『浴衣と君と、綿飴と』(月森)
夏のお祭り。待ち合わせ場所である、神社の鳥居に着いたら
「君にと思って、綿飴を買ってみたんだが…綿飴が小さくなっているのは気のせいだろうか。」
月森くんが着いたのは、約束の15分前。
あたしは約束の5分後。
綿飴はしぼんでしまったけど、月森くんの気持ちが嬉しくて
でも、それ以上に
浴衣姿の、月森くんのうなじ
それに対し、あたしの心は膨らんでいた。
「君にと思って、綿飴を買ってみたんだが…綿飴が小さくなっているのは気のせいだろうか。」
月森くんが着いたのは、約束の15分前。
あたしは約束の5分後。
綿飴はしぼんでしまったけど、月森くんの気持ちが嬉しくて
でも、それ以上に
浴衣姿の、月森くんのうなじ
それに対し、あたしの心は膨らんでいた。