『18キン小説』
練習後の部室。今日はある二人にとって、特別な日である。
床には、脱ぎ捨てられたヒョウ柄のシャツ、そして
汚れたユニフォームが落ちている。
「あかん…」
「ワイもや…」
白石と金太郎が二人きり。
そして、ため息混じりの声。
「なんでこないなとこ…」
大事な部分に、爪が立てられる。
「しらいし、ワイもうホンマにあかん…!」
そして
「金ちゃん、血ぃ出てんで。」
金太郎の大事な部分が、血で滲んだ。
「だって乳首めっちゃかゆかってんもん!やっぱユニフォーム嫌や!」
「しゃあないなぁ。せやけどそれ以上かいたらあかんよ。乳首取れてまうで?」
「取れてもええねん!かゆい~!!」
今日は、ユニフォームを汚してしまった白石と、成長期である金太郎の、新しいユニフォームが届いた日。
それを試着していた。
「一回洗濯せなあかんな。俺も乳首めっちゃかゆいわ。」
「首もかゆなってきた!なぁしらいし~、もう脱いでもええか?」
「ええけど、首はかきむしったらあかんで?」
二人の悩ましげな声、秘密の会話、そして衣擦れの音が
誰もいない部室に響いていた。
終