『こんにちは先輩、聞いてください。』

「無理だ。聞けないな。」

『実はですね、ある物を見つけたんですよ。』

「＿＿もういい。で？何だ？」

『惚れ薬です。これで先輩も私に惚れちゃいますね。』

「うわ、君ついに道具まで使い始めたのか。」

『えぇ、本気ですので。』

「本気なら正々堂々と戦いなよ。」

『えぇ、本気ですので財布の中身と戦いましたよ。愛しのユーロさん達とお別れしました。ですけど先輩の為ならへっちゃらです。』

「それ僕の為じゃなくて自分の為だろ。というか、そんなの嘘に決まってるだろ？買うだけ無駄だな。」

『実はもう買っちゃったんですよ。』

「何やってんだ君。」

『ちなみに5日後に届きます。』

「5日後って君＿＿死んでるんじゃないか？」

『＿＿＿ハッ。』

「馬鹿なのか？おい、馬鹿なのか？」

『私の為に二度も言ってくれるんですか嬉しいです結婚しましょう。』

「早口で言うことじゃあないぞ。」

『じゃあ、』

「言い方の問題でもない。」

『はい。』