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学生限定アイドルガール

夢小説設定

この章の夢小説設定
名前
一成に呼ばれたいあだ名(未記入だと立花をあだ名にされます)

2_謎の新入生




__お昼




「はぁ…好き。」






「なんなのだこの一年。」




「ずっと名前のそばにいるわね。」






昨日ストリートACTを見てくれていた、碓氷真澄くん。


なぜかお昼の時間に私たちのクラスを訪れてきた。






「え、えっと___。」



「戸惑ってるアンタもかわいい。」





「うん?」





なんだか、懐かれてしまったようだ…。




椅子はどこから持ってきたのか聞いたら、そこの奴が渡してきたと答えた。



ごめんね……。







「そういえば、なぜ我らの芝居を最後まで見ていたのだ。」





「アンタらは、見てない。名前の芝居が好きだったから見てただけ。名前が一生懸命だったから。」






「われらと名前との態度が全く違うのだ。」






一応先輩相手なんだけどな…。

…あはは。






「あれ?真澄くん、お昼ご飯は?」




「まだ。」






「え!まだ食べてないの!?じゃ、このパン半分あげるよ!」





「それって俺と間接キッ____」






「真澄殿やめるのだぁああ!名前殿はピュアだからそんなこと知らないのだ!」




「アンタうるさい。」






「え?なに?」






なんか話が途中で遮られて、真澄くんがなんて言ったのか聞き取れなかった…。






「じゃあ、半分どうぞ。」



「優しい…好き。」





「なぜ……。」






変わった後輩に懐かれてしまった……。














___放課後


「万里殿、今日来なかったのだな。」




「あぁー…。一年の時から結構、休んだりサボったりしてるんだよね。でも、テストの点数高いみたいだし羨ましいな。」





「ヤンキーね。」
















___次の日のお昼



「んだよ、この一年。」





万里と真澄くんは今日、初めて顔を合わせた。





「アンタに関係ない。」





「あー?」





「ちょ!真澄くん!先輩なんだからそんな言い方はだめだよ!」





「俺の先輩は名前だけ。」





「真澄くん…。」






困った後輩…。






「…万里、ごめん。」




「はぁ…。いーよ。名前が謝ることじゃねぇだろ。」






万里と喧嘩になったらどうしようかと思ったけど、良かった…。






「俺よりコイツのことが好きなの?」






怖い顔をして私に問いかける。






「なんでそうなるの…。」






「…。(だったらいいのにな。)」







「あ、そうだ。今日の部活なんだけど、屋上が使えるらしくて、今日は屋上でやるよ!」






「おお!了解なのだ!」




「初めて屋上でやるわね。」






「俺も行く。」






「うん!?……うん、じゃあ放課後屋上でね。」




「分かった。」





そんなじっと見つめられちゃ、断りにくいな___。






「…はぁ。(マジでなんなんだこの一年…。)」
























___屋上



「じゃあ、この少女漫画を参考にやってみるのだ。」




「う、うん!頑張る!」




えーっと…。


【私が好きって言ったら困るよね。】

か…。



恥ずかしそうではなくて、言いづらそうな感じだ。





「わ、私が…好きって言ったら困る…よね。」




「困らない俺も好き。」





「えぇ……。」






「そうじゃないのだ!真澄殿もここにいるなら練習に付き合うのだ。」






「アンタの命令は聞かない。」





……でもせっかくだし手伝ってもらおうかな。






「じゃあ、真澄くん相手役やってもらっていい?」




「やる。」





「コイツ~!」



「今は抑えるのよ、やよい。」







「名前はお互いの名前でやってみよう。その方がやりやすいかも?」




「分かった。」




「えーっと。真澄くんに好きな人がいるのは知ってる…でも、やっぱりあきらめきれないなぁって…あはは…。」




「はぁ…何言ってんだよ。ったく、俺もお前が好きだったんだぜ、名前。」




「す、すごいのだ…真澄殿の演技力が高いのだ。」



「経験でもあるのかしら。」





本当にすごい。役になりきってる!



次の台詞は…。




「えっ。じゃ、じゃあ私たち…。」






そして、真澄くんが近づいてきて____。





「ま、真澄どのぉお!やめるのだ!キスシーンをはいらないのだ!」




名前…だめ?」





「…ん?」





「ダメに決まっているのだ!キスも知らないピュアな名前殿を汚すな変態!」




「アイツうざい…。」





きすくらい知ってるよ…。

どこかに口を付けることでしょ___。





その後、やよいちゃん持参の漫画を資料にたくさん練習を積み重ねていった。














___一週間後



天鵞絨駅で、二回目のストリートACTを行うことになった。


今回は、真澄くんも参加することに____。






「はぁ…。うまくできるかな。」



「何かあっても俺がいるから。」



「我らも力になるのだ!」



「ファイトよ!」





「アンタらはいらない。俺だけでいい。」





相変わらず、やよいちゃん達に毒舌だなぁ…。



今回のテーマもおとぎ話だ。


設定は、私と真澄くんで、ヘンゼルとグレーテル。やよいちゃんは人魚姫。メアリちゃんは赤ずきんだ。





「地上って、重力があって体が重いのだ…。」



「人魚姫は大変ね。地上には美味しいものがたくさんあるのよ。」



「赤ずきんの言う通りだわ。わたし、パイを焼いたの。」


「はぁ…グレーテル。今日もかわいい。」



「兄さま、近い。もう少し離れて。」






「あ、ストリートACTだ!」

「人魚と、赤ずきんと、ヘンゼル・グレーテルだって!」

「面白そう!」







「あぁ、乾燥してきたのだ。だ、誰か水を…。」



「なぜ人間になったのに乾燥が激しいのかしら。ホットぶどうジュースをかけてあげるわ。」



「火傷してべたべたになるのだ!火傷してべたべたになるよりカサカサの方がいいのだ!」







「っぷ。人魚姫の動き方面白い!」

「グレーテルがSっぽくてなんかいい!」

「シスコンヘンゼル設定もいいね!」

「赤ずきん一人で花摘みしてる!ふふ、自由だなぁ。」









前回よりは、セリフも出てきやすくって、動きも大きくできるようになった。


みんなのおかげだ。本当にありがとう_____。











四月のイースターライブも無事に終わると、ついに修学旅行の時期だ。


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