青学生活
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「伝説のハジケリストはサンタさんにプレゼント何お願いしたのかにゃ?」
自習中、不二のプリントを写していたら英二が聞いてきた。
「ん~、PSP!まだお願いしてないけど。英二は?」
「俺はねー、「あ、また僕のプリント写してる。」
トイレに行っていた不二が帰ってきてしまった。
「違う違う。答え合わせしてただけだよ。」
「しょうがないな。この前みたく名前まで写したら駄目だよ?」
呆れ気味の不二は自分の席についた。
「で、英二は何お願いしたんだっけ?」
「まだ決まってにゃいんだよね~。欲しい物たぁ~くさんあるからにゃー。」
「そうなんだよねー。あたしもかなり迷ったよ。不二は何かお願いした?」
後ろを振り返ると不二は読書をしていた。
「サンタクロースか…。僕にはもう来てないよ。」
「ふぅん。不二にはサンタさん来にゃいのかぁ。」
「英二、サンタクロースは外国の文化だよ?日本人の僕等に来るわけないじゃない。」
「そんなことにゃいもん!枕元にプレゼント置いてあるもんねー!」
「それは英二のお母さんか誰かが置いてるんだよ。」
「そんにゃあ…。」
不二…なんて事を…
英二は下を向いてしまった。どうやら今日も不二はご機嫌ナナメらしい。
あたしもサンタを信じている一人。不二の言葉に悲しくなり、英二につられて下を向いてしまった。
「…ごめんね。少し言い過ぎた。」
「……。」
「……。」
「冗談だから。ちゃんとサンタクロース来るよ。ね?」
不二はいつもみたいに優しくあたしの頭を撫でた。
「…そうよね!冗談よね!英二!サンタ来るって♪」
「にゃ~んだ☆冗談かぁ!不二ぃタチ悪いぞ!」
(ピクッ)
「はは…やだな。サンタクロースが来るのは伝説のハジケリストだけだよ?」
「にゃんでだよぉ!」
「可愛いから。」
そんな理由?!サンタは変態か?!
「Σえぇ~?!だったら俺んトコにも来るはずだもんね!伝説のハジケリストより俺の方がカワイイキャラじゃん?」
「は?!」
口を尖らせ素でそんな事を言う英二。
つーかあんた!自分で自分をカワイイキャラだと思ってたのかい!
「英二…。やっぱり君にはサンタクロース来ないよ。」
「何でだよぉ(`ε´)」
「姉さんの占いでそう出てたんだ。」
Σえぇー?!いくらなんでもそれは…。
「あ、心配しなくても伝説のハジケリストには来るからね?」
「そ、それも占い?」
「いや…僕が君のサンタクロースになるから。」
不二はそう言ってあたしの手をそっと握った。
トイレから帰ってきて手ぇ洗ったのだろうか。
「Σあぁ~!!何してんだよぉ!不二やらしー!」
「少し黙っててくれない?」
明後日から冬休みだというのに、明日はクリスマスだというのに、またいつもの調子で終わりそうだ。
「英二の所には黒サンタが来るよ。」
「黒サンタ??伝説のハジケリストは知ってる?」
「ううん。」
「悪い子の元にやってきて、動物の内臓を枕元に置くんだ。」
うわぁ…。
「でね、英二がもっと悪い子だったら内臓の入った袋で叩かれる。」
やっぱり英二のトコに黒サンタが来ること決定なんだ?!
「俺いい子だから大丈夫だもんねぇ~♪」
「クスッ。英二は幸せだね…。」
「にゃはは☆」
英二…、寝る前に戸締まりをちゃんとすることを祈ってるわ。
終わり
[後書き]
黒サンタのトリビア見て大爆笑でした。
みなさん、不思議プレゼントを持った黒不二サンタが来ないように(いえ、むしろ来いよですが内臓はちょっと…)戸締まりは確認しましょう。袋で腹を叩かれますよ!
メリークリスマス☆