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ずっと、隠しておこうと思った気持ちだった。
自分には、不釣り合い。決して実ることのない想いだと。
しかし、あの日を境に全てが狂った気がした。
蓋をし続けたものが、一気に溢れて真っ白にした。
……もう、後戻りは出来ない。
真島に返事をするべく、さくらは真島を呼び出した。
「来たでぇ〜さくらちゃん!なんやさくらちゃんからの呼び出して、珍しいモンやのぅ?」
「そ、そうですか…?」
「いっつも俺が先に誘っとるからな。俺を誘ってくれたんは…アレか?この間の返事か?」
「…………はい」
真島は高いテンションから一転し、真面目な表情になる。
「……そぉか。まだまだ待っとるつもりやったけど…。ほな、聞かせてや。あの日の返事」
「……正直、真島さんが私をそんな対象として見ていただなんて思わなかったんです。私は、妹みたいな感覚なのかなって…」
「……」
「だから、あの日……私は本当に驚いて…、頭の中がこんがらがっちゃって…」
「そんな感じやったのぅ?」
「……しばらくして、冷静になって……私、スゴく嬉しくなって……夢じゃないか、って何度も確認したんです」
さくらは、真島の手を恐る恐る握る。
手袋を嵌めている彼の手は、とても熱かった。
「……わ、私は……ずっと……、真島さんには釣り合わない、そう思ってました…。だから…」
「似合う、似合わへんなんてどうでもええねん。夢や思うたなら、なんぼでも言うたる。俺は、さくらちゃんが好きや。この返事、返してや」
手を握り返され、改めて告げられた真島の想い。
それにさくらは真正面から向き合う。
「……わ、私、も……、す……、好き……です…」
余程恥ずかしかったのか、その顔はとても赤い。
その答えを聞いた瞬間、真島は握っていた手を自分に引き寄せた。
さくらは身体を引き寄せらせ、真島の胸の中に捕らわれた。
「さくらちゃん、ソレもっかい聞いてええ?」
「ふぇっ!???す、す……き、で…す」
「…………アカン、俺もう死んでもええかも!さくらちゃんに振られる思うてたから余計嬉しいで!」
「ふみゅっ?!?!く、苦しいですぅ…」
真島の抱擁に、思わずタップするさくら。
顔がちょうど真島の胸の中にあったからこそ分かる。
───真島の鼓動が、とても速かったと。
「あ、スマンさくらちゃん!つい力入ってもうた…!痛なかったか?」
「痛くはなかったですが、苦しかったです」
「あー!ホンマ嬉しいわぁ!この立場になると、さくらちゃんが言うたこと分かるな?夢やないかって」
「本当に、私で……いいんですか?」
「当たり前や!さくらちゃん以外の女なんざ眼中に無いわ!……せやけどさくらちゃん、さくらちゃんこそホンマに俺でええんか?俺は極道モンや、普通やない。それでも…ええんか?」
真島が最後まで悩んだ、二人の立ち位置。
それはさくらも分かっている。同じ気持ちだったのだから。
「真島さんじゃなきゃ……嫌、です…」
「嘘やないな?」
「はい……」
「ならええ。今日からさくらちゃんは俺の女や!もう嫌や言うても離したらんからな?」
真島の隻眼が、さくらを見つめた。
その目はあの日と同じ熱を宿している。
「…はい」
「そういや、この前さくらちゃんの意思無視してキスしてもうたのぅ?……改めて、してもええか?」
顎を持ち上げられ、見つめ合う二人。
真島の熱を含むその目に、逆らえない。
「はい……」
そう答えた瞬間、真島の顔が近づき唇が触れ合った。
軽かったキスは、徐々に深くなって……
「ん……、ふぅ……!」
溶かされてしまいそうになった。
「……ヒヒ、堪らん顔やのぅ?ホンマ可愛ええわ、さくらちゃん…」
再び唇を塞ぎ、さくらを味わう真島。
互いが甘い味に酔いしれた。
「あ、ところでさくらちゃん、桐生ちゃんからも告られたらしいな?返事したんか?」
「まだです…。ちゃんとお断りはしますけど……」
「そらそうや。俺が彼氏やからなぁ〜♪」
「お断りしたら、もう桐生さんに会えないんでしょうか…?身勝手ですが、私…桐生さんのことお兄ちゃんみたいに思ってて…その…」
「アカン!…と言いたいトコやけど、桐生ちゃんとの関係を切る必要ないで?そもそも俺と桐生ちゃんは切っても切れへんし」
「あ…、そうでしたね…」
「アイツは人の女にちょっかい出す男ちゃうからな。桐生ちゃんやったらいい兄貴分になるやろ。あ!けど二人で遊ぶんはアカン!俺抜きは許さんで?」
桐生を兄のように慕っているならば、きっとさくらのよき相談役になるだろう。
勿論、このポジションだけは譲る気はない。しかし万が一……、いや億が一自分にもしものことがあったら……
(アイツやったら、何とかしてくれるやろ)
自分が認めた男だから、と真島は思う。
「ほんなら早速桐生ちゃん呼び出そか。ちゃーんと断るかこの目で見とかんとな」
「そ、それは桐生さんに申し訳無い気が…」
「大丈夫や、アイツも俺も……覚悟の上やったし。むしろそんな桐生ちゃんやったら腑抜け扱いして喧嘩の口実作れるしのぅ♪」
「……もぅ!ホント程々にしてくださいね」
「…… さくらちゃん、覚悟しとけや?」
不意に真島の言葉に顔を上げるさくら。
「何を…ですか?」
「俺の女になったからには……とびっきり甘やかしたるからな♪」
今まで以上に甘やかしてやると宣言され、さくらは顔を赤くする。
「お、お手柔らかに……お願いします」
……その後、桐生が合流しさくらの答えを聞いた桐生は、とても晴れやかな顔で二人を祝福した。
これからは兄貴分として、さくらと接してやると言われ安堵する。
「もう、絶対離したらんからな…?これからはどんどん行かせてもらうで?さくらちゃん」
狂犬は、ニヤリと笑った。
───俺が犬やったら、さくらちゃんだけが俺の飼い主やからな?
俺以外の雄に目が行かんくらい……甘やかしたるわ!
二人の新たな始まりは、狂犬の溺愛のスタートとなった───
自分には、不釣り合い。決して実ることのない想いだと。
しかし、あの日を境に全てが狂った気がした。
蓋をし続けたものが、一気に溢れて真っ白にした。
……もう、後戻りは出来ない。
真島に返事をするべく、さくらは真島を呼び出した。
「来たでぇ〜さくらちゃん!なんやさくらちゃんからの呼び出して、珍しいモンやのぅ?」
「そ、そうですか…?」
「いっつも俺が先に誘っとるからな。俺を誘ってくれたんは…アレか?この間の返事か?」
「…………はい」
真島は高いテンションから一転し、真面目な表情になる。
「……そぉか。まだまだ待っとるつもりやったけど…。ほな、聞かせてや。あの日の返事」
「……正直、真島さんが私をそんな対象として見ていただなんて思わなかったんです。私は、妹みたいな感覚なのかなって…」
「……」
「だから、あの日……私は本当に驚いて…、頭の中がこんがらがっちゃって…」
「そんな感じやったのぅ?」
「……しばらくして、冷静になって……私、スゴく嬉しくなって……夢じゃないか、って何度も確認したんです」
さくらは、真島の手を恐る恐る握る。
手袋を嵌めている彼の手は、とても熱かった。
「……わ、私は……ずっと……、真島さんには釣り合わない、そう思ってました…。だから…」
「似合う、似合わへんなんてどうでもええねん。夢や思うたなら、なんぼでも言うたる。俺は、さくらちゃんが好きや。この返事、返してや」
手を握り返され、改めて告げられた真島の想い。
それにさくらは真正面から向き合う。
「……わ、私、も……、す……、好き……です…」
余程恥ずかしかったのか、その顔はとても赤い。
その答えを聞いた瞬間、真島は握っていた手を自分に引き寄せた。
さくらは身体を引き寄せらせ、真島の胸の中に捕らわれた。
「さくらちゃん、ソレもっかい聞いてええ?」
「ふぇっ!???す、す……き、で…す」
「…………アカン、俺もう死んでもええかも!さくらちゃんに振られる思うてたから余計嬉しいで!」
「ふみゅっ?!?!く、苦しいですぅ…」
真島の抱擁に、思わずタップするさくら。
顔がちょうど真島の胸の中にあったからこそ分かる。
───真島の鼓動が、とても速かったと。
「あ、スマンさくらちゃん!つい力入ってもうた…!痛なかったか?」
「痛くはなかったですが、苦しかったです」
「あー!ホンマ嬉しいわぁ!この立場になると、さくらちゃんが言うたこと分かるな?夢やないかって」
「本当に、私で……いいんですか?」
「当たり前や!さくらちゃん以外の女なんざ眼中に無いわ!……せやけどさくらちゃん、さくらちゃんこそホンマに俺でええんか?俺は極道モンや、普通やない。それでも…ええんか?」
真島が最後まで悩んだ、二人の立ち位置。
それはさくらも分かっている。同じ気持ちだったのだから。
「真島さんじゃなきゃ……嫌、です…」
「嘘やないな?」
「はい……」
「ならええ。今日からさくらちゃんは俺の女や!もう嫌や言うても離したらんからな?」
真島の隻眼が、さくらを見つめた。
その目はあの日と同じ熱を宿している。
「…はい」
「そういや、この前さくらちゃんの意思無視してキスしてもうたのぅ?……改めて、してもええか?」
顎を持ち上げられ、見つめ合う二人。
真島の熱を含むその目に、逆らえない。
「はい……」
そう答えた瞬間、真島の顔が近づき唇が触れ合った。
軽かったキスは、徐々に深くなって……
「ん……、ふぅ……!」
溶かされてしまいそうになった。
「……ヒヒ、堪らん顔やのぅ?ホンマ可愛ええわ、さくらちゃん…」
再び唇を塞ぎ、さくらを味わう真島。
互いが甘い味に酔いしれた。
「あ、ところでさくらちゃん、桐生ちゃんからも告られたらしいな?返事したんか?」
「まだです…。ちゃんとお断りはしますけど……」
「そらそうや。俺が彼氏やからなぁ〜♪」
「お断りしたら、もう桐生さんに会えないんでしょうか…?身勝手ですが、私…桐生さんのことお兄ちゃんみたいに思ってて…その…」
「アカン!…と言いたいトコやけど、桐生ちゃんとの関係を切る必要ないで?そもそも俺と桐生ちゃんは切っても切れへんし」
「あ…、そうでしたね…」
「アイツは人の女にちょっかい出す男ちゃうからな。桐生ちゃんやったらいい兄貴分になるやろ。あ!けど二人で遊ぶんはアカン!俺抜きは許さんで?」
桐生を兄のように慕っているならば、きっとさくらのよき相談役になるだろう。
勿論、このポジションだけは譲る気はない。しかし万が一……、いや億が一自分にもしものことがあったら……
(アイツやったら、何とかしてくれるやろ)
自分が認めた男だから、と真島は思う。
「ほんなら早速桐生ちゃん呼び出そか。ちゃーんと断るかこの目で見とかんとな」
「そ、それは桐生さんに申し訳無い気が…」
「大丈夫や、アイツも俺も……覚悟の上やったし。むしろそんな桐生ちゃんやったら腑抜け扱いして喧嘩の口実作れるしのぅ♪」
「……もぅ!ホント程々にしてくださいね」
「…… さくらちゃん、覚悟しとけや?」
不意に真島の言葉に顔を上げるさくら。
「何を…ですか?」
「俺の女になったからには……とびっきり甘やかしたるからな♪」
今まで以上に甘やかしてやると宣言され、さくらは顔を赤くする。
「お、お手柔らかに……お願いします」
……その後、桐生が合流しさくらの答えを聞いた桐生は、とても晴れやかな顔で二人を祝福した。
これからは兄貴分として、さくらと接してやると言われ安堵する。
「もう、絶対離したらんからな…?これからはどんどん行かせてもらうで?さくらちゃん」
狂犬は、ニヤリと笑った。
───俺が犬やったら、さくらちゃんだけが俺の飼い主やからな?
俺以外の雄に目が行かんくらい……甘やかしたるわ!
二人の新たな始まりは、狂犬の溺愛のスタートとなった───
