青学生活
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九州で治療中の手塚の元にに、一本のビデオテープが送られてきた。
「?」
不審に思ったが中身が気になる。
<ピッ!>
手塚はビデオの再生ボタンを押した。
『手塚、誕生日おめでとう!』
画面には元気な伝説のハジケリストの姿が映し出された。
(そういえば…今日は俺の誕生日か。)
『今日は手塚の誕生日ということで、皆でお祝いするからねー♪』
ここで一旦映像が切れた。
(まさか…。)
手塚は窓から外を見た。
『はい、手塚の席はここだよ!』
再びブラウン管から伝説のハジケリストの声が聞こえてきた。
わざわざ皆が九州まで誕生日会をしに来て、ビデオはその伏線だと思ったが勘違いだった。
なんだかグラビアアイドルのバーチャルデートDVDみたいだ。
(………。)
見慣れているが懐かしい部室が映っている。
そこには乾を抜かしたレギュラー勢がテーブルを囲んで座っていた。
(乾が撮影しているのか。)
『部長!誕生日おめでとうございます!』
画面が切り替わり、桃城が映った。
『…お、おめでとう…ございます。』
『おい海堂!もっと明るく言えねぇのかよ!ホント辛気くせぇやつだぜ。』
『あぁ?んだとコラ!』
『お?やんのかコラ!』
『おい!よさないか二人とも!』
【しばらくお待ち下さい】
(相変わらずだな。)
『すまなかったな。手塚、誕生日おめでとう!』
気のせいか、大石が若干やつれて見えた。
『手塚ぁ!誕生日、おめでと~う♪元気かにゃー?』
『やぁ。誕生日おめでとう。僕、手塚の辞書借りっ放しなんだけど。』
(不二が持っていたのか。どうりでないと…。菊丸はまだ語尾が治らないのか。)
『誕生日おめでとう!本当なら店でお祝いしたいとこだけど、また来年だな!』
(河村!来年の事を言うと鬼が笑うぞ!)
『手塚、誕生日おめでとう。特製ドリンクを冷凍保存で送ろうとしたんだが…伝説のハジケリストに止められた。』
(伝説のハジケリスト、よくやった。)
『誕生日おめでとうっス…。』
お祝いの言葉が一通り終わった。
『じゃ~ん♪このケーキ俺が焼きましたぁー!』
バカでかいケーキがアップで映った。
(菊丸!"Barsday"ではなく"Birthday"だ!)
『電気消すよー!』
電気が消され、伝説のハジケリストがロウソクに火を付けようとした。
『伝説のハジケリスト、危ないから僕がやるよ。』
不二が伝説のハジケリストの手を握り、その手からライターを取った。
(………。)
手塚は少しムッとした。
『そんなの不二先輩に任せて伝説のハジケリスト先輩はこっち来なよ。』
リョーマは伝説のハジケリストの手を引っ張り、自分の隣に座らせた。
(越前!グラウンド50週だ!)
『越前…、君がロウソクになる?』
『おい!二人ともよさないか!不二、早く火を付けよう!越前も伝説のハジケリストの手を離せ!な?』
(大石!さっきから"よさないか"しか言ってないぞ!)
目の前のロウソクに火が灯り、お決まりのバースデーソングが流れた。
『ふーっ!』
拍手の中で目の前のロウソクの火が消えた。
『手塚(部長)!15歳おめでとう!!』
手塚は複雑だった。
ビデオを見ていると、確かに自分がロウソクを吹いているように見えるが、実際に吹いているのは撮影をしている乾だ。
手塚と呼んでいるが乾だ。
「………。」
(乾もグラウンド50週だ!)
この後皆はケーキを食べながら楽しそうに雑談をしていた。
その光景を体育座りでブラウン管越しに見ることしかできない。
自分の誕生日会なのに、自分のための企画なのに、参加しているようでしていない。
不意に切なくなった手塚国光、15の夜。
終わり
[後書き]
誕生日なのにこの扱い。
ごめんなさいm(__)m
だってぇ、九州行っちゃってるんだもぉん。しかしこの駄文っぷり。ある種の才能ですね!(ビバ☆プラス思考)
手塚、HAPPY BIRTHDAY!
「?」
不審に思ったが中身が気になる。
<ピッ!>
手塚はビデオの再生ボタンを押した。
『手塚、誕生日おめでとう!』
画面には元気な伝説のハジケリストの姿が映し出された。
(そういえば…今日は俺の誕生日か。)
『今日は手塚の誕生日ということで、皆でお祝いするからねー♪』
ここで一旦映像が切れた。
(まさか…。)
手塚は窓から外を見た。
『はい、手塚の席はここだよ!』
再びブラウン管から伝説のハジケリストの声が聞こえてきた。
わざわざ皆が九州まで誕生日会をしに来て、ビデオはその伏線だと思ったが勘違いだった。
なんだかグラビアアイドルのバーチャルデートDVDみたいだ。
(………。)
見慣れているが懐かしい部室が映っている。
そこには乾を抜かしたレギュラー勢がテーブルを囲んで座っていた。
(乾が撮影しているのか。)
『部長!誕生日おめでとうございます!』
画面が切り替わり、桃城が映った。
『…お、おめでとう…ございます。』
『おい海堂!もっと明るく言えねぇのかよ!ホント辛気くせぇやつだぜ。』
『あぁ?んだとコラ!』
『お?やんのかコラ!』
『おい!よさないか二人とも!』
【しばらくお待ち下さい】
(相変わらずだな。)
『すまなかったな。手塚、誕生日おめでとう!』
気のせいか、大石が若干やつれて見えた。
『手塚ぁ!誕生日、おめでと~う♪元気かにゃー?』
『やぁ。誕生日おめでとう。僕、手塚の辞書借りっ放しなんだけど。』
(不二が持っていたのか。どうりでないと…。菊丸はまだ語尾が治らないのか。)
『誕生日おめでとう!本当なら店でお祝いしたいとこだけど、また来年だな!』
(河村!来年の事を言うと鬼が笑うぞ!)
『手塚、誕生日おめでとう。特製ドリンクを冷凍保存で送ろうとしたんだが…伝説のハジケリストに止められた。』
(伝説のハジケリスト、よくやった。)
『誕生日おめでとうっス…。』
お祝いの言葉が一通り終わった。
『じゃ~ん♪このケーキ俺が焼きましたぁー!』
バカでかいケーキがアップで映った。
(菊丸!"Barsday"ではなく"Birthday"だ!)
『電気消すよー!』
電気が消され、伝説のハジケリストがロウソクに火を付けようとした。
『伝説のハジケリスト、危ないから僕がやるよ。』
不二が伝説のハジケリストの手を握り、その手からライターを取った。
(………。)
手塚は少しムッとした。
『そんなの不二先輩に任せて伝説のハジケリスト先輩はこっち来なよ。』
リョーマは伝説のハジケリストの手を引っ張り、自分の隣に座らせた。
(越前!グラウンド50週だ!)
『越前…、君がロウソクになる?』
『おい!二人ともよさないか!不二、早く火を付けよう!越前も伝説のハジケリストの手を離せ!な?』
(大石!さっきから"よさないか"しか言ってないぞ!)
目の前のロウソクに火が灯り、お決まりのバースデーソングが流れた。
『ふーっ!』
拍手の中で目の前のロウソクの火が消えた。
『手塚(部長)!15歳おめでとう!!』
手塚は複雑だった。
ビデオを見ていると、確かに自分がロウソクを吹いているように見えるが、実際に吹いているのは撮影をしている乾だ。
手塚と呼んでいるが乾だ。
「………。」
(乾もグラウンド50週だ!)
この後皆はケーキを食べながら楽しそうに雑談をしていた。
その光景を体育座りでブラウン管越しに見ることしかできない。
自分の誕生日会なのに、自分のための企画なのに、参加しているようでしていない。
不意に切なくなった手塚国光、15の夜。
終わり
[後書き]
誕生日なのにこの扱い。
ごめんなさいm(__)m
だってぇ、九州行っちゃってるんだもぉん。しかしこの駄文っぷり。ある種の才能ですね!(ビバ☆プラス思考)
手塚、HAPPY BIRTHDAY!