青学生活
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「雨止まないかな…。」
3時間目から降り始め、放課後になった今でも雨脚は強くなる一方だ。
「何やってんの?」
昇降口でぼんやりしていると、同じクラスのリョーマ君に話し掛けられた。
「傘忘れちゃって…。」
「天気予報見てないの?今日雨降るっていってたじゃん。」
「トイレから出たら天気予報終わってた。」
「ふーん。じゃ。」
「うん。また明日ね!」
……しまった!Σ( ̄□ ̄;
このままではいけない。
「ちょっと待って!!」
「…何?」
傘を広げようとしているリョーマ君が振り返る。
どうでもいいけどその角度かっこいい…。
「トイレっていっても別に大の方じゃないから!!」
「そう…ιそれだけ?」
「うん。誤解されたらやだし。」
「別に…誤解してないけど。じゃ。」
リョーマ君は傘をさして歩いて行った。
さて、どうしようか。
雨は一向に止みそうにない。
とりあえずタオルを頭に巻いて、教科書濡れたらマズイからブレザーで覆って…
よし!!準備オッケー。
屈んだ体制を立て直そうと膝に手を当てた時、見覚えのあるスニーカーが視界に入った。
「ねぇ、そんな格好して今から畑でも耕しに行くの?」
それから、さっき別れたはずのリョーマ君の声が聞こえた。
「雨止まないかな…。」
3時間目から降り始め、放課後になった今でも雨脚は強くなる一方だ。
「何やってんの?」
昇降口でぼんやりしていると、同じクラスのリョーマ君に話し掛けられた。
「傘忘れちゃって…。」
「天気予報見てないの?今日雨降るっていってたじゃん。」
「トイレから出たら天気予報終わってた。」
「ふーん。じゃ。」
「うん。また明日ね!」
……しまった!Σ( ̄□ ̄;
このままではいけない。
「ちょっと待って!!」
「…何?」
傘を広げようとしているリョーマ君が振り返る。
どうでもいいけどその角度かっこいい…。
「トイレっていっても別に大の方じゃないから!!」
「そう…ιそれだけ?」
「うん。誤解されたらやだし。」
「別に…誤解してないけど。じゃ。」
リョーマ君は傘をさして歩いて行った。
さて、どうしようか。
雨は一向に止みそうにない。
とりあえずタオルを頭に巻いて、教科書濡れたらマズイからブレザーで覆って…
よし!!準備オッケー。
屈んだ体制を立て直そうと膝に手を当てた時、見覚えのあるスニーカーが視界に入った。
「ねぇ、そんな格好して今から畑でも耕しに行くの?」
それから、さっき別れたはずのリョーマ君の声が聞こえた。
「あれ?!帰ったんじゃないの?!」
「どーでもいいけど、それで帰るつもり?」
どーでもよくないところだが、よく考えたら今の自分の姿はまるでひょっとこだ。
確かにこの姿を見れば、リョーマ君が戻って来た理由がどうでもよくなる。
「何も無いよりマシかなって。で、リョーマ君は忘れ物か何か?」
「まぁね。ホラ、行くよ。」
そう言うとリョーマ君はあたしの手を引っ張った。
「入れてってくれるの?」
「傘…無いんでしょ?嫌なら別にいいけど。」
「ありがとう!ではお言葉に甘えて…。ところで何忘れたの?」
「伝説のハジケリスト。」
『ピカッ!!ゴロゴロ…』
「うわっ!!雷!…で、忘れ物は?」
「もういい…。」
「いいの?」
「また今度。」
土砂降りの雨の中小さい傘に身を寄せ合って、リョーマ君の溜息が聞こえた。
「相合い傘だねー。誰かに見られて明日には噂になったりして!」
「…いいんじゃない。」
「え?!そ、そう…///」
「ねぇ、いつまでソレ付けてんの?」
リョーマ君の目線の先はあたしの頭。
「……!Σ( ̄□ ̄;」
頭に手を当てるとタオルの感触がした。
あたしはひょっとこスタイルのままだった。
「まだまだだね。」
優しく笑ったリョーマ君を見て、傘を忘れて少し得した気分になった。
終わり
[後書き]
真由美様お待たせしました!コレ甘いですか?!ちゃんと甘くなってますか?!書き直し、ダメ出し受け付けます!私もリョーマ好きなのにコレ…。
ホントすみませんm(__)m
伝説のハジケリスト様、ここまで読んで下さって有難うございました!
いらないオマケ
↓↓↓
「ちょっ!!桜乃!あれリョーマ様じゃない?!」
「えっ…!朋ちゃんよく分かったね。後ろ姿だし、傘さしてるし…。」
「リョーマ様のことなら何でも知ってるわよ!それよりリョーマ様と相合い傘してるウラヤマシイ女は誰よ?!キィ~!!」
「あれは…伝説のハジケリストちゃんじゃない?ほら、あのキーホルダー…」
「何ですって?!桜乃行くわよ!!」
「え?!ちょっ…!駄目だよ朋ちゃん!」
終