青学生活
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「伝説のハジケリスト~♪この後ミスド行くんだけど一緒にいかにゃーい??」
部活が終わり、用具の片付けをしていると英二がやって来た。
「そういえば今全品100円だっけ!」
「そぉゆーコト☆」
少ないお小遣の中学生にとって、これほど有り難いことはない。
「やぁ。お取り込み中悪いけど、ちょっといいかな。」
「どうしたの?」
もちろん行くと返事をしようとしたら乾が来た。
「駅前に、新鮮な果物や野菜をそのままミキサーでジュースにして販売している店ができたそうなんだが、今日空いてるかな?」
「できたてジュースかぁ…。」
バナナミルクとかいちごミルクとか絶対美味しいんだろうなぁ。
「ストッォープ!!ちょっと乾~!俺が先に伝説のハジケリスト誘ったんだかんね!」
「それはすまなかった。だが、秒数にしてさほど変わらないはずだ。ここは伝説のハジケリスト本人の意思に任せるべきだろう。」
「え?!あたし?!そうだなぁ…」
ドーナツとジュース。
ドーナツは甘くてお腹に貯まるし、今ならどれも100円。
ジュースはお腹には貯まらないけれど濃厚なフルーツとミルクの味わいが幸せを呼ぶ。
迷うわ~…。
「相当悩んでいるようだな。」
「そりゃあ悩むよ!」
「絶対ドーナツの方がいいって!全部100円なんて今だけなんだぞぉ?部活の後のドーナツは格別においしいと思うけどにゃ~♪」
…ですよねーw
「ちょっといいかな。」
「なんだよぉ。」
「全品100円ということは、今まで80円で販売されていたドーナツも100円になっているということか?」
「「あっ…」」
それは盲点だったわ!
『全品100円』という心踊るフレーズに踊らされていて、そんなこと考えた事もなかった。
さすが青学のブレーン!!
「で、でもそれ以外を注文すればいいだろぉ~?」
英二も動揺を隠せない様子だ。
そりゃあ動揺もするだろう。今まで得だと思っていた事にこんな事実があったのだから。
「それはそうなんだが、その中に伝説のハジケリストが食べたいと思う品があるかどうか、だ。」
「うっ…ιでもさぁ、そのジュースって高いんだろぉ?」
そうだよね…。一杯300円とかしそうだし。300円あったらドーナツ3個食べれるじゃん。
「そこは心配ない。特製ドリンクの研究も兼ねているから費用は俺が持つ。」
「本当?!」
乾のおごりってこと?!
「あぁ。それにアロエが入っているジュースは美容にもいいぞ。」
あぁ…どうしよう…。
どっちも捨て難い…。
「ダメダメ~!!伝説のハジケリストは俺とドーナツ食べるの!」
「だ、そうだがどうするんだ?」
「うーん。迷うなー…」
ドーナツとジュース。
あわよくば両方選びたいが、自分の体は一つしかないのでそうもいかない。
コピーロボットが欲しいと思ったその時。
「あ。いたいた。」
「あらタカさん。」
「後は俺が片付けておくから着替えておいでよ!」
そう言うとタカさんはネットを外しにかかった。
「タカさんたんま!まだ話は終わってにゃい!」
「話って?」
「このあと伝説のハジケリストはどうするのか、という話だ。」
タカさんは手を止めてキョトンとしている。
「どうするって…。うちの店に来るんだろ?」
「あっ!Σ( ̄□ ̄;)」
今朝『うちの親父がいいネタ入ったから伝説のハジケリスト連れて来いって言ってたから来ないか』って言われてオッケーしたんだった!
「ごめん!今日タカさんの家でお寿司ごちそうになる約束してた!」
「ははは。忘れてたの?早く着替えてきなよ。」
「タカさんごめんね!ありがとうw二人ともまたねー!」
「むぅ~。タカさんずるいよ~!!」
「今日は諦めよう。寿司には勝てない。しかし予想外だったな…いいデータが取れた。」
ドーナツ=ジュース<寿司
終わり
[後書き]
えー、ギャグでも甘くもない本当に日常っぽいものを書きたかったんです。
その結果つまんねー事に…まぁ日常ですから!!
ハハ、ハハハ…ハァ~(↓)
大目に見て下さいm(__)m