましょうか!」
__寮
みんなに心配されながら夕飯を作っていた。
「あの、大丈夫っすか?」
「あ、えっとー。」
「今日MANKAIカンパニーに入団した皆木 綴っす。って敬語はおかしいか。RYANの曲よく聞いてるから、名前さんのこと知ってるんだ。」
「綴さんですね!私は全然大丈夫ですよ!曲聞いてくれてるなんて嬉しいです!」
「毎回クオリティ高いって思っててさ。あ、俺も夕飯作んの手伝うよ。」
「ありがとうございます!」
クオリティ高いなんて初めていわれたな……。
「いっつも名前さんが夕飯作ってるのか?」
「”さん”じゃなくていいですよ!私が作ってます!支配人の料理は食べられるものじゃないので…。」
「な!名前さん、ひどいですよ~!」
「そんなやばいんすね支配人…。」
お姉ちゃんのおかげでカレーにできたんだけど。
「これからは監督と名前と暮らせる。」
私の横に来た真澄くんにそう言われる。
「あ、真澄くん。監督さんに一目ぼれしたみたいで…。」
咲也くんは困ったように笑っていた。
「あら……。」
「はぁ…好き。」
これから毎日一緒か…。
「名前も大変だな。」
「あはは…。」
「ちょ、真澄くん料理の邪魔しないの!名前もケガしてるんだから休んで休んで!」
「お姉ちゃん心配しすぎ!見ての通りピンピンしてるんだから!そういえば、お姉ちゃん今日からここに住むの?」
「あ、そうそう!名前と同じ部屋を使うから、よろしくね!」
やったー!!
「そうそう。俺一個上だし敬語じゃなくていいぞ。」
「そうなんだ。わかった、よろしくね綴くん!」
話によると、この劇団の借金は1000万もあるらしく来月には春組の公演も控えてるらしい…。
左京さんも無茶言うなぁ…
でも、それほど厳しい状態なんだろうな……。
__練習場
春休みに入る少し前、佐久間咲也くんがMANKAIカンパニーに入団したと支配人に聞いた。
終業式の日、公演を行うらしい……。
観に来る人いると良いな…。
そう思いながら、練習場で練習をしていた。
「名前殿、万里殿にいつ伝えるのだ。」
「まだ、心が決まらないのかしら?」
「…怖いの。まだずっと怖い……。でも、そろそろ頑張って伝えてみようって思ってるんだ。」
「そうか。」
「無理しないでほしいわ。」
両想いだなんて…まだ信じられないよ……。
「お、そろそろ咲也殿の公演が始まるのだ。」
「行くわよ。名前。」
「そうだね!」
入学式、三年生になって伝えよう。
もう、きっと大丈夫。
怖いことなんて_____
「名前殿!!!!」
「名前危ない!!!」
先に前を歩いている二人が急に声をあげた。
何かと、後ろを振り向く__________
_____
いづみ_side
「__俺は、ヤクザさんじゃねぇ。古市左京__」
「たたた!たいへんです~~!!!!」
突然声をあげて劇場に入ってきた支配人。
「い、いったいどうしたんですか!?」
「それが!!今病院から電話があって!!名前さんが!交通事故に!!!!」
____!?
「名前が!?」
「なに!?」
びょ、病院!!向かわないと!!!!
「名前が…俺もいく。」
「お前らは待ってろ!!!」
「ごめん、待っててみんな!!!」
「名前ちゃんっ!」
左京さんに病院の場所を教えてもらいながら、急いで向かう。
__病院
「あの!立花名前はどこにいますか!?私の妹で!!」
「あ!親族の方ですか、こちらへどうぞ。」
看護師さんについていくと、病室のベッドの上に座る名前とRYANのメンバーの二人が泣きながら椅子に座っていた。
「名前っ!!!」
「あれ!お姉ちゃんと左京さんだ!そんなに急いでどうしたの?」
「どうしたって、お前ケガして!!!」
「あーこれ?覚えてないけど、転んだっぽい。えへへ…。」
「名前…事故のこと何にも覚えてないみたいでっ。」
「名前を呼んだ次の瞬間身体が飛ばされて…その車はひき逃げしたのだ……。」
「飛ばされたって…。」
「すみません。ちょっとよろしいでしょうか?」
「?」
私と左京さんは別室に連れていかれる。
____
「名前さんなのですが、外傷は腕と足にかすり傷と、頭にも傷が…。」
「それって、大丈夫なんですか!?」
「…。」
「脳に異常はありませんでした…ですが、お聞きした通り記憶があいまいになっているところがあり、事故直後のことだけでなくほかにも何か思い出せなくなっているかもしれません…。」
「そ、そんな……。」
「…何とかなんねぇのか。」
「治療法はありません。…ですが何か刺激を与えれば思い出すことはあり得ます。」
刺激……。
なにか思い出せないなんてこと、ありませんように…。
「とりあえず、入院することはありませんので、何か思い出せなくても怒鳴ったりしないで上げてください。」
「…わかりました。ありがとうございました。」
私と、左京さんは名前のいる病室に戻る。
そういえば、なんで左京さんも焦ってるんだろう?
「左京さん、名前のこと知ってるんですか?」
「…松川のとこに行ったとき会っただけだ。」
そうだったんだ…。
じゃあ、名前はMANKAIカンパニーの寮に住んでるってことかな…。
名前のそばにいてくれた二人にお礼を告げて、
私と左京さんで名前を連れタクシーで帰ることに。
__劇場
名前_side
「名前…!」
「わ、真澄くん…?」
焦ったような顔で私に抱きついてきた真澄くん。
「離れろガキ。」
「うざい。アンタの指図は受けない。」
け、ケンカ…!?
「ま、真澄くん、大丈夫だから。ほら、離れて??」
そう告げるとすぐに離れてくれる。
「名前ちゃん!!」
「あ、咲也くん!もしかして、公演終わっちゃった…?ごめんね。」
「俺のことよりケガ大丈夫!?頭に包帯が!」
全然大丈夫なのに、みんなすごい心配してる…。
「けがしてんだ、あんまかまうんじゃねぇ!」
大丈夫なのに……。
「名前さん!しななくてよかったっす!」
「あれ、ケンさんもいる。」
「はぁ。今日のところは帰るぞ迫田。」
「あ、あいあいさー!」
「左京さん帰るの?」
「…あんま無理すんなよ。」
そういって私の頭のケガに触れないように優しくなでる。
「さ、左京さんとどういう仲なの…?」
「ま、まあまあまあ!とりあえず寮に向かいましょうか!」
__寮
みんなに心配されながら夕飯を作っていた。
「あの、大丈夫っすか?」
「あ、えっとー。」
「今日MANKAIカンパニーに入団した皆木 綴っす。って敬語はおかしいか。RYANの曲よく聞いてるから、名前さんのこと知ってるんだ。」
「綴さんですね!私は全然大丈夫ですよ!曲聞いてくれてるなんて嬉しいです!」
「毎回クオリティ高いって思っててさ。あ、俺も夕飯作んの手伝うよ。」
「ありがとうございます!」
クオリティ高いなんて初めていわれたな……。
「いっつも名前さんが夕飯作ってるのか?」
「”さん”じゃなくていいですよ!私が作ってます!支配人の料理は食べられるものじゃないので…。」
「な!名前さん、ひどいですよ~!」
「そんなやばいんすね支配人…。」
お姉ちゃんのおかげでカレーにできたんだけど。
「これからは監督と名前と暮らせる。」
私の横に来た真澄くんにそう言われる。
「あ、真澄くん。監督さんに一目ぼれしたみたいで…。」
咲也くんは困ったように笑っていた。
「あら……。」
「はぁ…好き。」
これから毎日一緒か…。
「名前も大変だな。」
「あはは…。」
「ちょ、真澄くん料理の邪魔しないの!名前もケガしてるんだから休んで休んで!」
「お姉ちゃん心配しすぎ!見ての通りピンピンしてるんだから!そういえば、お姉ちゃん今日からここに住むの?」
「あ、そうそう!名前と同じ部屋を使うから、よろしくね!」
やったー!!
「そうそう。俺一個上だし敬語じゃなくていいぞ。」
「そうなんだ。わかった、よろしくね綴くん!」
話によると、この劇団の借金は1000万もあるらしく来月には春組の公演も控えてるらしい…。
左京さんも無茶言うなぁ…
でも、それほど厳しい状態なんだろうな……。