氷帝生活①
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あたしの最近の楽しみ。
それは…
「がぁ~…。ぐぅ~…。」
寝ているジローにイタズラすること。
「ジロー!!起きろー!!」
「…ん……。」
「起きろー!!」
「Zzz…。」
よし。
さて、何をしようか…。
ちなみに昨日はお弁当の残りのいんげんを鼻の穴に挿して写メを撮った。
タイトルは『生け鼻』。
あっ!閃いた!
『パカッ』
閉じているジローの目を無理矢理指で開いてみた。
黒目が右斜め上を向き、完璧に顔がラリってる。
「…っ!!」
あたしは笑いを堪えるのに必死だ。
写メに撮りたい…!!
「長太郎!あたしのスカートのポケットから携帯取って!」
「えっ!俺がですか?!」
「あんたしかいないでしょ!あたし今両手使えないんだから!」
たまたまそこに長太郎がいた。珍しく一人で。
「わかりましたよ…。でもスカートって…///」
「あーん!早くー!」
「は、はい!!」
長太郎はあたしに駆け寄り、スカートに手を伸ばした。
「失礼します…//」
「あっ、違う!右!」
こうしている間にもジローの瞼が閉じようと抵抗してくる。
「お願い…早く…。」
「あ、ありました!……あれ?」
「何??どーした??」
「入口が狭くて…くっ!」
どうやら長太郎のでかい手がポケットの入口でつっかえてるようだ。
「あっ!待って!そんなにしたら壊れちゃうから!もっと優しく…」
『バン!!』
「おい鳳…、テメェ何してやがる…!」
ドアが勢いよく開いたと思ったら、青筋立てた跡部が立っていた。
「あ、跡部部長!こんにちは!」
「こんにちはじゃねぇ!その手は何だ!」
「うわっ!Σ(〇□〇;」
長太郎があたしのスカートを片方持ち上げた状態になっていた。
「お前も中々やるやんなぁ…。」
「忍足先輩?!」
「外まで聞こえたで…。自分大胆やな…。」
【跡部が最初に見た光景を分かりやすく説明します。伝説のハジケリストさんが四つん這いになっていて、その後ろから長太郎が覆いかぶさる感じになっていました。片手はスカートを持ち上げて。要するにバックです。】
「えっ!ちょっ!違いますって!伝説のハジケリスト先輩からも何か言って下さいよ!」
泣きそうになりながらあわてふためく長太郎…。
(ニヤ)
「あのね、誤解だから。ここにジローがいるでしょ?」
「そうですよ!」
「あたしがジローを起こそうとしたら長太郎が、『こういうの、ドキドキしません?』って言ってきて後ろから…。」
「Σえぇ?!」
「あぁ…、分かるわ…。誰かに見られたらと思うとスリリングやしなぁ…。鳳…、可愛い顔してそんな…。」
「でしょ?!でも合意の上だから。」
「Σちょっ!何言ってるんですか?!」
「伝説のハジケリストもそうゆうの好きなんか…。今度俺も混ぜて…。」
「うん!いいよ♪」
「鳳、よろしゅうな…。」
「だから本当に違うんですって!!(ToT)」
長太郎の期待通りのリアクション。暫くはこれで楽しめそうだ。
「じゃあ帰るね。長太郎一緒に帰ろう。これから公園寄るんでしょ?」
「Σまたそんなこと言わないで下さいよ!/// 」
「じゃーねー♪」
「失礼します…。」
「鳳はいじりがいのある奴やな…。顔真っ赤にしすぎやっちゅうねん…なぁ跡部…?」
「……。」
「…?!おい!跡部!」
「……。」
「アカン…。固まってる…。」
あたしの最近の楽しみ。
寝ているジローにイタズラ→長太郎いじめ
次の標的が見つかるまで、そう時間はかからなそうだ。
終わり
[後書き]
氷帝での暇潰しにこーゆーのはいかがですか?ダメ??