学生限定アイドルガール
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11_二年目の学園祭1
二回目の学園祭のクラスの出し物は、幽霊屋敷の甘味屋。
簡単に説明すると、お化け屋敷のような雰囲気のカフェみたいなものだ。
生徒はみんな、着物姿で血のりや目元に暗いアイシャドウを使ってホラーメイク済みだ。
「怖くできているのだ!」
「今回もこの衣装を使って出し物をやって、ライブも出るんだよね。」
「なかなかキュートだわ。」
驚かしに来るわけじゃないので、怖さをかんじなくて安心した。
少し薄暗く、ところどころに骸骨や人形をおいてある。
万里は、やっぱり来ないか…。
「名前殿、どうかしたのか?」
「…焼肉食べ放題勝ち取ろうって思って。」
「そうなのだ!去年はよくも!今年は三人で力を合わせられるのだ!」
「そうね。」
…やっぱり、何か物足りなく感じてしまう。
だめだめ!
今は、学園祭のことを考えなきゃ!
______
去年と同じように、整理番号を配り40分で交代制だ。
「うらめしやー、こちらメニューです。」
語尾か、最初に”うらめしや”を付ける決まりが作られた。
「この、三色団子と、オレンジジュースください。」
「目玉三色団子と、黄色い液体ですね。うらめしや~。」
お客さんの中には、恥ずかしいのかメニューの文字を読んでくれなかったりする……。
頑張って考えたんだけど。
「名前殿、メアリ殿!写メ撮ってインステで宣伝するぞ!」
やよいちゃんは、私たちを引っ張ってきて写真を撮る。
去年、万里と初めてとったのが学園祭だったな…。
「名前殿?撮り終わったぞ?」
「…あ!分かった!接客してくるー!」
仕事しないと!
「名前殿…。」
_____
「あ!RYANメンバー全員いる!」
「九門くん!去年ぶりだね!」
「覚えててくれたの!?やっべー!すげぇ嬉しい!」
可愛いな……。
「なんで俺の頭撫でるの!去年も!!」
「ふふっ。ごめんごめん!お兄さん元気?」
「うん!あ、でも、最近行きたいケーキ屋あるみたいだけど、まだ行けてないって言ってた気がする?」
「そうなの?連絡くれれば行くのに…。今度誘ってみるよ、教えてくれてありがとう!」
また遠慮してるのかな……。
「十座弟殿なのだ。」
「本当だわ。」
「なんで撫でるのって!!!」
RYANに愛されちゃってるから許してね…。
(チィーン)
「あ、うらめしや~!」
_______
「三人ともお疲れ様。後半休憩していいよ。」
「ありがとう、そうさせてもらうね!」
去年のクラスと違って、みんな仲良さそうじゃないな…。
ちょっとドライ?
去年がいいクラスすぎたのかも。
「どこまわるのだ?」
「うーん、咲也くんのクラス行ってみようか。」
「たしかスタンプラリーよね。」
____
「あ、名前ちゃん!来てくれたんだ!」
「咲也くんお疲れ様!スタンプラリー参加してもいいかな?」
「もちろんだよ!じゃあ、三人で300円です!」
「一人100円とは…。安すぎるのだ…。」
「財布に優しすぎて心配だわ。」
「あはは、みんなに楽しんでもらおうって思って安くなってるんだ!じゃあ、これカード!景品もらえるから頑張って!」
「ありがとう!」
「スタンプ探しながら真澄くんのクラスも行ってみようか。」
「そうね。」
____
「真澄くん?」
「!」
受付に座っていた真澄くんを見つけ声をかけると走って両手で私の右手を取った。
「迎えに来るとか大胆。」
「何言ってるの!?って受け付け座ってないとダメでしょ!」
真澄くんのいた受付にはたくさんの人が集まっていたのに、みんなこっち見てるような…。
「名前と受け付けやる。」
「私二年生だよ!」
「相変わらずなのだ。」
「お化け屋敷みたいね。」
え、お化け屋敷なの…?
「…私そろそろ行くね?」
「名前、俺のクラス寄っていかないの…?」
う…そんなしょんぼりされると断りずらい。
「こ、怖いの苦手で……。」
「俺と入れば怖くない。」
「え!ちょっ!」
私の返答を待たずに手を引いて連れていかれる。
「や、やよいちゃ____」
「「いってらっしゃい。」」
そういう二人は笑っている。
酷い見捨てるなんて!!!!
「ま、真澄くん待ってってばー!」
__お化け屋敷内
「うう…怖いのだめって言ったのに。」
「怖がる名前もかわいい。」
そればっかり……。
【グァア】
「わぁあ!!」
反射的に真澄くんの腕にしがみついてしまう。
「抱きつくとか、名前大胆。」
「怖いって言ってるじゃん…。」
去年は万里とお化け屋敷入ったな……
あの時も、万里の腕にしがみついてたっけ…。
【うらめし___】
「あーーーっ!」
「はぁ…好き。」
この子何なの__。
「お帰りなのだ。」
「あら、真澄は嬉しそうだけど、名前はぐったり涙目って感じね。」
「強引すぎだよ…真澄くん。」
「名前はすごい大胆だった。」
「何をしたのだ名前殿…。」
「大胆って何!?私、何もしてないよ!」
本当によくわからない後輩さん……。
なんかすごく疲れた___。
____
「あ、スタンプあったよ!」
「ナイスよ。」
私たちは順調にスタンプを集めていた。
階段を上がっていると
__万里が上から降りてきた。
目が合ったけど、気まずくてすぐに目をそらしてしまう。
「…景品ってなんだろうね!お菓子かな?」
「本当にそればっかりね。」
「咲也殿は名前殿を分かっておるからお菓子かもしれぬな。」
「流石、咲也くんだね!」
そんなことを話して万里のことを考えないようにして、万里とすれ違った時スタンプラリのカードが手から滑り落ちてしまった。
「あ。」
それを万里が拾って、私は手が震えながらそれを受け取る。
「…ありがとう…ございます。万里”さん”。」
「っ…!」
”話しかけるな”と言われていたが、お礼は言わないとと思い伝えようとしたけど、気まずいことに変わりなく、つい敬語になってしまう……。
「……名前、もうすぐ学園祭終わるわ。早く行くわよ。」
「うん…!今行く!」
「(万里”さん”か……。久しぶりに話してこれかよ。……自業自得だな。)」
「(万里殿も名前殿もひどく傷ついた顔をしておるな…。万里殿から名前殿にあんなことを言ったくせに、なぜそんな顔をしておるのだ……?)」
_____
「全部スタンプ押せたんだね!おめでとう!」
咲也くんから景品を受け取る。
「あ!お菓子だ!!」
「咲也、やっぱりわかってるわね。」
「喜んでくれてよかった。明日ライブ頑張ってね!」
「うん!」
「ありがとうなのだ咲也殿!」
__帰り道
「この調子で頑張れば、優勝できるかもね!」
「去年食べられなかった焼肉絶対勝ち取ってやるのだ!」
焼肉食べ放題、また食べられると良いな!
あ……。
__前を歩いてるの、万里と前に絡んでた男子たち。
「そういや、名前さんと万里前までめっちゃ仲良かったよな?」
「そーそー。最近話してなくね?」
「……人気アイドルっつーから、どんな奴かと思って適当に絡んでみただけー。」
「うっわー!ひでぇな!www」
「ホント、万里って何考えてんのかわかんねー!」
「……。」
そんな風に思ってたんだ……。
「名前…。」
「名前殿…。」
「……は?___名前…!」
「噂をすればなんとやらってやつ?w」
「本人に聞かれちまったじゃん!さらにひでぇな!ww」
…出会った頃に戻っただけ。
____私はもう、万里を知らない私になったんだから。
カバンを持つ手を強く握って涙が出ないように。
自分を誤魔化すように、私はニコッと笑う。
「ち、違う今のは_____」
「明日、莇くんと一成さんも来るね!最終日だからさらに頑張らなきゃだよ!」
「……。」
「っ…!そ、そうなのだ!莇殿に怒られないように今日も早く寝ないとだな!」
「……お風呂上がりのパックも忘れちゃだめよ。」
「そうだね!一週間パックの刑とか怖すぎる~!」
大丈夫…大丈夫…大丈夫…。
もう誰にも迷惑も心配も描けないって決めたんだから。
___何もかも忘れるんだ。
__自室
万里_side
違う……あんなこと言うつもりじゃなかった。
しかも、名前に聞かれた___。
「あ…れ……。」
なんで。
____なんで俺泣いてんだよ。
もうアイツのこと忘れるって決めたってのに…。
(ブーッ)
「!」
【3年のかすみでーす!もしさ、彼女いないんなら、付き合ってほしいな?私、万里のことすきなの!】
「…はは。名前から来るわけねぇじゃん。」
なに期待してんだ…。
______。
「【いーよ。】」
二回目の学園祭のクラスの出し物は、幽霊屋敷の甘味屋。
簡単に説明すると、お化け屋敷のような雰囲気のカフェみたいなものだ。
生徒はみんな、着物姿で血のりや目元に暗いアイシャドウを使ってホラーメイク済みだ。
「怖くできているのだ!」
「今回もこの衣装を使って出し物をやって、ライブも出るんだよね。」
「なかなかキュートだわ。」
驚かしに来るわけじゃないので、怖さをかんじなくて安心した。
少し薄暗く、ところどころに骸骨や人形をおいてある。
万里は、やっぱり来ないか…。
「名前殿、どうかしたのか?」
「…焼肉食べ放題勝ち取ろうって思って。」
「そうなのだ!去年はよくも!今年は三人で力を合わせられるのだ!」
「そうね。」
…やっぱり、何か物足りなく感じてしまう。
だめだめ!
今は、学園祭のことを考えなきゃ!
______
去年と同じように、整理番号を配り40分で交代制だ。
「うらめしやー、こちらメニューです。」
語尾か、最初に”うらめしや”を付ける決まりが作られた。
「この、三色団子と、オレンジジュースください。」
「目玉三色団子と、黄色い液体ですね。うらめしや~。」
お客さんの中には、恥ずかしいのかメニューの文字を読んでくれなかったりする……。
頑張って考えたんだけど。
「名前殿、メアリ殿!写メ撮ってインステで宣伝するぞ!」
やよいちゃんは、私たちを引っ張ってきて写真を撮る。
去年、万里と初めてとったのが学園祭だったな…。
「名前殿?撮り終わったぞ?」
「…あ!分かった!接客してくるー!」
仕事しないと!
「名前殿…。」
_____
「あ!RYANメンバー全員いる!」
「九門くん!去年ぶりだね!」
「覚えててくれたの!?やっべー!すげぇ嬉しい!」
可愛いな……。
「なんで俺の頭撫でるの!去年も!!」
「ふふっ。ごめんごめん!お兄さん元気?」
「うん!あ、でも、最近行きたいケーキ屋あるみたいだけど、まだ行けてないって言ってた気がする?」
「そうなの?連絡くれれば行くのに…。今度誘ってみるよ、教えてくれてありがとう!」
また遠慮してるのかな……。
「十座弟殿なのだ。」
「本当だわ。」
「なんで撫でるのって!!!」
RYANに愛されちゃってるから許してね…。
(チィーン)
「あ、うらめしや~!」
_______
「三人ともお疲れ様。後半休憩していいよ。」
「ありがとう、そうさせてもらうね!」
去年のクラスと違って、みんな仲良さそうじゃないな…。
ちょっとドライ?
去年がいいクラスすぎたのかも。
「どこまわるのだ?」
「うーん、咲也くんのクラス行ってみようか。」
「たしかスタンプラリーよね。」
____
「あ、名前ちゃん!来てくれたんだ!」
「咲也くんお疲れ様!スタンプラリー参加してもいいかな?」
「もちろんだよ!じゃあ、三人で300円です!」
「一人100円とは…。安すぎるのだ…。」
「財布に優しすぎて心配だわ。」
「あはは、みんなに楽しんでもらおうって思って安くなってるんだ!じゃあ、これカード!景品もらえるから頑張って!」
「ありがとう!」
「スタンプ探しながら真澄くんのクラスも行ってみようか。」
「そうね。」
____
「真澄くん?」
「!」
受付に座っていた真澄くんを見つけ声をかけると走って両手で私の右手を取った。
「迎えに来るとか大胆。」
「何言ってるの!?って受け付け座ってないとダメでしょ!」
真澄くんのいた受付にはたくさんの人が集まっていたのに、みんなこっち見てるような…。
「名前と受け付けやる。」
「私二年生だよ!」
「相変わらずなのだ。」
「お化け屋敷みたいね。」
え、お化け屋敷なの…?
「…私そろそろ行くね?」
「名前、俺のクラス寄っていかないの…?」
う…そんなしょんぼりされると断りずらい。
「こ、怖いの苦手で……。」
「俺と入れば怖くない。」
「え!ちょっ!」
私の返答を待たずに手を引いて連れていかれる。
「や、やよいちゃ____」
「「いってらっしゃい。」」
そういう二人は笑っている。
酷い見捨てるなんて!!!!
「ま、真澄くん待ってってばー!」
__お化け屋敷内
「うう…怖いのだめって言ったのに。」
「怖がる名前もかわいい。」
そればっかり……。
【グァア】
「わぁあ!!」
反射的に真澄くんの腕にしがみついてしまう。
「抱きつくとか、名前大胆。」
「怖いって言ってるじゃん…。」
去年は万里とお化け屋敷入ったな……
あの時も、万里の腕にしがみついてたっけ…。
【うらめし___】
「あーーーっ!」
「はぁ…好き。」
この子何なの__。
「お帰りなのだ。」
「あら、真澄は嬉しそうだけど、名前はぐったり涙目って感じね。」
「強引すぎだよ…真澄くん。」
「名前はすごい大胆だった。」
「何をしたのだ名前殿…。」
「大胆って何!?私、何もしてないよ!」
本当によくわからない後輩さん……。
なんかすごく疲れた___。
____
「あ、スタンプあったよ!」
「ナイスよ。」
私たちは順調にスタンプを集めていた。
階段を上がっていると
__万里が上から降りてきた。
目が合ったけど、気まずくてすぐに目をそらしてしまう。
「…景品ってなんだろうね!お菓子かな?」
「本当にそればっかりね。」
「咲也殿は名前殿を分かっておるからお菓子かもしれぬな。」
「流石、咲也くんだね!」
そんなことを話して万里のことを考えないようにして、万里とすれ違った時スタンプラリのカードが手から滑り落ちてしまった。
「あ。」
それを万里が拾って、私は手が震えながらそれを受け取る。
「…ありがとう…ございます。万里”さん”。」
「っ…!」
”話しかけるな”と言われていたが、お礼は言わないとと思い伝えようとしたけど、気まずいことに変わりなく、つい敬語になってしまう……。
「……名前、もうすぐ学園祭終わるわ。早く行くわよ。」
「うん…!今行く!」
「(万里”さん”か……。久しぶりに話してこれかよ。……自業自得だな。)」
「(万里殿も名前殿もひどく傷ついた顔をしておるな…。万里殿から名前殿にあんなことを言ったくせに、なぜそんな顔をしておるのだ……?)」
_____
「全部スタンプ押せたんだね!おめでとう!」
咲也くんから景品を受け取る。
「あ!お菓子だ!!」
「咲也、やっぱりわかってるわね。」
「喜んでくれてよかった。明日ライブ頑張ってね!」
「うん!」
「ありがとうなのだ咲也殿!」
__帰り道
「この調子で頑張れば、優勝できるかもね!」
「去年食べられなかった焼肉絶対勝ち取ってやるのだ!」
焼肉食べ放題、また食べられると良いな!
あ……。
__前を歩いてるの、万里と前に絡んでた男子たち。
「そういや、名前さんと万里前までめっちゃ仲良かったよな?」
「そーそー。最近話してなくね?」
「……人気アイドルっつーから、どんな奴かと思って適当に絡んでみただけー。」
「うっわー!ひでぇな!www」
「ホント、万里って何考えてんのかわかんねー!」
「……。」
そんな風に思ってたんだ……。
「名前…。」
「名前殿…。」
「……は?___名前…!」
「噂をすればなんとやらってやつ?w」
「本人に聞かれちまったじゃん!さらにひでぇな!ww」
…出会った頃に戻っただけ。
____私はもう、万里を知らない私になったんだから。
カバンを持つ手を強く握って涙が出ないように。
自分を誤魔化すように、私はニコッと笑う。
「ち、違う今のは_____」
「明日、莇くんと一成さんも来るね!最終日だからさらに頑張らなきゃだよ!」
「……。」
「っ…!そ、そうなのだ!莇殿に怒られないように今日も早く寝ないとだな!」
「……お風呂上がりのパックも忘れちゃだめよ。」
「そうだね!一週間パックの刑とか怖すぎる~!」
大丈夫…大丈夫…大丈夫…。
もう誰にも迷惑も心配も描けないって決めたんだから。
___何もかも忘れるんだ。
__自室
万里_side
違う……あんなこと言うつもりじゃなかった。
しかも、名前に聞かれた___。
「あ…れ……。」
なんで。
____なんで俺泣いてんだよ。
もうアイツのこと忘れるって決めたってのに…。
(ブーッ)
「!」
【3年のかすみでーす!もしさ、彼女いないんなら、付き合ってほしいな?私、万里のことすきなの!】
「…はは。名前から来るわけねぇじゃん。」
なに期待してんだ…。
______。
「【いーよ。】」