テニス100%
名前変換
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「おはようございます。」
「おはよう!」
ふとしたきっかけで、柳生君に勉強をみてもらうことになった。早朝から勉強するなんて、この機を逃したら一生なさそうだ。
約束の時間より少し早めに教室に着いたはずだったが、柳生君はすでに教室にいた。
「では、伝説のハジケリストさんが苦手な数学と英語を重点的に進めていきましょう。」
「よろしくお願いします!」
柳生君の教え方は本当に丁寧で、なにより熱心だ。
あたしは柳生君の気持ちに応えなければと集中した。
『キーンコーンカーンコーン』
「終わったー!!」
「お疲れ様でした。やはり貴女は飲み込みが早い。」
「柳生君の教え方がいいんだって!」
「おはよー。」
「あ、##NAME3##!柳生君ありがとう!またあとでね!」
##NAME3##に話したいことがたくさんあったので、柳生君にお礼をしてから##NAME3##の席へと移動した。
「##NAME2##今日早いじゃん。」
「今日から柳生君に勉強みてもらってるんだー♪かなり分かりやすいよ!」
「柳生君学年トップだもんねー。」
「そんでね、柳生君ってねところてんが好きなんだって!あたしはあんみつとか好きだから、今度一緒に食べに行くんだー。」
(こいつ、柳生君が好きなんじゃ…。)
○●○●○●
【##NAME3##視点】
「千石とはうまくいってんの?」
お昼の時間、いつもの場所でサンドイッチの封を開けながらが聞いてみた。
「普通だと思うけど。」
##NAME2##メロンパンの袋を力強く開けながら答えた。
「ふぅん。」
「なんで?」
「思ったんだけど、##NAME2##には柳生君の方が合ってない?」
##NAME2##口からメロンパンのかけらが落ちた。
「Σ汚!!」
「ごめん。つーかなんで?」
「見ててなんとなく。」
##NAME2##は、そーか?と興味がないといった返事をし、口から落ちたメロンパンを拾った。
あたしから見ても、##NAME2##と千石はうまくいっている。でも、お互い本当に好き合ってるのかが微妙なところだ。##NAME2##と付き合い出してから、あんまり女子と遊ばなくなったとは聞いてるけど、それでも本気とは言い難い。
しかも、##NAME2##はニブチンだから気付いてないけど、柳生君も##NAME2##のことが好きなのは明らか。
もう少し、様子を見たほうがよさそうだ…。
―放課後―
「伝説のハジケリストさん。試験に出そうな漢字をまとめたものです。よかったら使って下さい。」
帰り支度をしていると、柳生が数枚のプリントを持ってきた。
「マジ?!ありがとーv」
「あの…「##NAME2##ちゃ~んvV帰ろ~♪」
柳生が何か言おうとしたとき、千石が教室にやってきて##NAME2##の手を引っ張って歩き出した。
「えっ、ちょっ…柳生君!プリントありがとう!また月曜日ねー!」
「………。」
千石に引きずられるように歩きながらも、一生懸命自分に手を振る##NAME2##を、柳生は複雑な想いで見ていた。