学生限定アイドルガール
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13学園祭準備
名前_side
___放課後ライブも無事終わりあとは学園祭ライブと学園祭準備だ。
「名前ちゃん!メニュー頼まれたんだけど…もしよかったら手伝ってほしくて。」
「全然いいよ!」
「ありがとう!俺デザインとかよく分からなくって…。名前ちゃんって絵描くの得意なんだね!看板見たよ!」
「照れるな…。昔から絵描くの好きで、趣味で時々描いてたの。」
初めて誰かの前で絵を描いて褒められてはずかしいけど、嬉しいな。
みんなの役に立ててよかった!
「名前ちゃん!終わったらビラデザインも頼んでいい?」
「まかせて!!」
「ありがとう~!本当に助かる!」
学園祭まであと1週間とちょっと。
クラスの準備も順調だし、この調子なら間に合いそうだな!
_______
「RYANとか後輩のくせに超調子乗ってね?」
「それなー!特に名前って奴。あのクラス絶対優勝だよね。」
「むかつく~!あ、そうだ____」
「いいねー!やろやろ!」
___朝
朝練が終わって教室に向かっていると、なんだか教室の方が騒がしい。
なんだろ…。
何かあったのかな。
私は急いでクラスに向かった。
__教室
「どうしよう…!間に合うかな…。」
「どうしたの?」
声をかけるとその場にいたクラスメイト全員がバッと振り向いた。
「お、おはよう!名前ちゃん…!」
「え、えっと…。」
「これ見せない方がよくね…?」
クラスメイトはみんな黒板の方に集まっている。
なんで黒板の前に…?
教室の後ろに学園祭で使うもの置いてあったはずなのに見当たらない______。
あれ…?黒板に何か書いて____
【RYANシネ!】
【ブスの集まり~(笑)】
【全部お前のせい!】
そんなことが大きな文字でたくさん書かれていた。
「な…なにこれ……?」
もしかして____
クラスメイトの集まっているところへ行き、足元を覗く。
_____みんなで作った看板や飾りメニュー全部壊されていた。
そこにも黒板に書いてあることと同じようなことがたくさん書いてある。
___【お前のせいだ】
「___!」
あまりのショックに言葉を失う。
____私のせいでこんなことに。
「私のせい…私が……。」
誰かに迷惑をかけてしまったことが悔しい。
それは私の一番大嫌いなことだ。
胸が痛い。
__息がくるしい。
「っ!!!」
「あ、名前ちゃん!」
クラスメイトの声も聞かずに、私は教室から逃げ出していた。
___屋上
…初めて授業をずる休みしてしまった。
お昼の時間を知らせる鐘が聞こえる。
「(みんなに合わせる顔がないよ…。)」
(ブーッ。)
LIME……万里からだ。
___ごめん、今は返せそうにない。
(ガチャ)
__!?
誰か来た!
私は物影に隠れた_____。
「あーマジウケる~!超すっきりしたんだけど!」
「それな。名前のやつ今頃どんな顔してんだろなw」
「後輩のくせにスクールアイドルとか生意気すぎ~」
「うちらわるくねーよな~w」
女子の声。
____先輩の声が聞こえる。
この人たちがあんなひどいことを___?
今すぐに何か言ってやりたい。
__でも怖い。
先輩4人相手に私一人でなんて解決できるはずないよ___。
でもみんなが…。
深呼吸をして、覚悟を決めて立ち上がろうとした時____
「へー。お前らがやったんだ?」
「あ?なんだよ___って摂津万里くん!?」
「え!まじ!?」
「やば…マジカッコいい。」
「学校一のイケメンが何でここに_____」
ば、万里!?
何でここに…?
「サイテーだな。生徒指導には言っとく。」
「え!そんな!」
「ば、万里くん!」
「で、でも名前って奴が調子乗ってるのがわるいんだよ!」
「そうそう!万里くんだってそう思うよね!」
「…は?調子乗ってんのはてめぇらのほうだろ。」
万里くんの声が少し低くなった___。
「アイツに2度と関わんな。次はこれだけじゃすまねぇぜ。」
「「ひっ!ごめんなさい!」」
今まで聴いたことのない低い声で先輩たちに伝え、睨んでいた。
先輩たちは焦ったように、バタバタと屋上から出て行った。
___私は物陰から出る。
「ば、万里。」
「やっぱここにいた。」
万里は頭をかいて、はぁ。とため息をついた。
__”やっぱここにいた”って…。
私、屋上なんて来たことないのに何でここにいるってわかったんだろ。
「なんで屋上ってわかったの?」
「んなの感だよ。俺何でも出来っからー。」
感___!?
なんでもできるって…こんなこともできるものなの?
でも、私が先輩たちに何も言えなくって万里が怒ってくれたのは本当に感謝してもしきれないよ…。
「…万里。ありがとう。」
「んな顔すんなって。ほら、授業始まんぜ。優等生さん。」
「はは、ずる休みしちゃったからもう優等生じゃないよ…。」
___でも。
「……でも、壊されちゃったことには変わりないし。どうしよう。このままじゃ私のせいで学園祭になんて間に合わないよ……。」
___壊されちゃったものは直るわけないじゃない…。
「だーかーら。んな顔すんなっつーの。仕方ねェから、今日から手伝ってやるよ。」
「え?」
「俺の人生スーパーウルトライージーモードだし。よゆ~。んだから、変な顔してんなって。」
「変な顔なんかしてな__!……ありがとね、万里。」
「……。どーいたしまして。ホラ、教室戻んぞ。」
「うん!」
めんどくさがってずっと手伝ってくれなかったのに。
人生スーパーウルトライージーモードか。
__ふふ、やっぱり万里って変なの!
__放課後
「え!万里くん手伝ってくれるの!」
「ありがとう!」
「女子がみんなあっち行っちまった。」
「万里には勝てねぇよ。女子の人気も喧嘩も…。」
「ハサミ苦手なんだよね。咲也くん代わりにやってくれる…?」
「俺やるよ!貸し____」
咲也くんに、はさみと紙を渡そうとしたら。
ひょいっ。と上から伸びてきた手に取られてしまった。
___その手をたどって上を向くと万里だった。
「すごい…。万里、手際いいね!」
「こんくらいよゆ~よゆ~。ホラ。」
「ありがとう!」
あっという間にカット終わっちゃった。
後は張り付けるだけ!
咲也_side
万里くんすごいな!
きれいにカットしてる!
そんな彼を見ていたら、なんだかちょっと睨んでこっちを見ているような______?
……ハッ!
もしかして…万里くん、名前ちゃんの事が好きなのかな…?
だから、俺が手伝おうとしたものを代わりにやってくれたのかも…。
そっか……。
「応援してるよ!万里くん!」
そういうと、万里くんは一瞬固まって噴き出して笑った。
「ぷっ。ははは!んだよそれ!咲也も変な奴だな!」
__俺の名前!覚えててくれたんだ!
「え!何の応援?紙切ることの応援?なんで!」
「あ!ううん!なんでもないよ!」
でも俺、二人のことは応援しよう。
_____学園祭前日
「間に合った……!」
「良かった!メイド服も執事服も無事にできてよかった!」
「万里くんありがとう!」
「俺らもやってたんだけど…。」
「お疲れー。」
ほぼほぼ万里がやってくれたんだよね。
本当になんでもできるんだ。
人生スーパーウルトライージーモードって言ってたっけ。
「って、練習の時間だ!みんなお疲れ様!あした頑張ろうね!」
「RYANのライブ楽しみにしてるよ!!」
「名前ちゃん頑張れー!」
「俺らの癒しはアイツだけだな…。」
「…それな。」
「名前ちゃん、また明日ね!練習頑張って!」
「じゃーな。」
「うん!また明日!」
_____
万里_side
最近、名前があいつと仲良くしてるとこ見てると、嫌に気持ちになる。
今日は、無意識でアイツのこと睨んでたみたいで、なんか勘違いされちまったし。
初めて負けたって思わされて、そん時から名前に少し興味がわいた。
競う相手ってだけでなんとなく絡んでたはずだったが、名前がケガしてるとこ見てこれまでにない怒りを覚えた。
女とかたいして変わんねぇし全員一緒だろって思ってた。
__けど、名前だけは違って見える。
こんなの、初めてだな。
名前_side
___放課後ライブも無事終わりあとは学園祭ライブと学園祭準備だ。
「名前ちゃん!メニュー頼まれたんだけど…もしよかったら手伝ってほしくて。」
「全然いいよ!」
「ありがとう!俺デザインとかよく分からなくって…。名前ちゃんって絵描くの得意なんだね!看板見たよ!」
「照れるな…。昔から絵描くの好きで、趣味で時々描いてたの。」
初めて誰かの前で絵を描いて褒められてはずかしいけど、嬉しいな。
みんなの役に立ててよかった!
「名前ちゃん!終わったらビラデザインも頼んでいい?」
「まかせて!!」
「ありがとう~!本当に助かる!」
学園祭まであと1週間とちょっと。
クラスの準備も順調だし、この調子なら間に合いそうだな!
_______
「RYANとか後輩のくせに超調子乗ってね?」
「それなー!特に名前って奴。あのクラス絶対優勝だよね。」
「むかつく~!あ、そうだ____」
「いいねー!やろやろ!」
___朝
朝練が終わって教室に向かっていると、なんだか教室の方が騒がしい。
なんだろ…。
何かあったのかな。
私は急いでクラスに向かった。
__教室
「どうしよう…!間に合うかな…。」
「どうしたの?」
声をかけるとその場にいたクラスメイト全員がバッと振り向いた。
「お、おはよう!名前ちゃん…!」
「え、えっと…。」
「これ見せない方がよくね…?」
クラスメイトはみんな黒板の方に集まっている。
なんで黒板の前に…?
教室の後ろに学園祭で使うもの置いてあったはずなのに見当たらない______。
あれ…?黒板に何か書いて____
【RYANシネ!】
【ブスの集まり~(笑)】
【全部お前のせい!】
そんなことが大きな文字でたくさん書かれていた。
「な…なにこれ……?」
もしかして____
クラスメイトの集まっているところへ行き、足元を覗く。
_____みんなで作った看板や飾りメニュー全部壊されていた。
そこにも黒板に書いてあることと同じようなことがたくさん書いてある。
___【お前のせいだ】
「___!」
あまりのショックに言葉を失う。
____私のせいでこんなことに。
「私のせい…私が……。」
誰かに迷惑をかけてしまったことが悔しい。
それは私の一番大嫌いなことだ。
胸が痛い。
__息がくるしい。
「っ!!!」
「あ、名前ちゃん!」
クラスメイトの声も聞かずに、私は教室から逃げ出していた。
___屋上
…初めて授業をずる休みしてしまった。
お昼の時間を知らせる鐘が聞こえる。
「(みんなに合わせる顔がないよ…。)」
(ブーッ。)
LIME……万里からだ。
___ごめん、今は返せそうにない。
(ガチャ)
__!?
誰か来た!
私は物影に隠れた_____。
「あーマジウケる~!超すっきりしたんだけど!」
「それな。名前のやつ今頃どんな顔してんだろなw」
「後輩のくせにスクールアイドルとか生意気すぎ~」
「うちらわるくねーよな~w」
女子の声。
____先輩の声が聞こえる。
この人たちがあんなひどいことを___?
今すぐに何か言ってやりたい。
__でも怖い。
先輩4人相手に私一人でなんて解決できるはずないよ___。
でもみんなが…。
深呼吸をして、覚悟を決めて立ち上がろうとした時____
「へー。お前らがやったんだ?」
「あ?なんだよ___って摂津万里くん!?」
「え!まじ!?」
「やば…マジカッコいい。」
「学校一のイケメンが何でここに_____」
ば、万里!?
何でここに…?
「サイテーだな。生徒指導には言っとく。」
「え!そんな!」
「ば、万里くん!」
「で、でも名前って奴が調子乗ってるのがわるいんだよ!」
「そうそう!万里くんだってそう思うよね!」
「…は?調子乗ってんのはてめぇらのほうだろ。」
万里くんの声が少し低くなった___。
「アイツに2度と関わんな。次はこれだけじゃすまねぇぜ。」
「「ひっ!ごめんなさい!」」
今まで聴いたことのない低い声で先輩たちに伝え、睨んでいた。
先輩たちは焦ったように、バタバタと屋上から出て行った。
___私は物陰から出る。
「ば、万里。」
「やっぱここにいた。」
万里は頭をかいて、はぁ。とため息をついた。
__”やっぱここにいた”って…。
私、屋上なんて来たことないのに何でここにいるってわかったんだろ。
「なんで屋上ってわかったの?」
「んなの感だよ。俺何でも出来っからー。」
感___!?
なんでもできるって…こんなこともできるものなの?
でも、私が先輩たちに何も言えなくって万里が怒ってくれたのは本当に感謝してもしきれないよ…。
「…万里。ありがとう。」
「んな顔すんなって。ほら、授業始まんぜ。優等生さん。」
「はは、ずる休みしちゃったからもう優等生じゃないよ…。」
___でも。
「……でも、壊されちゃったことには変わりないし。どうしよう。このままじゃ私のせいで学園祭になんて間に合わないよ……。」
___壊されちゃったものは直るわけないじゃない…。
「だーかーら。んな顔すんなっつーの。仕方ねェから、今日から手伝ってやるよ。」
「え?」
「俺の人生スーパーウルトライージーモードだし。よゆ~。んだから、変な顔してんなって。」
「変な顔なんかしてな__!……ありがとね、万里。」
「……。どーいたしまして。ホラ、教室戻んぞ。」
「うん!」
めんどくさがってずっと手伝ってくれなかったのに。
人生スーパーウルトライージーモードか。
__ふふ、やっぱり万里って変なの!
__放課後
「え!万里くん手伝ってくれるの!」
「ありがとう!」
「女子がみんなあっち行っちまった。」
「万里には勝てねぇよ。女子の人気も喧嘩も…。」
「ハサミ苦手なんだよね。咲也くん代わりにやってくれる…?」
「俺やるよ!貸し____」
咲也くんに、はさみと紙を渡そうとしたら。
ひょいっ。と上から伸びてきた手に取られてしまった。
___その手をたどって上を向くと万里だった。
「すごい…。万里、手際いいね!」
「こんくらいよゆ~よゆ~。ホラ。」
「ありがとう!」
あっという間にカット終わっちゃった。
後は張り付けるだけ!
咲也_side
万里くんすごいな!
きれいにカットしてる!
そんな彼を見ていたら、なんだかちょっと睨んでこっちを見ているような______?
……ハッ!
もしかして…万里くん、名前ちゃんの事が好きなのかな…?
だから、俺が手伝おうとしたものを代わりにやってくれたのかも…。
そっか……。
「応援してるよ!万里くん!」
そういうと、万里くんは一瞬固まって噴き出して笑った。
「ぷっ。ははは!んだよそれ!咲也も変な奴だな!」
__俺の名前!覚えててくれたんだ!
「え!何の応援?紙切ることの応援?なんで!」
「あ!ううん!なんでもないよ!」
でも俺、二人のことは応援しよう。
_____学園祭前日
「間に合った……!」
「良かった!メイド服も執事服も無事にできてよかった!」
「万里くんありがとう!」
「俺らもやってたんだけど…。」
「お疲れー。」
ほぼほぼ万里がやってくれたんだよね。
本当になんでもできるんだ。
人生スーパーウルトライージーモードって言ってたっけ。
「って、練習の時間だ!みんなお疲れ様!あした頑張ろうね!」
「RYANのライブ楽しみにしてるよ!!」
「名前ちゃん頑張れー!」
「俺らの癒しはアイツだけだな…。」
「…それな。」
「名前ちゃん、また明日ね!練習頑張って!」
「じゃーな。」
「うん!また明日!」
_____
万里_side
最近、名前があいつと仲良くしてるとこ見てると、嫌に気持ちになる。
今日は、無意識でアイツのこと睨んでたみたいで、なんか勘違いされちまったし。
初めて負けたって思わされて、そん時から名前に少し興味がわいた。
競う相手ってだけでなんとなく絡んでたはずだったが、名前がケガしてるとこ見てこれまでにない怒りを覚えた。
女とかたいして変わんねぇし全員一緒だろって思ってた。
__けど、名前だけは違って見える。
こんなの、初めてだな。