学生限定アイドルガール
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9かき氷
夏休みももう終盤だ。
今日はファミレスでドリンクバーのみを頼む迷惑な客になって、夏休みの課題をしていた。
__もちろん、十座くんもいる。
「あとちょっとで終わるのだ!そしたらみんなでこの後、天鵞絨駅前にできたかき氷屋さんに行くのだぞ!それで、スイーツ友達の十座殿を誘ったのだ。」
「一人じゃなかなか行きずれえから助かる。こんな顔で甘いもん好きとかバカにされるしな。」
「バカにするなんてひどい!でも、好きなものなんだから、周りの目なんて気にしなくていいんだよ!」
「そうよ。まあ何かあればいつでもトゥギャザー 行くわ。」
「ありがとな。」
十座くんは、ふっ。と鼻で笑ってそう言っていた。
初めて会った時よりも慣れてきたのか彼の表情も前より柔らかくなった気がする。
______
「ん~!終わったのだァ~。」
やよいちゃんは大きく背伸びをする。
メアリちゃんと十座くんは顔が死んでる……。
「じゃあ、かき氷いこっか。」
「レッツゴー。」
あれ___
2人とも、かき氷って言葉を聞いてすごく顔が明るくなった。
良かった。
___カキ氷屋さん
「なかなか混んでいるのだ。」
「私予約しておいたからNot to worry よ。」
「流石メアリ殿なのだ!」
「あれ?十座じゃね?」
「お、マジじゃん。」
「あ?誰だてめーら。」
な、何この怖そうな二人組…。
十座くんの友達ではないみたいだけど___。
「お前甘いモン好きなのかよw」
「まじかw似合わねぇーのw」
「黙れ。」
「ちょ、なんでそんなこと言うんですか!人の好きなものなんて自由じゃないですか!」
「あー?ってあれ?RYANの名前じゃん」
「お、まじ?俺ファンなんだよな。遊びにいこーぜ。」
「え!ちょっと離して!」
ヤ、ヤンキーだ絶対!怖い!
手首をつかまれて、無理やり連れていかれそうになる。
「てめ____」
「キャアアアアアア!!変態なのだァアアア!!」
「Help me ~~!!!」
「なに?変態?」
「RYANじゃん!何アイツら!離せ!」
「警察呼ぶ?」
「っち。覚えてろよ!」
「行こうぜ!」
ふ、二人のおかげで助かった___!
とっさにそんなことができるなんてすごい!
やっぱり二人は行動派だ!
「名前殿!大丈夫か!」
「大丈夫だよ!二人ともありがとう!」
「悪い。俺のせいだ。」
十座くん___。
でもこれは十座くんのせいじゃない。
「十座くんのせいじゃないから、そんな顔しないで!」
「でも__」
「ほら、かき氷行こ!」
まだ落ち込んでいる十座くんの手を引いて、お店の中に入る。
___その間、二人は十座くんがファンの人たちにバレないように、さっきの事の感謝も込めてファンサービス中だ。
__店内
「私は夏季限定メニューの雪山フルーツ発掘かき氷にしようかな。」
「すごい名前なのだ。」
「氷と練乳に包まれた中にフルーツが入ってるみたい。十座くんは?」
「俺はイチゴ練乳盛りにする。」
「われは抹茶あずきなのだ!」
「わたしマンゴーね。」
____
「お待たせしましたー!」
「わあ!すごい!屋台のとは全然違うね!」
「量がパないのだ。」
「ふっ、このくらい余裕だな。」
「流石、十座だわ。グレイトね。」
全員のかき氷は、盛り盛りだ。
すごい量だけど、氷がふわふわで、これならたべられるかも!
「ん~おいしい!」
「とってもデリシャスだわ。」
「うむうむ!美味しいのだ!って名前殿急いで食べすぎなのだ!」
「でも早く食べないと溶けちゃ______っ!」
頭がキーンとする。
痛い…確かにちょっと早く食べすぎたかも。
「大丈夫か?ゆっくり食えよ。」
「うう…そうする……。」
__帰り道
「そういえば、ライアンってなんだ?」
「ええ!十座殿知らなかったのか!われらはスクールアイドルなのだ!」
「す、スクール、アイドル?」
「YES。花咲学園スクールアイドル、RYAN。4月に結成したばっかりよ。」
「はは、まだ、三曲くらいしかないけどね……。」
十座くんとは、結構一緒に行動してたけど、知らなかったんだ!
でも、それが普通なんだと思う。
いきなり有名になんてふつうあり得ないことだし。
こうやって知らないって人に会えるのはレアな感じがして逆にうれしいな___。
「かき氷屋の客も知ってたし、すごい有名人みたいだな。」
「十座殿は、インステやってないのか?」
「い、いんすて……?」
「NOの反応だわ。」
「今すぐやるのだ!フォローするから、スマホ貸すのだ!」
「お、おい!」
あ、仲間だ。
インステ知らない人いたんだ!嬉しすぎる。
__十座くんとは近いものを感じるよ……。
「これがインステか…。お前らのフォロワー?ってやつすごい数だな。」
「それだけ応援してくれてる人がいるってことだよ!励みになってるんだ。」
そういって、照れくさそうに笑った。
ファンのみんなのおかげで、私たちもこうして続けられているし。
本当に感謝してるよ。
「…そうか。応援してる。」
十座くんは優しく頭をなでてくれる。
「十座殿がデレたのだ。」
「わ、悪い!俺の弟みたいでつい__」
「ううん!くすぐったいけど、ありがとう十座くん!」
お父さん以外の男の人に頭を撫でられるの初めてのはずなのに。
もっと前に誰かに撫でられたような気がする。
ていうか、私どこでも子ども扱いなんだ。
______
「なあ九門。」
「なにー?兄ちゃん?」
「RYAN…って知ってるか?」
漫画本を見ながら返事をしていた九門は、その言葉にバッと振り向くと信じらんねぇ…みてぇな顔をして俺を見つめる。
「当たり前じゃん!俺の中学でも知らない奴なんて一人もいないくらい超有名人なんだぜ!」
「そ、そんなになのか…。」
「ていうか、兄ちゃんがスクールアイドルの話するとか珍しい!」
「今日、かき氷食いに行った奴らがRYANってアイドルだったんだ。そんなに有名なんだな…。」
「え!えぇえええええ!!??」
いきなり叫び出す九門は飛び上がって俺のすぐ近くまで来ると、キラキラした目で俺を見る。
___近い。
「兄ちゃんRYANと知り合いなの!?まじ!?写真とかねえの!?インステフォローされたりしてんの!?」
「…おちつけ九門。」
あいつらそんなにすげえ奴らだったんだな…。
夏休みももう終盤だ。
今日はファミレスでドリンクバーのみを頼む迷惑な客になって、夏休みの課題をしていた。
__もちろん、十座くんもいる。
「あとちょっとで終わるのだ!そしたらみんなでこの後、天鵞絨駅前にできたかき氷屋さんに行くのだぞ!それで、スイーツ友達の十座殿を誘ったのだ。」
「一人じゃなかなか行きずれえから助かる。こんな顔で甘いもん好きとかバカにされるしな。」
「バカにするなんてひどい!でも、好きなものなんだから、周りの目なんて気にしなくていいんだよ!」
「そうよ。まあ何かあればいつでも
「ありがとな。」
十座くんは、ふっ。と鼻で笑ってそう言っていた。
初めて会った時よりも慣れてきたのか彼の表情も前より柔らかくなった気がする。
______
「ん~!終わったのだァ~。」
やよいちゃんは大きく背伸びをする。
メアリちゃんと十座くんは顔が死んでる……。
「じゃあ、かき氷いこっか。」
「レッツゴー。」
あれ___
2人とも、かき氷って言葉を聞いてすごく顔が明るくなった。
良かった。
___カキ氷屋さん
「なかなか混んでいるのだ。」
「私予約しておいたから
「流石メアリ殿なのだ!」
「あれ?十座じゃね?」
「お、マジじゃん。」
「あ?誰だてめーら。」
な、何この怖そうな二人組…。
十座くんの友達ではないみたいだけど___。
「お前甘いモン好きなのかよw」
「まじかw似合わねぇーのw」
「黙れ。」
「ちょ、なんでそんなこと言うんですか!人の好きなものなんて自由じゃないですか!」
「あー?ってあれ?RYANの名前じゃん」
「お、まじ?俺ファンなんだよな。遊びにいこーぜ。」
「え!ちょっと離して!」
ヤ、ヤンキーだ絶対!怖い!
手首をつかまれて、無理やり連れていかれそうになる。
「てめ____」
「キャアアアアアア!!変態なのだァアアア!!」
「
「なに?変態?」
「RYANじゃん!何アイツら!離せ!」
「警察呼ぶ?」
「っち。覚えてろよ!」
「行こうぜ!」
ふ、二人のおかげで助かった___!
とっさにそんなことができるなんてすごい!
やっぱり二人は行動派だ!
「名前殿!大丈夫か!」
「大丈夫だよ!二人ともありがとう!」
「悪い。俺のせいだ。」
十座くん___。
でもこれは十座くんのせいじゃない。
「十座くんのせいじゃないから、そんな顔しないで!」
「でも__」
「ほら、かき氷行こ!」
まだ落ち込んでいる十座くんの手を引いて、お店の中に入る。
___その間、二人は十座くんがファンの人たちにバレないように、さっきの事の感謝も込めてファンサービス中だ。
__店内
「私は夏季限定メニューの雪山フルーツ発掘かき氷にしようかな。」
「すごい名前なのだ。」
「氷と練乳に包まれた中にフルーツが入ってるみたい。十座くんは?」
「俺はイチゴ練乳盛りにする。」
「われは抹茶あずきなのだ!」
「わたしマンゴーね。」
____
「お待たせしましたー!」
「わあ!すごい!屋台のとは全然違うね!」
「量がパないのだ。」
「ふっ、このくらい余裕だな。」
「流石、十座だわ。グレイトね。」
全員のかき氷は、盛り盛りだ。
すごい量だけど、氷がふわふわで、これならたべられるかも!
「ん~おいしい!」
「とってもデリシャスだわ。」
「うむうむ!美味しいのだ!って名前殿急いで食べすぎなのだ!」
「でも早く食べないと溶けちゃ______っ!」
頭がキーンとする。
痛い…確かにちょっと早く食べすぎたかも。
「大丈夫か?ゆっくり食えよ。」
「うう…そうする……。」
__帰り道
「そういえば、ライアンってなんだ?」
「ええ!十座殿知らなかったのか!われらはスクールアイドルなのだ!」
「す、スクール、アイドル?」
「YES。花咲学園スクールアイドル、RYAN。4月に結成したばっかりよ。」
「はは、まだ、三曲くらいしかないけどね……。」
十座くんとは、結構一緒に行動してたけど、知らなかったんだ!
でも、それが普通なんだと思う。
いきなり有名になんてふつうあり得ないことだし。
こうやって知らないって人に会えるのはレアな感じがして逆にうれしいな___。
「かき氷屋の客も知ってたし、すごい有名人みたいだな。」
「十座殿は、インステやってないのか?」
「い、いんすて……?」
「NOの反応だわ。」
「今すぐやるのだ!フォローするから、スマホ貸すのだ!」
「お、おい!」
あ、仲間だ。
インステ知らない人いたんだ!嬉しすぎる。
__十座くんとは近いものを感じるよ……。
「これがインステか…。お前らのフォロワー?ってやつすごい数だな。」
「それだけ応援してくれてる人がいるってことだよ!励みになってるんだ。」
そういって、照れくさそうに笑った。
ファンのみんなのおかげで、私たちもこうして続けられているし。
本当に感謝してるよ。
「…そうか。応援してる。」
十座くんは優しく頭をなでてくれる。
「十座殿がデレたのだ。」
「わ、悪い!俺の弟みたいでつい__」
「ううん!くすぐったいけど、ありがとう十座くん!」
お父さん以外の男の人に頭を撫でられるの初めてのはずなのに。
もっと前に誰かに撫でられたような気がする。
ていうか、私どこでも子ども扱いなんだ。
______
「なあ九門。」
「なにー?兄ちゃん?」
「RYAN…って知ってるか?」
漫画本を見ながら返事をしていた九門は、その言葉にバッと振り向くと信じらんねぇ…みてぇな顔をして俺を見つめる。
「当たり前じゃん!俺の中学でも知らない奴なんて一人もいないくらい超有名人なんだぜ!」
「そ、そんなになのか…。」
「ていうか、兄ちゃんがスクールアイドルの話するとか珍しい!」
「今日、かき氷食いに行った奴らがRYANってアイドルだったんだ。そんなに有名なんだな…。」
「え!えぇえええええ!!??」
いきなり叫び出す九門は飛び上がって俺のすぐ近くまで来ると、キラキラした目で俺を見る。
___近い。
「兄ちゃんRYANと知り合いなの!?まじ!?写真とかねえの!?インステフォローされたりしてんの!?」
「…おちつけ九門。」
あいつらそんなにすげえ奴らだったんだな…。