テニス100%
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「はい、お待たせ~♪」
帰りに寄り道した公園で、千石は自販機でジュースを買って来##NAME2##に渡した。
「(やっぱ慣れてる感じ…。)ありがとう!待って、今お金…」
「いいっていいって!これくらい俺におごらせてよ♪彼氏なんだからさ☆」
("彼氏"…なんていい響きなの!)
「##NAME2##ちゃん!ジュースこぼれてるよ~ιしょうがないなぁ。」
「(〃□〃)!!」
なんと、千石は##NAME2##指を伝うジュースを舐め取った。
「あ、あの…ティッシュあるから…///」
「あ、そうだよね!ごめん!(そんな反応されるとこっちも照れちゃうなぁ…。)」
こういう時、千石の周りの女の子達は軽くあしらうか相手にしないかだ。千石にとって##NAME2##は今までにないタイプなので、初めての感情を味わっていた。
本人が気付いているかは分からない。だが、千石は、##NAME2##から一日に二度も『初めて』を体験させられたのだ。
「……///」
「……///」
暫く沈黙が続いた。
先に口を開いたのは千石だった。
「あ、あのさ、##NAME2##ちゃんは進路どーするの?」
「え?!えっと…このままエスカレーターしようかと…。##NAME3##と離れたくないし。」
「うんうん、そうだよねぇ。」
「でもね、あたし成績悪いから頑張んないとやばいらしい。千…キヨちゃんは?」
(男子を下の名前で呼ぶなんて初めてだし慣れないな…。)
「俺はねぇ、違う学校にしようと思ってたんだけど、よく考えたら##NAME2##ちゃんの事よく知らないじゃん?」
(ノリでオッケーしたのかよ?!まぁあたしも言えないけど…。)
「だから俺もエスカレーターしちゃおっかな~。これから##NAME2##ちゃんのこともっとよく知りたいしねw」
「そ、そうだよね!あたしも実は千…キヨちゃんのことよく知らないし!」
「でしょ?同じ高校行ったら##NAME2##ちゃんと想い出い~っぱい作れるし♪」
("想い出作り"…。あぁ、なんて甘美な響き…。)
「よし!あたし明日から…いや、今日から猛勉強する!」
(でも、千石君はラケットの男の子じゃなかったんだっけ…。ううん、千石君で全然オッケー!よーし!やるぞー!!)
この時の##NAME2##は、初めての告白がうまくいったのと、初めて出来た彼氏に胸が一杯だった。
これから先、選ばなければならない選択肢が、たくさんあるとは夢にも思っていなかった。
続く