(※全小説共通です)
第2章 花束を君に
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(花束を君に贈ろう)
(愛おしい人 愛おしい人)
杉本家の墓前で岸辺露伴は静かに目を閉じ、長いあいだ手を合わせていた。
やあ、来たよ。僕だ。
露伴は胸の中で彼女に語りかけた。
君が行ってしまってから、もうすぐ1か月だ。
今もオーソンとキサラの前を通るたびに、つい君の姿を探してる。これからもきっとそうだろう。
君に会えたら良いのにと思うよ。君がいなくて、正直、寂しい。
でも、なんとか元気にやってるよ。
君もそっちでご両親や愛犬と一緒に、元気でいてくれるのを願ってる。
露伴ちゃん、あたしは元気よ。ありがとう。
供えた花のあたりから、彼女の声が聞こえた気がした。
【ミニバラの花言葉・・・・
特別な功績、無意識の美】