夢世界のひととき
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星の国 ガラッシア 虹の月…
星祭り、なるものがあると聞き
名前に連絡を入れてここガラッシアへとやってきた。
「ふむ…待ち合わせ場所はここだな!」
いくつもの屋台が並ぶ場所でいつもとは違う…ユカタという衣服に身を包み、名前を待つ。
いつもと違う場所だからか
いつもと違う服装だからか
いつもと違う雰囲気だからか
ついつい浮き足立ってしまう気持ちを抑える。
「落ち着け……落ち着くんだ、俺!!」
右手を握りしめ、言い聞かせるように呟く。
1番気持ちが踊る理由は…本当はわかっている。
名前に………会えるから。
「すーはーすーはー……」
深呼吸して心を落ち着かせてみるものの、
「落ち着けん!!」
無理だ。落ち着けるわけがない。
だってアイツに会えるんだぞ?!
そわそわ
そわそわ
「はっ!」
いかんいかん。
アイツにいいところを……カッコいいところを見せないと。
大会の時だって、
初デートの時だって、
イメージトレーニングの時には完璧だったのに!
アイツを前にするとどうにもダメだ。
最終確認だ。
アイツが来るだろ?
『久しぶりだな!元気だったか?』
そしてまずは浴衣を褒める!
『綺麗な浴衣だな!お前によく似合ってる』
そしてさり気なく手を握って…
『人が多くてはぐれると困るからな!』
よし、ここまで出来ればだいぶスマートだろう!
約束の時間まであと数分。
今日こそはカッコいいところを見せてやりたい。
「アインツさん!!すみません、お待たせしました」
待ち合わせ時間より少し早めにアイツがやってくる。
「い、いや!大丈夫だ!!お待たせしてないぞ!!」
待たせたと思ったのだろうか、俺に向かって駆けてくる姿がもうかわいい。
ダメだ。緊張する。
「それならよかったです。それに…アインツさんお元気そうで安心しました」
「俺はいつでもお元気そうだぞ!お前もおげ…げ……元気そうで何よりだ!」
落ち着くんだ、俺!!!
イメージトレーニングを思い出せ!!
「その……いつもと違う格好のお前もかわいいな!その…なんというか…馬子にも衣装だな!」
違う!!!普通に似合うと言えば良かったものを!!
「ふふっ、ありがとうございます!アインツさんもよくお似合いですよ!」
言い間違えた俺に優しく微笑んでくれる。
なんて優しいんだ!!天使か!!天使だ!!!
「…ありがとう!!」
「では、行きましょうか」
「あぁ!行こう!」
そう言って名前の手を握る。
「えっ、あの……」
「きょ…今日は人が多いからな。その…はぐれたら…困るだろ…」
順番が逆になってしまったが…まだ、いい…だろう………いい、よな…?
ダメだ…顔が熱い…
「……そうですね……お願いします」
アイツはそう言って握り返してくれた。
なんっってかわいいんだ!!!
くっそ、顔を見たいのに赤くなった顔を見られたくない…
もっと…スマートになれたら……
「な、なにか食べたいものとかあるか?」
「そうですね…あ、あのりんご飴とかどうですか?」
「りんご飴…あれか!あれは……りんご味の飴なのか?りんご型の飴なのか?」
尋ねてみたものの、聞いたことのない名前に見たことのない形。
あれは……どっちなんだ!?
「えぇと……りんごに飴をコーティングしてるのでりんごの飴ですね」
「りんごの……飴……」
「食べてみましょう!!美味しいですから!」
「なんだこれは…!!!」
「お、美味しくないですか?」
「美味い!!!」
名前に言われるまま買い、恐る恐る食べてみる。
しかしなんだ。こんな美味いのか!
りんごそのままの味が生きていて美味い。
また食べてもいいな!!
その後もアイツとふたり並んで色んな出店を周り、色んなものを食べたりした。
いつもより美味く感じるのはアイツと一緒だからだろうか。
最後にタンザクというものを飾り、天の河を一緒に見上げた。
「アインツさん、願い事は何にしたんですか?」
「んー……秘密だ。お前は何を願ったんだ?」
「ふふっ、それなら私も秘密にします」
小首を傾げて見上げる姿は可愛く、思わず言ってみたくなったがここは秘密にしておこう。
出来るならあの願いは実力で叶えたいけどな!
『来年も名前と一緒にいられますように。
アインツ』
星祭り、なるものがあると聞き
名前に連絡を入れてここガラッシアへとやってきた。
「ふむ…待ち合わせ場所はここだな!」
いくつもの屋台が並ぶ場所でいつもとは違う…ユカタという衣服に身を包み、名前を待つ。
いつもと違う場所だからか
いつもと違う服装だからか
いつもと違う雰囲気だからか
ついつい浮き足立ってしまう気持ちを抑える。
「落ち着け……落ち着くんだ、俺!!」
右手を握りしめ、言い聞かせるように呟く。
1番気持ちが踊る理由は…本当はわかっている。
名前に………会えるから。
「すーはーすーはー……」
深呼吸して心を落ち着かせてみるものの、
「落ち着けん!!」
無理だ。落ち着けるわけがない。
だってアイツに会えるんだぞ?!
そわそわ
そわそわ
「はっ!」
いかんいかん。
アイツにいいところを……カッコいいところを見せないと。
大会の時だって、
初デートの時だって、
イメージトレーニングの時には完璧だったのに!
アイツを前にするとどうにもダメだ。
最終確認だ。
アイツが来るだろ?
『久しぶりだな!元気だったか?』
そしてまずは浴衣を褒める!
『綺麗な浴衣だな!お前によく似合ってる』
そしてさり気なく手を握って…
『人が多くてはぐれると困るからな!』
よし、ここまで出来ればだいぶスマートだろう!
約束の時間まであと数分。
今日こそはカッコいいところを見せてやりたい。
「アインツさん!!すみません、お待たせしました」
待ち合わせ時間より少し早めにアイツがやってくる。
「い、いや!大丈夫だ!!お待たせしてないぞ!!」
待たせたと思ったのだろうか、俺に向かって駆けてくる姿がもうかわいい。
ダメだ。緊張する。
「それならよかったです。それに…アインツさんお元気そうで安心しました」
「俺はいつでもお元気そうだぞ!お前もおげ…げ……元気そうで何よりだ!」
落ち着くんだ、俺!!!
イメージトレーニングを思い出せ!!
「その……いつもと違う格好のお前もかわいいな!その…なんというか…馬子にも衣装だな!」
違う!!!普通に似合うと言えば良かったものを!!
「ふふっ、ありがとうございます!アインツさんもよくお似合いですよ!」
言い間違えた俺に優しく微笑んでくれる。
なんて優しいんだ!!天使か!!天使だ!!!
「…ありがとう!!」
「では、行きましょうか」
「あぁ!行こう!」
そう言って名前の手を握る。
「えっ、あの……」
「きょ…今日は人が多いからな。その…はぐれたら…困るだろ…」
順番が逆になってしまったが…まだ、いい…だろう………いい、よな…?
ダメだ…顔が熱い…
「……そうですね……お願いします」
アイツはそう言って握り返してくれた。
なんっってかわいいんだ!!!
くっそ、顔を見たいのに赤くなった顔を見られたくない…
もっと…スマートになれたら……
「な、なにか食べたいものとかあるか?」
「そうですね…あ、あのりんご飴とかどうですか?」
「りんご飴…あれか!あれは……りんご味の飴なのか?りんご型の飴なのか?」
尋ねてみたものの、聞いたことのない名前に見たことのない形。
あれは……どっちなんだ!?
「えぇと……りんごに飴をコーティングしてるのでりんごの飴ですね」
「りんごの……飴……」
「食べてみましょう!!美味しいですから!」
「なんだこれは…!!!」
「お、美味しくないですか?」
「美味い!!!」
名前に言われるまま買い、恐る恐る食べてみる。
しかしなんだ。こんな美味いのか!
りんごそのままの味が生きていて美味い。
また食べてもいいな!!
その後もアイツとふたり並んで色んな出店を周り、色んなものを食べたりした。
いつもより美味く感じるのはアイツと一緒だからだろうか。
最後にタンザクというものを飾り、天の河を一緒に見上げた。
「アインツさん、願い事は何にしたんですか?」
「んー……秘密だ。お前は何を願ったんだ?」
「ふふっ、それなら私も秘密にします」
小首を傾げて見上げる姿は可愛く、思わず言ってみたくなったがここは秘密にしておこう。
出来るならあの願いは実力で叶えたいけどな!
『来年も名前と一緒にいられますように。
アインツ』
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