学生限定アイドルガール
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7_亀裂
(ここから先、おみくじを思い出し注意してお読みください。)
昨日オーストラリアから帰ってきて、今日の学校は予定通り休みになった。
今日は、皇天馬との約束の日だ。
一人で、オーディションを受けた場所へやってきた。
ここが、皇天馬との約束の場所。
扉を開けるともうすでに皇天馬が一人で待っていた。
腕を組んで椅子に座っている。
「ふん。逃げるかと思ったが、約束通り来たみたいだな。俺の納得いく演技じゃなければ俺は役を降りる。あの言葉も取り消さない。いいな。」
絶対に見返して、あの時の言葉を取り消すんだ!
___私は課題の芝居をはじめる。
皇天馬は芝居中、何も言わずに私の演技を見ていた。
___演技を終えると彼はふっと笑う。
「ふーん。あんな人並以下の演技が、俺の次くらいに上達にするなんてな。約束通り取り消してやる。悪かったな。休日に撮影まで、この脚本の練習を行うから、遅れるなよ。」
そう言って、皇天馬から映画の脚本を受け取った。
彼を見返してやった私は嬉しくてつい ふふっ。笑ってしまう。
「調子乗んな。」
丸めた脚本で私の頭を軽くたたくと彼は部屋から出て行った。
あの言葉も取り消してもらえて、無事脚本を渡してもらった。
明日から、自主練も始めないと!
__学校
お昼を食べながら、脚本をクラスメイトに見られないように読んでいた。
万里はまだ来ていないみたい。
「今日も屋上使えるみたいだね。」
「悪いけど、今日はちょっと用事があるの。部活おやすみするわ。」
「我も、親戚がくるから早く帰るのだ!」
「そっか。」
用事があるならしょうがないよね。
脚本の練習もちょっと付き合ってもらいたかったな…。
「俺が一緒に練習する。」
「ありがとう、真澄くん!」
まるで私の心の中を読んだかのように、真澄くんが声をかけてくれた。
__屋上
万里_side
授業がだるいから、ルービックキューブで暇つぶしをしていた。
午後から行けばいーか。
「…。」
名前の唇、柔らかかった。
一回じゃ足りねぇよ……。
「はぁ…。」
今度こそちゃんと名前に伝えてやる。
あの一年に邪魔されてたまるかよ。
__放課後
ホームルームが終わると、名前はすぐに教室を出て行った。
あいつ、なんか用でもあんのか。
「あれ…。」
昼間であったはずの、ルービックキューブが見当たらない。
「屋上か。…だりぃな。」
しぶしぶ屋上にルービックキューブを取りに行くことにした。
__屋上
屋上までの階段を上っていると、声が聞こえた。
誰か屋上にいんのか?
「俺、お前のこと…ずっと好きだったんだ。」
あの一年、いつも昼に来るやつ。
__と、名前?
「嬉しい…!私もずっと好きだった…貴方のこと。」
__何言ってんだ名前?
「…嘘だろ。」
意味…分かんねぇ。
聞き間違いじゃない、はっきり聞こえた。
「は、はは。」
両想いとか、まじ笑えてくんな。
「……バカみてぇ。」
やっぱ俺は恋とか本気になれねぇわ。
____前からそうだったくせに今更か……。
ルービックキューブのことなどすっかり忘れ、階段を下りて帰ることにした。
__屋上
名前_side
「ん?いま誰か階段のところにいなかった?」
「知らない。次はどこをやればいい。」
うーん、一通りやったし…。
「じゃあ、最後にイチからやって終わろっか!」
「分かった。」
__学校
「万里殿しばらく来てないのだ。」
「そうだね…。」
最後に来た日から5日ほど学校に顔を出していない。
噂では、ずっとしていなかったケンカを毎日のようにまた始めたらしいけど…。
なんで急に…。
__お昼
「名前、元気ない。」
「え!そんなことないよ!」
俯いていた顔を上げて、笑顔で返す。
そんなに顔に出てたかな…。
だって心配だよ、全然来ないしLIMEに一回連絡してみたけど既読もつかない…。
すると教室がざわざわと騒ぎ出した。
扉の方を見ると、久しぶりに見る顔…。
____万里が教室に入ってきたのだ。
万里は何も言わずに私の隣の席に座り、スマホをいじる。
「万里、おは___」
「話しかけんな。」
…え?
いま、話しかけるなって…。
「な、なんで___」
「もう話したくねぇから。」
…なんで急に、そんなこと言うの?
私、気づかないうちに何かしたのかな…。
「何かしちゃったならごめんなさい。もう話しかけないようにするね…。」
「名前殿…。(万里殿、やっぱり中途半端だったのだな…。)」
「名前、俺がいる。俺だけを見て。」
「…あ、はは。なにそれぇー…。」
万里の言葉があまりにもショックで、
励ましてくれる真澄くんの言葉に乾いた笑いをもらした。
それから、万里とは話すことはなく夏休みに入った。
(ここから先、おみくじを思い出し注意してお読みください。)
昨日オーストラリアから帰ってきて、今日の学校は予定通り休みになった。
今日は、皇天馬との約束の日だ。
一人で、オーディションを受けた場所へやってきた。
ここが、皇天馬との約束の場所。
扉を開けるともうすでに皇天馬が一人で待っていた。
腕を組んで椅子に座っている。
「ふん。逃げるかと思ったが、約束通り来たみたいだな。俺の納得いく演技じゃなければ俺は役を降りる。あの言葉も取り消さない。いいな。」
絶対に見返して、あの時の言葉を取り消すんだ!
___私は課題の芝居をはじめる。
皇天馬は芝居中、何も言わずに私の演技を見ていた。
___演技を終えると彼はふっと笑う。
「ふーん。あんな人並以下の演技が、俺の次くらいに上達にするなんてな。約束通り取り消してやる。悪かったな。休日に撮影まで、この脚本の練習を行うから、遅れるなよ。」
そう言って、皇天馬から映画の脚本を受け取った。
彼を見返してやった私は嬉しくてつい ふふっ。笑ってしまう。
「調子乗んな。」
丸めた脚本で私の頭を軽くたたくと彼は部屋から出て行った。
あの言葉も取り消してもらえて、無事脚本を渡してもらった。
明日から、自主練も始めないと!
__学校
お昼を食べながら、脚本をクラスメイトに見られないように読んでいた。
万里はまだ来ていないみたい。
「今日も屋上使えるみたいだね。」
「悪いけど、今日はちょっと用事があるの。部活おやすみするわ。」
「我も、親戚がくるから早く帰るのだ!」
「そっか。」
用事があるならしょうがないよね。
脚本の練習もちょっと付き合ってもらいたかったな…。
「俺が一緒に練習する。」
「ありがとう、真澄くん!」
まるで私の心の中を読んだかのように、真澄くんが声をかけてくれた。
__屋上
万里_side
授業がだるいから、ルービックキューブで暇つぶしをしていた。
午後から行けばいーか。
「…。」
名前の唇、柔らかかった。
一回じゃ足りねぇよ……。
「はぁ…。」
今度こそちゃんと名前に伝えてやる。
あの一年に邪魔されてたまるかよ。
__放課後
ホームルームが終わると、名前はすぐに教室を出て行った。
あいつ、なんか用でもあんのか。
「あれ…。」
昼間であったはずの、ルービックキューブが見当たらない。
「屋上か。…だりぃな。」
しぶしぶ屋上にルービックキューブを取りに行くことにした。
__屋上
屋上までの階段を上っていると、声が聞こえた。
誰か屋上にいんのか?
「俺、お前のこと…ずっと好きだったんだ。」
あの一年、いつも昼に来るやつ。
__と、名前?
「嬉しい…!私もずっと好きだった…貴方のこと。」
__何言ってんだ名前?
「…嘘だろ。」
意味…分かんねぇ。
聞き間違いじゃない、はっきり聞こえた。
「は、はは。」
両想いとか、まじ笑えてくんな。
「……バカみてぇ。」
やっぱ俺は恋とか本気になれねぇわ。
____前からそうだったくせに今更か……。
ルービックキューブのことなどすっかり忘れ、階段を下りて帰ることにした。
__屋上
名前_side
「ん?いま誰か階段のところにいなかった?」
「知らない。次はどこをやればいい。」
うーん、一通りやったし…。
「じゃあ、最後にイチからやって終わろっか!」
「分かった。」
__学校
「万里殿しばらく来てないのだ。」
「そうだね…。」
最後に来た日から5日ほど学校に顔を出していない。
噂では、ずっとしていなかったケンカを毎日のようにまた始めたらしいけど…。
なんで急に…。
__お昼
「名前、元気ない。」
「え!そんなことないよ!」
俯いていた顔を上げて、笑顔で返す。
そんなに顔に出てたかな…。
だって心配だよ、全然来ないしLIMEに一回連絡してみたけど既読もつかない…。
すると教室がざわざわと騒ぎ出した。
扉の方を見ると、久しぶりに見る顔…。
____万里が教室に入ってきたのだ。
万里は何も言わずに私の隣の席に座り、スマホをいじる。
「万里、おは___」
「話しかけんな。」
…え?
いま、話しかけるなって…。
「な、なんで___」
「もう話したくねぇから。」
…なんで急に、そんなこと言うの?
私、気づかないうちに何かしたのかな…。
「何かしちゃったならごめんなさい。もう話しかけないようにするね…。」
「名前殿…。(万里殿、やっぱり中途半端だったのだな…。)」
「名前、俺がいる。俺だけを見て。」
「…あ、はは。なにそれぇー…。」
万里の言葉があまりにもショックで、
励ましてくれる真澄くんの言葉に乾いた笑いをもらした。
それから、万里とは話すことはなく夏休みに入った。