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学生限定アイドルガール

夢小説設定

この章の夢小説設定
名前
一成に呼ばれたいあだ名(未記入だと立花をあだ名にされます)

4ライブまで





「我らが活動を始めて今日で一週間なのだ!今日放課後に練習場ではなく部室に集合させた理由を答えよ名前殿!」





「え!えっと、反省会…?」




「NO。きっとライブのことだわ。」




「メアリ殿その通りなのだ!ダンスや歌の練習は約6日間行ったが、全員の出来は思った以上にはやく上達していると思うのだ!」







確かに私も思った以上にみんな吸収が早くって困難なかったな。


ついにライブの準備が始まるなんてあっという間だ……。







「私、グループネームをテーマにキュートなミュージック作っておいたわよ。これCD、ぜひ聞いてほしいわ。」






「誠か!メアリ殿は行動が早いのだ!早速聞いてみるぞ!」






やよいちゃんはCDをセットし【再生】を押す______







【____夢はまるでわたあめのように大きくなるの__

__たとえ rainyレイニーdayデイ(雨の日)でも______】








「かわいい…!メアリちゃんやっぱり歌がうまいね!それで作詞作曲なんて、将来はアーティストになれちゃうよ!」







「サンキュー。RYANライアンときいてすぐにこのフレーズがも思い浮かんだのよ。」






「それだけでこのような素晴らしい曲ができたのか!なんと天才的なのだ……!よし!採寸するのだ!この曲をイメージにわれも衣装をつくるぞ!」






「わたしも振り付け考えてみるよ!」






「それじゃあまた一週間後に出来栄えを見せ合うのだ!」






「わかった!」







「みんなハッピーになってくれてよかったわ。楽しみにしているわね。」















__教室


名前ちゃん、おはよう!なに聴いてるの?」




「おはよう咲也くん!ライブ用の曲を友達が作ってくれたの!」




「え!作ったの?すごい本格的だね!」





「本当にすごいよね!私も頑張らなきゃ。」





名前ちゃんも担当とかあるの?」






「私は振り付けだよ。やよいちゃんって子は衣装を作ってくれてるの!ついでにこの曲は、メアリちゃんて子だよ!」






「ええ!振り付けに衣装まで自分たちでやるんだ!ライブ見に行くよ!」









「ありがとう咲也くん!練習頑張るよ!」





咲也くん、やっぱりいい人だな。


一緒にいてホッとする感じがする……。




それに比べて右隣の人。





摂津万里って名前らしいけど、休んだり途中から来たりでヤンキーなのかな……。


















______そして一週間後。






「衣装できたのだ!!」



「私も振り付け考えてきたよ!」



「OH。二人ともとっても早いわね。」」







やよいちゃん一週間で衣装作ってきたの…!?


すごい早い……。





どんな衣装なのか楽しみだな!


私も振り付けみんなにちゃんと教えられるように頑張らなきゃ!









「まずは着てみるのだ!サイズ合わせもしたいからのう!」









色は、ピンク・むらさき・あお。ゆめかわいいって感じだ!

歌詞にわたあめが出てくるように、ふわっとしている!






レースもすごくかわいい…!

プロが作ったみたい…しっかりしていてダンスも全然できる!






「これを一週間ってすごいね!すっごいかわいいよ!」




「OMG。とってもキュートだわ。」



「喜んでもらえてうれしいぞ!サイズ合わせは必要ないみたいだな!よし、次に振り付けを披露してほしいのだ!そのまま着たままでいいのだ!」




「うん!じゃあ音楽お願いします!」













_____


「どうかな…?」




「おおお!曲にも衣装にもとっても合っているのだ!一週間で考えてきたのか?それは本当にすごいのだ……。」





「いいわね。早く踊りたいわ。」







良かった…!

これで歌も衣装も振り付けも完成!



あとは練習を頑張らないと……。


















___授業




「じゃあ、ここを名前さん。」



「はい!」






アイドル活動もそうだが学業も疎かにならないように復習はしている。



すぐ覚えちゃうんだけど、念のため確認しないと気が済まないというか…。








「正解。優秀ね。」







「やるじゃん。」



「ありがとう。」




音が鳴らない力でハイタッチを返した。




黒板にチョークで回答し、席に戻る時はいつもクラスメイトが手を出して待機しているのだ。







最初は戸惑ったけど、どうやらハイタッチ待ちだったみたい。


今ではもう慣れたけど……慣れって怖い。








でもよかった。


このクラスはみんなフレンドリーな感じで、見知らぬ場所に一人で来て友達ができて本当に来て良かったな。





ありがとう、お父さん。













___練習場



「じゃあ練習始めるよ!この前の続きからね!」






放課後はいつも通り練習場での練習だ。








「っむむ!ここのステップがうまくできないのだ…。」





「ここはね、こうやって……こうっ!」





「こうやって…こう!おお!出来たぞ!名前殿の説明は分かりやすいのだ!」





「そういってもらえると嬉しいな!メアリちゃんは大丈夫そうだね!じゃあ次に進むよ!」







「GOーGOー。」
























_____初ライブ前日




5月中旬ついに初ライブが明日に待ち構えている。


一週間前から初ライブの宣伝活動が始まった。






今日も3人でいつものように放課後になると校門で宣伝をしていた。







RYANライアン初ライブなのだ!明日の放課後体育館で待っておるぞ!」





「明日の放課後、体育館にて花咲学園スクールアイドルRYANライアンの初ライブを行います!ぜひ来てくださいー!」




「曲はmeミー。衣装はやよい。振り付けは名前。とってもキュートに仕上がったわ。」








「スクールアイドルだってー!」

「メンバーみんなかわいい!」

「観に行こうよ~!」





良かった、宣伝はやっぱり大事だよね。


私ちょっと人見知り気味だったけど、一週間続けて大きな声で話せるようにもなったし!










「自分たちでアイドルとか言ってんのかよ。」

「おい、万里も見ろよ。マジウケる~」

「やべー奴らだぜ。」





そんな声が聞こえ、そっちを見てみるとなんだかガラの悪そうな男子たちだ。



その中に右隣の摂津万里もいる…。






「あっそー。」





摂津万里はスマホを見ながら歩いていて、私たちにはミリも興味はなさそうだ。






でも、周りの男子の発言は明らかに私たちをバカにしている。







私だけならともかく、2人にも言っているのなら…許せない。








「アイツこっち見てねぇ?」

「んだよ。文句あんのか?」








___私は大きく息を吸い込む。








「夢はまるでわたあめのように大きくなるの__たとえ rainyレイニーdayデイ(雨の日)でも___」




私はアカペラでRYANライアンの曲を歌い始める。






私が言い返してもどうにかなるとは思えない、むしろケンカになってしまうかも……



でも黙っているのはもっと嫌だ。









男子の言葉を聞いて落ち込んだように俯いていた二人は、ハッ!と顔を上げ一緒に歌い始めた。











「何この曲!すごい良い曲~!」

「スクールアイドルRYANだって!明日のライブ絶対行こう!」

「全員可愛いうえに歌もうまい…!」







一番だけだが歌い終えると、沢山の生徒が足を止めて歌を聴いていてくれた。






_____そして大きな拍手が鳴り響いた。








私たちは戸惑いながら、目を合わせて3人で頷く。




「明日の放課後体育館にてRYANの初ライブ行います!」


「歌も踊りもいっぱい練習したのだ!」


「ぜひエンジョイしていってほしいわ。」










「ムービー撮ってたんすけど。これ、インステあげていいすか!」

「行くしか。」

「バイト休んで行こ。」










さっきの男子たちのおかげで多くの生徒に宣伝ができたみたい…


ちょっと気持ちすっきり。









「ま、まあ。悪くはないかも。」

「そ、そうだな!行ってやらんこともない。」

「…リーダーの名前って子まあまあ可愛いじゃん?」






「……。」









さっきの男子たちを見るともう何か言ってくる様子はない。


ホッとしていると摂津万里と目が合ったような気がした。







____いや、きっと気のせいだ。







「じゃあ、今日は通し練習して終わろう!」




「「おー!」」




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