青学生活
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「そういえば菊丸先輩って、いつからにゃーにゃー言ってるんスか?」
みんなで英二の誕生日会を開き、それも終盤に差し掛かった時の事。
「そういえばそうだよなぁ!俺が入った時からだけど…どーなんスか?!」
いきなり何を言い出すのかと思えば…。
「う~んιそんなこと急に言われても分かんないにゃ~。」
「英二は一年生の時からそうだったよな!」
何故か得意げな大石。
「そもそもなんで"にゃー"なの?」
これまた何故か不機嫌な不二が尋ねた。
「猫みたいだからじゃないっスか?」
「へぇ…それを強調するために?」
「さぁ…どうなんスかね。」
「じゃあ聞くけど、越前の家の猫…カルカンだっけ?英二みたいな感じなの?」
リョーマは何も悪くないはずなのに不二に責められている。
それにしてもカルカンはないだろ。絶対わざとだろ。
「まぁまぁ、乾はいつから"にゃー"なのか知ってる?」
「残念ながらそのデータは取っていない。」
ですよねー。
「もう!どーでもいいじゃんかよぉ!そんな事よりお腹空いたにゃー。」
「英二、さっきケーキ食べたばっかだろ?」
まぁどうでもいいっちゃどうでもいい。
「駄目だよ英二。これを機に語尾をなおしたら?」
不二…いきなりなんて事を!
「えぇ~にゃんでだよぉ!」
「男なのにソレは…ねぇ、伝説のハジケリスト?」
「えっ!あたしに振らないでよ!」
言えない。
本人を目の前にして"イタイですよ"なんて。
「昔からの口癖はそうなおるものではない。」
「何か方法ない?」
「乾、俺からも頼むよ。」
大石までもがさりげにお願いしてる。
「そうだな…。語尾を変えてみたらどうかな。」
またおかしな事になるんじゃないだろうね。
「へぇ!例えば何スか?」
「"にゃー"に近い発音の単語がいいだろう。」
"にゃー"に近い単語…?
「"シャー"なんてどうっスかね?!」
「桃先輩、それ、海堂先輩と被るっスよ。」
中々難しいなー。
「"りゃん"なんてどうかな!」
「意味分からないから!」
どうした大石!!
「でも、英二にはお似合いじゃない?」
「え…」
「そもそも英二の語尾に意味なんてないんだろうからそれでいいと思うけど。」
不二って英二の事嫌いなんじゃなかろうか…。
「にゃんだよそれぇ!」
「英二、今から"にゃー"のとこを"りゃん"って言ってごらん?そんな事も出来ないのかい?」
「カッチーン!出来るもんね~だ!!」
あたしは不二の口の端が微妙に上がったのを見逃さなかった。
「英二、お腹空いたんだっけ?僕のケーキあげるよ。」
「わぁい♪さっすが不二!」
もう始まってるらしい。
「菊丸先輩、俺のも食べます?」
「オチビもありがとう!うれしいにゃ…りゃん♪」
なんか実際聞くとうざい。何かに似ててうざい。
「英二!そんなに食べたら腹壊すぞ!」
「平気だもんね~♪うーん、おいしいに…りゃん!」
何だっけ…
「浦安鉄筋家族の春巻みたいっスね!」
「そーだ!春巻だ!!」
ちょっと止めて欲しいかも…。
「英二ごめん。僕が間違ってたよ。」
あー、やっぱり不二もうざいと思ったんだ。
「え?!じゃあもういいの?!へへ~ん♪俺の勝ちぃ☆」
こうして英二の誕生日会が幕を閉じた。
果たして英二はいくつまで何の恥ずかしげもなく"にゃーにゃー"言い続けるのだろうか。
「みんな~!また明日にゃ~♪」
終わり
[後書き]
眠すぎて勢いだけで書きました。申し訳ない。
菊丸先輩にはいくつになってもあのキャラを貫いて欲しいものです。
英二、HAPPY BIRTHDAY!