テニス100%
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「そんなことはありませんよ。むしろ貴女に…いえ、とにかく伝説のハジケリストさんは無事合格して自信を付けて下さい。」
「うん!じゃあ明日からよろしくね☆」
図書室を出て、二人で雑談しながら廊下を歩いていると、後ろからあたしを呼ぶ声がした。
「##NAME2##ちゃ~ん!探したよー。さ、一緒に帰ろう♪」
千石君が小走りに寄ってきてあたしの手を握った。なんとなく柳生君に申し訳なくなり、ちらっと柳生君の方を見た。
「では私はこれで。」
「あ、柳生君柳生君!例の試合、今度の日曜日に決まったよ。じゃ☆」
柳生君は、軽く頭を下げると踵を返した。
○●○●○●
(手…繋いだままなんだけど///)
「##NAME2##ちゃんてさー、手ぇ小さいねw」
千石は繋いだ手を目の前に持ってきて##NAME2##の手をまじまじ見た。
「え?千…キヨちゃんがおっきいんじゃない?」
今度は##NAME2##が繋いだ手を自分の目の前に持ってきて、二人の手を真剣に見た。
(ふとした時がたまんなくかわいいんだよなぁ…。)
「あ、そうだ!さっき言ってた例の試合って何?」
「"追い出し会"って言ってね、引退した俺達3年と現在活動中の1、2年で試合するんだ。」
(そういえば柳生君もテニス部だっけ…。)
「あ、そうだ☆よかったら見に来てよ!##NAME2##ちゃんが見に来てくれたらもっとやる気でちゃうなぁ♪」
(スポーツしてる彼氏の応援かぁ…。なんかいいかも。タオルとか渡してみたり?)
「おーい、聞いてる??」
「…はっ!聞いてる聞いてる!うん、絶対見に行く☆」
「ラッキー♪よぉし、がんばっちゃうぞー!」
この『追い出し会』がきっかけで何かが変わるなんて、この時の##NAME2##は知る由もなかった。
続く