氷帝生活
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「ねぇ、柳生は何のシャンプー使ってるの?」
何気にサラサラな柳生の髪の毛。おまけに柔らかい。
「シャンプー…ですか?私はLuxを使用してます。」
Luxかー。使ってる人多いよね。紳士用シャンプーとかじゃないんだ。
「仁王は?」
仁王の髪の毛は若干痛んでるように見える。
「ヴィダル。」
あたしの中でヴィダルは金持ちシャンプーだ。
「髪の毛に気ぃ使ってんだ。」
「別にそんなことはないぜよ。」
「髪長いしリンスもしてるんでしょ?」
「プリッ。」
謎だ。
「ブン太は何使ってる?」
ふわふわしてるブン太の髪の毛。たまにワックスを付けてくる。
「俺はマシェリだぜ。」
「あ、やっぱり?いい匂いだよねー!」
「だろぃ?」
「あ、赤也は?」
「俺は海藻エキスのなんとかかんとかっス!」
あー…。海藻ね。納得。
「ははは!洒落になんねー!」
「丸井先輩!どーゆー意味っスか!」
あたしもぶん太と同じ意見だ。
「まぁまぁ。蓮二は?」
蓮二サラサラだよな。気になる。
「確か…モッズヘアだったな。」
「なんか都会的だね。」
「そうなのか?」
根拠はないがそんなイメージだ。
「真田は?」
真田がシャンプー…なんか違和感がある。真田には五右衛門風呂がよく似合うと思う。
「ぱんてーんというやつだ。」
「ホントに?」
「うむ。間違いない。」
パンテーン?!真田が?!牛乳石鹸じゃないんだ…。
みんなが笑いを堪えている。ブン太に至ってはガムを口から落っことした。
「俺には聞かないのか?」
「だって髪ないからシャンプーいらないじゃん。タオルで擦るだけで充分じゃん。」
「伝説のハジケリスト先輩ひどいっスねι。ジャッカル先輩下向いちゃってますよ…。」
「彼女は痛いところを突いてきますからね。」
あたしはその日、幸村のお見舞いに行った。
「幸村は何のシャンプー使ってるの?」
「入院してからはリンスインシャンプーだよ。」
懐かしい。ソフトインワンってやつね。
「そっか…。じゃああたしもう行くね!」
「え…それ聞くために来たの?」
「うん!じゃ、また来るから!」
あたしは幸村の病室を去った。
(結婚したら伝説のハジケリストに合わせるのに…。今からそんな心配するなんて。かわいいな。)
幸村がわけの分からない勘違いしてるなんて知るよしもない。
終わり
[後書き]
突発的に思いついたネタです。あんま面白くない…。