青学生活
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「寒!!」
クリスマスイブなのに部活だった今日。帰り道が一緒のリョーマと、いつものように帰っていた。
「ホント寒いっスね。」
一つだけいつもと違うのは、桃ちゃんが何故かいないこと。
「桃ちゃんかなり急いでたみたいだけどデートかしら。」
「さぁ。」
あたしはこれから帰って寝るだけだというのに。
「あ、見て!ギャルサンタがケーキ売ってる。」
「キョーミないっス。」
商店街はクリスマス一色。周りを見渡せばお洒落をしたカップルばかり。
いいなぁ…。
「何ぼーっとしてんスか?転びますよ。」
「…あたし達もカップルに見えるかな?」
「さぁね。」
「あ、ひょっとして照れてる?」
「別に。」
リョーマはふいっと横を向いてしまった。
「あ、そうそう。誕生日おめでとう。…ハイ。」
あたしは鞄からプレゼントを取り出した。
「…どーも。」
「プレゼントね、2個用意するべきかと思ったんだけど財布がさ。ごめんね?」
リョーマはプレゼントをさっさと鞄の中にしまった。
「やだ。」
「え?」
リョーマを見ると、試合の時のような笑みを浮かべている。
「毎年一緒にされるんだよね。クリスマスプレゼントと誕生日プレゼント。」
なんだかんだ言ってまだ子どもなのね…。
「だからさ、もう一個くれない?伝説のハジケリスト先輩。(ニヤッ)」
「しょうがないなー。じゃあファミレス寄ってく?」
「ヤダ。」
「え?!じゃあ…ゲーセン?」
「ヤダ。」
くっ。このワガママ野郎!!
「ねぇ、俺行きたいトコあるんだけど。」
最初から言えよ!!
「どこ?」
「ここ。」
リョーマに連れてこられたのは普通の公園。
「俺あったかいお茶ね。」
「はいはい。」
近くの自販機でお茶とココア買ってブランコに腰掛けた。
「あったか~いw」
夕方といってももう真っ暗で、周りには誰もいない。
「なんで公園なんか来たかったの?」
「なんとなく。」
「ふーん。」
ヘンな子。
「今日この後なんかあんの?」
「寝るだけですけど何か?」
「不二先輩と約束してるんじゃなかったの?」
「…?してないけど。」
「ふーん。」
リョーマはまた挑戦的に笑った。
しばらく二人で世間話をし、飲み物が無くなった。
「帰ろっか!」
「そうだね。」
リョーマがブランコから降り、あたしも鞄を持って立ち上がろうとした。
「どーした?」
リョーマがあたしの前に来て、ブランコの鎖を持って見下ろしてきた。
逆光でリョーマの顔がよく見えない。
「メリークリスマス。」
そう言われたと思ったらリョーマの顔が真ん前にあって、唇には温かい感触が残った。
「はい、これで2個ね。」
ようやく見えたリョーマの顔はやはり挑戦的だった。
終わり
[後書き]
サイテー(>_<)リョーマの誕生日すっかり忘れてました!!またもや慌てて書いて乱雑になってしまいました。
私リョーマ君好きなのにな…。有り得ないよな…。
すみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません。
リョーマ誕生日おめでとう☆