学生限定アイドルガール
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23一年生が終わる。
「もうすぐ3月だね。一年間なんてあっという間だったな…。」
「3月のライブはどこでするのだ?テーマもまだ決まってないのだ。」
「4月はイースターにしようって決めてたけど、3月はまだよ。」
イースターか!
もうきまってたんだ。
「ライブはお花見会場の予定だよ。お花見だから、あんまり激しい曲だと雰囲気壊しちゃうかなって思ってたんだけど、どうかな?」
「お花見!屋台の焼きそばがうまいのだ!」
「やよい、そこじゃないわ。まぁ、チェリーブロッサムに合ったミュージックを作るわね。」
チェリーブロッサム…?
桜のことかな。
「ライブが終わったらお花見をするのだ!万里殿たちも誘うぞ!」
「ナイスアイディアよ。」
「ライブよりお花見することの方が気合入ってるような…あはは。」
お花見か…。
お父さんがいなくなってからは、お姉ちゃんと二人で行ってたな。
そこでもカレー食べてて、やっぱりお姉ちゃんらしいって笑ったっけ。
___会いたいな。
「名前?」
「あ!ごめん!……えっと、明日のテスト結果表配布のこと考えてただけ。」
「そうだったのだぁああ!」
「今回も赤点を乗り越えるわ。」
「そうだね!」
___テスト結果配布日
万里_side
「じゃ、行くよ万里!せーの!」
お互い見せ合った紙には__。
___どちらも学年一位と書いてある。
「勝ったな。」
「おお!すごい万里!おめでとう!!」
名前に勝ったっつーのに、たいして嬉しくねぇ…。
ちょっと前から、順位を競うとかどーでもいいって思い始めてたんだよな___。
「…?万里、あまり嬉しそうじゃない…。何かあったの?」
そういいながら、俺の顔を覗き込んできた名前。
____近ぇって。
「あー、別に。一年間ずっと一位とかバケモンすぎんだろって思っただけー。」
「うーん、誉め言葉?として受け取っておくよ。ふふっ。」
でも、今回のことで確信した___。
俺、名前のことが好きだったんだな。
「あ、万里!春休み中のライブが花見会場でやるの!万里も一緒に花見しない?」
花見か。
……しばらく行ってねーな。
「いーよ。」
「良かった!楽しみだねー!」
コイツに言うのは、まだ時間がかかりそうだな…。
あと二年あるし、焦る必要ねぇか______。
___花見会場
名前_side
「やっぱり屋台の焼きそばが一番うまいのだ!」
ライブ後、RYANはみんな伊達メガネをして人の少なめの桜の下でお花見をしていた。
「桜綺麗だなぁ~。そういえば、佐久間咲也って、ちょっと桜っぽいね!春って感じ!」
「そう?そんなこと言われたの初めてだよ!ありがとう。」
花見メンバーは全員花咲学園だ。
万里に、咲也くん、私たち。
「万里、カルフォルニアロールの屋台ないね…。」
「っぷ。んなの見たことねぇって!」
た、確かに…。
でもあったらすごいな。
「名前は、何でカレー?ほかにもいろいろあったろ。」
「お姉ちゃんがね、お花見の時毎年カレー食べてたの思い出して、懐かしかったからつい。」
「…毎年かよ。」
「すごい姉殿なのだ。」
ちょっと寂しさを紛らわそうと思って食べてたけど、やっぱり思い出すと寂しいな。
もう一年もあってないんだもん。
そりゃあそうだよね…。
そんなことを考えていたら、頭にポンと手が乗った。
「…万里。」
「んな顔すんなって。姉に会えなくて寂しいだろーけど、名前は一人じゃねぇだろ。」
「そうだよ!俺たちは名前ちゃんの友達だから!」
励まされちゃった…そんなに顔に出ちゃってたんだ。
でも、さっきみたいな寂しかった気持ちがウソみたいになくなった。
「……みんな、ありがとう!…あ、記念に写真撮ろうよ!」
「また写真撮んのかよ。」
「やっぱり形に残したいでしょ!」
記念写真って後で見るのが楽しいんだら!
「あ、お写真お撮りしますか?」
お花見ライブの主催者さんがたまたま通りかかり、声をかけてきた。
「お願いしてもいいですか?」
「もちろんです!じゃあ、そこの桜の下あたりでとりましょう!」
「だりー。」
「もー!万里も早く移動してってば!」
文句ばっかりの万里の背中を押して、言われたところにみんなで固まった。
「撮りますよー!さん、にー、いち。」
パシャ
「こんな感じでいいですか?」
「はい!ありがとうございます!」
桜もきれいに映ってる!
撮るの慣れてるのかも。
「見るのだ!万里殿と名前殿の頭に、桜の花飾りがついているぞ!」
「え!」
万里の頭を見ると、耳の上あたりにきれいな桜の花がついていた。
「ぷっ。万里可愛いじゃない!」
「…うれしくねぇよ。」
カシャ
「え!やよいちゃん撮ったなぁ!」
「桜の妖精降臨なのだ。これも記念なのだぞ!」
桜の妖精って……。
万里が桜の妖精_____?
「ふふ、あはは!万里が妖精なんて似合わないなぁ!」
「うるせーな、笑いすぎだろ。」
コツっと軽くデコピンをされたが、やっぱり面白くて笑ってしまった。
「(あれから万里殿はどうするのか決めたのかの…。)」
「よいしょ。」
「え!どうしたの名前ちゃん!?」
咲也くんの頭にも桜の花をつけてみた。
「え!咲也くんの方が可愛い!同じ男なのに!」
「可愛くなくて悪かったな。」
「あはは…。」
___寮
「へぇ~!RYAN以外にも友達いたんですね!」
「当たり前じゃないですかー!この男の子は、二人とも私の隣の席なんです!」
花見から帰って、今日の集合写真を支配人に見せていた。
「ワンレン。ワンレン。」
亀吉…、どういう意味で言ってるんだろ…?
(ブーッブーッ)
「あ、電話だ。ちょっと失礼します!」
廊下に出て見たことのない番号からの電話に出る。
「も、もしもし?」
【もしもし!立花名前さんでしょうか?】
「あ、はい!立花ですが…?」
【申し遅れました、映画オーディションを担当しております、三原と申します!この度お電話させていただいたことなのですが。】
ん?映画でオーディション??
【立花名前さんに映画のオーディションのオファーが届いております!詳しくは郵便でお送りいたします封筒内の書類をご確認ください!】
「ちょ!ちょっと待ってください!いきなりのことで何が何だか……。」
【あ、そうですよね。映画は恋愛もので、名前さんはヒロインで、お相手役が、皇天馬さんです。】
皇天馬って、前に一回だけテレビで見たことあるかも…?
そんなすごい人と映画!?
無理無理無理無理!
私になんて向いてない。
「あの、私でなければだめなのでしょうか?」
【うーん。そうですねぇ。名前さん名指しですので…。】
えぇ_____。
【あ、忘れていました!主題歌をRYANさんにお願いしたかったのですが、今までにない学生の恋愛ソングをテーマにお願いできないでしょうか?】
「あ、わかりました!メンバーと話し合ってみます。」
【そうですか!では、また何かあればこちらにご連絡くださいね!失礼いたします!】
(ップ。ツーッ___ツーッ___)
わ、私が映画!?
演技なんて劇とかでしかしたことないのに…。
____劇に、いい思い出なんてないけどね…。
「もうすぐ3月だね。一年間なんてあっという間だったな…。」
「3月のライブはどこでするのだ?テーマもまだ決まってないのだ。」
「4月はイースターにしようって決めてたけど、3月はまだよ。」
イースターか!
もうきまってたんだ。
「ライブはお花見会場の予定だよ。お花見だから、あんまり激しい曲だと雰囲気壊しちゃうかなって思ってたんだけど、どうかな?」
「お花見!屋台の焼きそばがうまいのだ!」
「やよい、そこじゃないわ。まぁ、チェリーブロッサムに合ったミュージックを作るわね。」
チェリーブロッサム…?
桜のことかな。
「ライブが終わったらお花見をするのだ!万里殿たちも誘うぞ!」
「ナイスアイディアよ。」
「ライブよりお花見することの方が気合入ってるような…あはは。」
お花見か…。
お父さんがいなくなってからは、お姉ちゃんと二人で行ってたな。
そこでもカレー食べてて、やっぱりお姉ちゃんらしいって笑ったっけ。
___会いたいな。
「名前?」
「あ!ごめん!……えっと、明日のテスト結果表配布のこと考えてただけ。」
「そうだったのだぁああ!」
「今回も赤点を乗り越えるわ。」
「そうだね!」
___テスト結果配布日
万里_side
「じゃ、行くよ万里!せーの!」
お互い見せ合った紙には__。
___どちらも学年一位と書いてある。
「勝ったな。」
「おお!すごい万里!おめでとう!!」
名前に勝ったっつーのに、たいして嬉しくねぇ…。
ちょっと前から、順位を競うとかどーでもいいって思い始めてたんだよな___。
「…?万里、あまり嬉しそうじゃない…。何かあったの?」
そういいながら、俺の顔を覗き込んできた名前。
____近ぇって。
「あー、別に。一年間ずっと一位とかバケモンすぎんだろって思っただけー。」
「うーん、誉め言葉?として受け取っておくよ。ふふっ。」
でも、今回のことで確信した___。
俺、名前のことが好きだったんだな。
「あ、万里!春休み中のライブが花見会場でやるの!万里も一緒に花見しない?」
花見か。
……しばらく行ってねーな。
「いーよ。」
「良かった!楽しみだねー!」
コイツに言うのは、まだ時間がかかりそうだな…。
あと二年あるし、焦る必要ねぇか______。
___花見会場
名前_side
「やっぱり屋台の焼きそばが一番うまいのだ!」
ライブ後、RYANはみんな伊達メガネをして人の少なめの桜の下でお花見をしていた。
「桜綺麗だなぁ~。そういえば、佐久間咲也って、ちょっと桜っぽいね!春って感じ!」
「そう?そんなこと言われたの初めてだよ!ありがとう。」
花見メンバーは全員花咲学園だ。
万里に、咲也くん、私たち。
「万里、カルフォルニアロールの屋台ないね…。」
「っぷ。んなの見たことねぇって!」
た、確かに…。
でもあったらすごいな。
「名前は、何でカレー?ほかにもいろいろあったろ。」
「お姉ちゃんがね、お花見の時毎年カレー食べてたの思い出して、懐かしかったからつい。」
「…毎年かよ。」
「すごい姉殿なのだ。」
ちょっと寂しさを紛らわそうと思って食べてたけど、やっぱり思い出すと寂しいな。
もう一年もあってないんだもん。
そりゃあそうだよね…。
そんなことを考えていたら、頭にポンと手が乗った。
「…万里。」
「んな顔すんなって。姉に会えなくて寂しいだろーけど、名前は一人じゃねぇだろ。」
「そうだよ!俺たちは名前ちゃんの友達だから!」
励まされちゃった…そんなに顔に出ちゃってたんだ。
でも、さっきみたいな寂しかった気持ちがウソみたいになくなった。
「……みんな、ありがとう!…あ、記念に写真撮ろうよ!」
「また写真撮んのかよ。」
「やっぱり形に残したいでしょ!」
記念写真って後で見るのが楽しいんだら!
「あ、お写真お撮りしますか?」
お花見ライブの主催者さんがたまたま通りかかり、声をかけてきた。
「お願いしてもいいですか?」
「もちろんです!じゃあ、そこの桜の下あたりでとりましょう!」
「だりー。」
「もー!万里も早く移動してってば!」
文句ばっかりの万里の背中を押して、言われたところにみんなで固まった。
「撮りますよー!さん、にー、いち。」
パシャ
「こんな感じでいいですか?」
「はい!ありがとうございます!」
桜もきれいに映ってる!
撮るの慣れてるのかも。
「見るのだ!万里殿と名前殿の頭に、桜の花飾りがついているぞ!」
「え!」
万里の頭を見ると、耳の上あたりにきれいな桜の花がついていた。
「ぷっ。万里可愛いじゃない!」
「…うれしくねぇよ。」
カシャ
「え!やよいちゃん撮ったなぁ!」
「桜の妖精降臨なのだ。これも記念なのだぞ!」
桜の妖精って……。
万里が桜の妖精_____?
「ふふ、あはは!万里が妖精なんて似合わないなぁ!」
「うるせーな、笑いすぎだろ。」
コツっと軽くデコピンをされたが、やっぱり面白くて笑ってしまった。
「(あれから万里殿はどうするのか決めたのかの…。)」
「よいしょ。」
「え!どうしたの名前ちゃん!?」
咲也くんの頭にも桜の花をつけてみた。
「え!咲也くんの方が可愛い!同じ男なのに!」
「可愛くなくて悪かったな。」
「あはは…。」
___寮
「へぇ~!RYAN以外にも友達いたんですね!」
「当たり前じゃないですかー!この男の子は、二人とも私の隣の席なんです!」
花見から帰って、今日の集合写真を支配人に見せていた。
「ワンレン。ワンレン。」
亀吉…、どういう意味で言ってるんだろ…?
(ブーッブーッ)
「あ、電話だ。ちょっと失礼します!」
廊下に出て見たことのない番号からの電話に出る。
「も、もしもし?」
【もしもし!立花名前さんでしょうか?】
「あ、はい!立花ですが…?」
【申し遅れました、映画オーディションを担当しております、三原と申します!この度お電話させていただいたことなのですが。】
ん?映画でオーディション??
【立花名前さんに映画のオーディションのオファーが届いております!詳しくは郵便でお送りいたします封筒内の書類をご確認ください!】
「ちょ!ちょっと待ってください!いきなりのことで何が何だか……。」
【あ、そうですよね。映画は恋愛もので、名前さんはヒロインで、お相手役が、皇天馬さんです。】
皇天馬って、前に一回だけテレビで見たことあるかも…?
そんなすごい人と映画!?
無理無理無理無理!
私になんて向いてない。
「あの、私でなければだめなのでしょうか?」
【うーん。そうですねぇ。名前さん名指しですので…。】
えぇ_____。
【あ、忘れていました!主題歌をRYANさんにお願いしたかったのですが、今までにない学生の恋愛ソングをテーマにお願いできないでしょうか?】
「あ、わかりました!メンバーと話し合ってみます。」
【そうですか!では、また何かあればこちらにご連絡くださいね!失礼いたします!】
(ップ。ツーッ___ツーッ___)
わ、私が映画!?
演技なんて劇とかでしかしたことないのに…。
____劇に、いい思い出なんてないけどね…。