下巻
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「そろそろ危ないっスね!早いとこ見つけて帰りましょう!」
「そうだな。石田が死んでしまったのはこたえるな。」
勇者神尾とその仲間、戦士橘、武道家石田、僧侶伊武は宝探しに洞窟をさ迷っていた。
「俺のMPが足りなくてザオラル唱えられないから俺の事役立たずだって思ってるんだろ…。どうせ俺は役立たずだよ。」
「おい、そんな事言ってないだろι橘さん!どうします?」
「待て!あれを見ろ!」
角を曲がった先に、宝箱が2つあった。
「この距離なら行けそうですね!リズムにHigh!!」
勇者神尾が宝箱へとリズムを上げた。
「よかったじゃない。宝を取ったら残しておいたMPでリレミト唱えれば…」
「「あ!」」
言ってしまった。
【深司はリレミトをとなえた!】
宝箱まであと一歩というところで、洞窟の入口に戻ってしまった。
「おい!何考えてんだよ?!せっかく宝見つけたってのによ!」
勇者神尾は僧侶伊武につかみ掛かった。
「落ち着け神尾!深司だってわざとじゃないんだ。」
「でも…!」
「宝ならまた取りに来ればいい。場所は分かったんだからな。また一からやり直そう。俺達はそうやって強くなった。違うか?」
戦士橘は勇者神尾の肩にそっと手を置き、そして僧侶伊武の方に体を向けた。
「深司。お前も反省してるんだろう?過ぎてしまった事はしょうがない。次からは気をつけるんだぞ!」
「…はい。」
「よし!じゃあ教会に行って石田を生き返らせよう。それからまたスタートだ!」
「よぉし!俺、必ず橘さんの期待に応えてみせます!」
「ははは。あまり力みすぎるなよ!」
かくして彼等はこの洞窟での6回目の宝探しに挑むのであった。
これを繰り返しているので、お陰でクリアレベルはいつも越えているのだ。
「団結力なら負けないぜ!」
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