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生意気娘、極道にアタック!
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その後も真島さんにアタックし続けてはいるものの、まるで効果なし。
組員さんの西田さん曰く、真島さんは何気にガードは固いらしい。最初はめっちゃ軽そうに見えたけど、やっぱり振りなんだなと思った。
「こんにちはー真島さん!」
「ゲッ…!?!?またお前かい!ついには事務所まで乗り込みおってからに…!」
「ちょうど冴島さんが真島さんの事務所行くって言ってたのでついてきちゃいました」
「……兄弟、お前さくらを甘やかし過ぎなんちゃうか?カタギの女をヤクザの事務所に連れてくなや…」
「ええやろ、さくらはお前が極道モンて知っとるんやし。さくらも迷惑はかけん言うとるし」
「今現在むっちゃ迷惑やで」
相変わらずの毒舌ですね、真島さん。
まぁ今日は差し入れだけにしておこうかな。いつも以上に機嫌悪くなってるし。
「大丈夫ですよー、これ渡しに来ただけなんで!」
「あ?なんやコレ?……菓子か?」
「はい!真島さんの好きな物は分からなかったのでクッキー焼いてきたんです!甘さ控えめにしてみました!」
「お前の手作りなんか?妙なモン入れとるんちゃうか?」
「入ってませんよ。あ、でも惚れ薬が存在してたら混入してたかも」
「……お前、ホンマ危ない女やな。とにかくいらん、腹壊したないわ」
「冴島さんと一緒に召し上がってくださいね?じゃあ私はこの辺で!お邪魔しましたー」
渡すだけ渡して、事務所を後にする。
頑張って作ったクッキーだったけど、きっと食べずに終わるだろうな。なんなら冴島さん一人で食べそうだ。
「…………どうしたら振り向いてもらえるか、なんて…教科書でもあったらいいのに…」
真島さんを心から好きになってしまった自分を、ほんの少しだけ恨めしく思った。
その人しか見えないなんて、未だかつて経験した事がない。
極道、とよく言われる。けどそれが何?
彼らが言うカタギの世界だって、決していい世界じゃない。なんなら、表の方が陰湿だ。
彼らの世界は、表よりきっと色んな陰謀で溢れてる。でも、白か黒か…ハッキリしてる。
「……もう少しだけ、頑張ろう……」
心にある傷に、僅かな涙を流しつつ…私は前を向いて歩き出す。
─────その頃の事務所
「兄弟、せっかくさくらがお前の為に作ったモンやで?ちぃとやりすぎちゃうか?」
「あ?いらんもんはいらんねん!押しかけてきて勝手に渡してきただけやんか」
「……まぁええわ。けど、せめて一口くらいは食うたれよ?……お?中々美味いでコレ」
兄弟はさくらに甘すぎんねん…
ったく、アイツに兄弟会わすんやなかったわ。迷惑ばっかりやで。
……とはいえ、事務所にまで来るとか……怖いもの知らずっちゅーか…
しゃあないのぅ、一口だけ食うておくか。
「…………確かに甘さ控えめやな」
「せやろ?」
ワシの好み知らんっちゅうとったなアイツ。
あんだけ付き纏いしとるクセに。
けど、これ以上アイツに振り回されんのはゴメンや。
並大抵じゃへこたれへんし、なんとかせんとアカンか。
……あーっ!ホンマ面倒なやっちゃで!
組員さんの西田さん曰く、真島さんは何気にガードは固いらしい。最初はめっちゃ軽そうに見えたけど、やっぱり振りなんだなと思った。
「こんにちはー真島さん!」
「ゲッ…!?!?またお前かい!ついには事務所まで乗り込みおってからに…!」
「ちょうど冴島さんが真島さんの事務所行くって言ってたのでついてきちゃいました」
「……兄弟、お前さくらを甘やかし過ぎなんちゃうか?カタギの女をヤクザの事務所に連れてくなや…」
「ええやろ、さくらはお前が極道モンて知っとるんやし。さくらも迷惑はかけん言うとるし」
「今現在むっちゃ迷惑やで」
相変わらずの毒舌ですね、真島さん。
まぁ今日は差し入れだけにしておこうかな。いつも以上に機嫌悪くなってるし。
「大丈夫ですよー、これ渡しに来ただけなんで!」
「あ?なんやコレ?……菓子か?」
「はい!真島さんの好きな物は分からなかったのでクッキー焼いてきたんです!甘さ控えめにしてみました!」
「お前の手作りなんか?妙なモン入れとるんちゃうか?」
「入ってませんよ。あ、でも惚れ薬が存在してたら混入してたかも」
「……お前、ホンマ危ない女やな。とにかくいらん、腹壊したないわ」
「冴島さんと一緒に召し上がってくださいね?じゃあ私はこの辺で!お邪魔しましたー」
渡すだけ渡して、事務所を後にする。
頑張って作ったクッキーだったけど、きっと食べずに終わるだろうな。なんなら冴島さん一人で食べそうだ。
「…………どうしたら振り向いてもらえるか、なんて…教科書でもあったらいいのに…」
真島さんを心から好きになってしまった自分を、ほんの少しだけ恨めしく思った。
その人しか見えないなんて、未だかつて経験した事がない。
極道、とよく言われる。けどそれが何?
彼らが言うカタギの世界だって、決していい世界じゃない。なんなら、表の方が陰湿だ。
彼らの世界は、表よりきっと色んな陰謀で溢れてる。でも、白か黒か…ハッキリしてる。
「……もう少しだけ、頑張ろう……」
心にある傷に、僅かな涙を流しつつ…私は前を向いて歩き出す。
─────その頃の事務所
「兄弟、せっかくさくらがお前の為に作ったモンやで?ちぃとやりすぎちゃうか?」
「あ?いらんもんはいらんねん!押しかけてきて勝手に渡してきただけやんか」
「……まぁええわ。けど、せめて一口くらいは食うたれよ?……お?中々美味いでコレ」
兄弟はさくらに甘すぎんねん…
ったく、アイツに兄弟会わすんやなかったわ。迷惑ばっかりやで。
……とはいえ、事務所にまで来るとか……怖いもの知らずっちゅーか…
しゃあないのぅ、一口だけ食うておくか。
「…………確かに甘さ控えめやな」
「せやろ?」
ワシの好み知らんっちゅうとったなアイツ。
あんだけ付き纏いしとるクセに。
けど、これ以上アイツに振り回されんのはゴメンや。
並大抵じゃへこたれへんし、なんとかせんとアカンか。
……あーっ!ホンマ面倒なやっちゃで!
