謎の連載
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「あー、腹減ったぁ!」
「何にしよう…」
駅の近くのファミレスに入り、みんなで注文を決める。
「おっ!このパフェうまそう♪あーでもこれもうまそー…」
「あー、ホントだ。超うまそう。マジ迷うね…」
あたしとブン太がデザートのページを見ていると、
「パフェは後でゆっくり決めろ。とにかく先に飯を決めてくれ。」
バネくんに怒られた。
「##NAME2##、あたしこのパフェたのむから、それと半分こしない?」
「賛成!」
「おい、俺もそれ混ぜてくんねぇ?」
「お前ら人の話聞いてねぇだろι店員呼ぶぞ?」
自由すぎるあたし達に呆れつつ、バネくんは店員さんを呼んでしまった。
注文はまだ決まってなかったけど、決めざるを得ないのでみんなほぼじゃあこれって感じで注文した。
「バネくんホントに呼ぶんだもん。」
「こうでもしなきゃお前ら永遠に決まんねぇだろ。」
「バネの言うとおり。まったくこの人たち迷惑だよねー。」
「いや、ゴリ江もだから。」
「うるせぇ!」
バネくんとゴリ江の絡みも面白くて、笑いが止まらない。そんな中、
「ゲッ」
あたしの隣でブン太がゲップした。
「まだ何も食べてないのにこの人ゲップしたんですけど!(笑)」
もう笑いすぎて顔が痛い。
「伝説のハジケリスト、ゲップでそんなに喜ぶのは小学生くらいなもんだぞ。」
「ブン太ー、バネくんがいじめるー。」
「おい、俺の女をいじめんじゃねぇ。」
ブン太があたしを庇うように身を乗り出すと、
「お前こそ俺の女をいじめんじゃねぇ。」
ブン太の真似したバネくんが、ゴリ江を庇うように身を乗り出した。
「何なのこいつら、うざいんですけど。」
「うざい言うな。俺と丸井はデキてるんだからな。」
「そうなの?」
あたしが聞くと、ブン太が小さく頷いた。
もうめちゃくちゃだ。
この下らないやり取りが、あたしは本当に大好きだ。
しばらくすると料理が運ばれて来た。ブン太は相変わらずすごい量。バネくんもたくさん食べるけど、あくまで一般男子高校生レベルだ。
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