氷帝生活
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あたしは今、みんなの持久走のタイムを測っている。人数が多いので、二組に別れて走る。
ちなみに今走っているレギュラーは、柳生、ブン太、柳だ。
「みんな体力あるなー…。」
…サワサワ…サワサワ…。
「…ん?ちょっ!Σ( ̄□ ̄;)何してんの?!」
尻に変な感覚を覚えて振り向くと、うちの詐欺士がこともあろうかあたしの尻を撫でていた。
「何って…。見て分からん?砂掃っとん。気にせず続けんしゃい。」
「そ、そう?」
砂を掃っていただいてるから文句も言えず、再びみんなの持久走のタイムに目を戻した。
…サワサワ…サワサワ…
「今度は何?」
「ん?」
「ん?じゃなくて。何してんの?」
ストップウォッチとノートをせわしなく交互に見ていると、今度は髪の毛に違和感が。
「風で絡まっとう。気にせず続けんしゃい。」
「それはどうも…。」
どっちかっつーと風じゃなく、仁王の手が絡まってる気がする。
「ブン太ー!ペース落ちてるよー!」
「へ~い…。」
しかし真田も鬼だよなー。30週目に突入したとこだが、まだ半分もいってない。
「100週はありえんよな。伝説のハジケリストは走らんの?」
「何であたしが?」
「疲れると息上がるじゃろ?」
「そりゃそうでしょ。」
「……。」
こいつが何を言わんとしているのかが理解できない。理解したくもない。…恐ろしい。
…スー…スー…
ん…?なんか腰の辺りがスースーする…
「っておーい!Σ( ̄□ ̄;)お前何してんの?!」
スースーする腰元を見ると、仁王が人差し指でジャージを引っ張っていた。
「ん?」
「ん?じゃねーよ!パンツ見てんの?!ねぇ!パンツ見てんの?!」
「失礼じゃのぅ…。小さい虫が入っていったから。」
「え!!ヤダ!取って!!」
「了解。」
この際パンツなんて言ってる場合じゃない。
「と、取れた?!」
「もうちょい。」
仁王の手が裏太ももを這っている。虫以上に這っているんじゃないだろうか。
「あ…。」
「何?!」
「ゴミじゃった。」
そう言って見せてきたのはグラウンドに落ちてる小石だった。
「小石が入ってるわけなくない?!絶対わざとでしょ!!」
「プリッ。」
何でもかんでもプリッって言えば済むと思ってんのか!?
「仁王~(★_★)」
「そう怒りなさんなって。静かにしとらんと…」
「何をしている。」
騒ぎを聞き付けたのか、曇りでも帽子の真田が迫ってきた。
「……(ニヤ)伝説のハジケリストが騒ぎよる。」
「Σはっ?!違う!仁王がちょっかいだして来るんだって!」
「タイムは測れているのか?」
真田がノートを覗き込んできた。顔が近くて帽子のつばが微妙に当たる。
「30週目以降から書いてないではないか。お前は何をしていたんだ。」
「俺のことおちょくっとった。」
「なっ!Σ( ̄□ ̄;)」
口の端を上げて妖しく笑う仁王。一年の時から変わらないこの仕草が出ると、決まってやなことが起きる。
「人にちょっかいを出して仕事を怠るとはたるんどる!伝説のハジケリスト、お前も走ってこい!10週だ!」
ホラきた。
「なんでよ!あたし悪くないもん。」
「実際にタイムを測っとらんではないか!」
「だからそれは…!」
「あと10週追加されたいか?」
あー、アレだ。絶対青学の手塚君の影響だ。一昨日駅でバッタリ会ってお茶したって言ってたし。すっごい嬉しそうだったし。
「もう!分かりましたよーだ。走ればいいんでしょ!走れば!」
真田にノートとストップウォッチを押し付け、仁王を睨み付けてグラウンドに向かった。
「なんで伝説のハジケリストが走ってるんだ?」
「さぁ?なんでじゃろうねぇ。」
あたしはニヤニヤしながらこっちを見てくる仁王を睨んだ。
「おい、伝説のハジケリストお前のこと睨んでねーか?」
「紅潮した頬…、はずむ呼吸…、挑戦的な目…、ククッ。ええのぅ。」
「お前そのうち捕まるぞ。マジで。」
ジャッカルと仁王の会話なんて聞こえてないあたしは、ただひたすら走った。
仁王に怨みを抱えて。
終わり
[後書き]
リク内容が、『セクハラ仁王』ということですが…、
姐さん!ぬるいっスよね?!
伝説のハジケリスト様もこんなんぬるいっスよね?!あぁ…想像力の乏しい私の鼻を、どうかグーで殴って下さい…。
クレーム受け付けます!!
オマケ
↓↓↓
―部活終了後―
「お疲れさん。」
「うるさい。」
「つれないのぅ…。それよりお前、胸成長しよった?」
「は?!何言ってんの?!」
「走ってんの見て思った。誉めとうよ?」
「それはどうも…。」
「もっと大きくなりとうない?」
「そりゃあ…。」
「(ニヤ)…手伝ってやるからこっち来んしゃい。」
「結構です。」
「……。」
「……。」
終
ちなみに今走っているレギュラーは、柳生、ブン太、柳だ。
「みんな体力あるなー…。」
…サワサワ…サワサワ…。
「…ん?ちょっ!Σ( ̄□ ̄;)何してんの?!」
尻に変な感覚を覚えて振り向くと、うちの詐欺士がこともあろうかあたしの尻を撫でていた。
「何って…。見て分からん?砂掃っとん。気にせず続けんしゃい。」
「そ、そう?」
砂を掃っていただいてるから文句も言えず、再びみんなの持久走のタイムに目を戻した。
…サワサワ…サワサワ…
「今度は何?」
「ん?」
「ん?じゃなくて。何してんの?」
ストップウォッチとノートをせわしなく交互に見ていると、今度は髪の毛に違和感が。
「風で絡まっとう。気にせず続けんしゃい。」
「それはどうも…。」
どっちかっつーと風じゃなく、仁王の手が絡まってる気がする。
「ブン太ー!ペース落ちてるよー!」
「へ~い…。」
しかし真田も鬼だよなー。30週目に突入したとこだが、まだ半分もいってない。
「100週はありえんよな。伝説のハジケリストは走らんの?」
「何であたしが?」
「疲れると息上がるじゃろ?」
「そりゃそうでしょ。」
「……。」
こいつが何を言わんとしているのかが理解できない。理解したくもない。…恐ろしい。
…スー…スー…
ん…?なんか腰の辺りがスースーする…
「っておーい!Σ( ̄□ ̄;)お前何してんの?!」
スースーする腰元を見ると、仁王が人差し指でジャージを引っ張っていた。
「ん?」
「ん?じゃねーよ!パンツ見てんの?!ねぇ!パンツ見てんの?!」
「失礼じゃのぅ…。小さい虫が入っていったから。」
「え!!ヤダ!取って!!」
「了解。」
この際パンツなんて言ってる場合じゃない。
「と、取れた?!」
「もうちょい。」
仁王の手が裏太ももを這っている。虫以上に這っているんじゃないだろうか。
「あ…。」
「何?!」
「ゴミじゃった。」
そう言って見せてきたのはグラウンドに落ちてる小石だった。
「小石が入ってるわけなくない?!絶対わざとでしょ!!」
「プリッ。」
何でもかんでもプリッって言えば済むと思ってんのか!?
「仁王~(★_★)」
「そう怒りなさんなって。静かにしとらんと…」
「何をしている。」
騒ぎを聞き付けたのか、曇りでも帽子の真田が迫ってきた。
「……(ニヤ)伝説のハジケリストが騒ぎよる。」
「Σはっ?!違う!仁王がちょっかいだして来るんだって!」
「タイムは測れているのか?」
真田がノートを覗き込んできた。顔が近くて帽子のつばが微妙に当たる。
「30週目以降から書いてないではないか。お前は何をしていたんだ。」
「俺のことおちょくっとった。」
「なっ!Σ( ̄□ ̄;)」
口の端を上げて妖しく笑う仁王。一年の時から変わらないこの仕草が出ると、決まってやなことが起きる。
「人にちょっかいを出して仕事を怠るとはたるんどる!伝説のハジケリスト、お前も走ってこい!10週だ!」
ホラきた。
「なんでよ!あたし悪くないもん。」
「実際にタイムを測っとらんではないか!」
「だからそれは…!」
「あと10週追加されたいか?」
あー、アレだ。絶対青学の手塚君の影響だ。一昨日駅でバッタリ会ってお茶したって言ってたし。すっごい嬉しそうだったし。
「もう!分かりましたよーだ。走ればいいんでしょ!走れば!」
真田にノートとストップウォッチを押し付け、仁王を睨み付けてグラウンドに向かった。
「なんで伝説のハジケリストが走ってるんだ?」
「さぁ?なんでじゃろうねぇ。」
あたしはニヤニヤしながらこっちを見てくる仁王を睨んだ。
「おい、伝説のハジケリストお前のこと睨んでねーか?」
「紅潮した頬…、はずむ呼吸…、挑戦的な目…、ククッ。ええのぅ。」
「お前そのうち捕まるぞ。マジで。」
ジャッカルと仁王の会話なんて聞こえてないあたしは、ただひたすら走った。
仁王に怨みを抱えて。
終わり
[後書き]
リク内容が、『セクハラ仁王』ということですが…、
姐さん!ぬるいっスよね?!
伝説のハジケリスト様もこんなんぬるいっスよね?!あぁ…想像力の乏しい私の鼻を、どうかグーで殴って下さい…。
クレーム受け付けます!!
オマケ
↓↓↓
―部活終了後―
「お疲れさん。」
「うるさい。」
「つれないのぅ…。それよりお前、胸成長しよった?」
「は?!何言ってんの?!」
「走ってんの見て思った。誉めとうよ?」
「それはどうも…。」
「もっと大きくなりとうない?」
「そりゃあ…。」
「(ニヤ)…手伝ってやるからこっち来んしゃい。」
「結構です。」
「……。」
「……。」
終