青学生活
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授業中といえば、大体の生徒が寝てるか喋ってるか漫画読んでるか妄想してるかだ。
隣の席の英二は今日も寝ている。
(当たれ!)
あたしは消しゴムを小さくちぎって英二に投げた。
小さくちぎりすぎたせいか、頭の上に静かにポトっと乗っかっただけだった。
今度は大きめにちぎって投げたが、力を入れすぎて英二の隣の席の子の肩に当たってしまった。
両手を合わせ、"ごめん"のジェスチャーをした。
どうしても英二の睡眠を妨害してやりたい。
(…消しゴムごと投げてやる。)
あたしは英二の鼻に狙いを定めた。
(今度こそ当たれ!)
『ボトッ。』
消しゴムは英二の顔と腕の間に落ちた。
(あとちょっとだったのに!)
英二は全く起きる気配がない。なんかもう面倒臭くなってきたし飽きた。
あたしは真面目に黒板の字をノートに写すことにした。
(…字、間違えた。新しい漢字つくっちゃった。)
筆箱をあさって消しゴムを探そうとたが、英二の顔の前にあることを思い出した。
(不二に借りよう。)
後ろを振り向くと、不二がすでに消しゴムを用意していた。
「はい、これでしょ?」
「なんで分かったの?!」
「さっき英二に投げたじゃない。」
「見てたんだ。」
「英二中々起きないね。」
「ね!後でノート写させてって言われても写させたらダメだからね!これ借ります。」
「…くすっ。はいはい。」
不二から消しゴムを借り、新しい漢字を消した。
「ありがとう。」
振り向き不二の机に消しゴムを返した。
「それ持ってていいよ。僕もう一つ持ってるから。」
「マジ?ありがとう。」
不二から消しゴムを借りて黒板を写し続けた。
『キーンコーンカーンコーン』
授業が終わった。
「起きろオォォォ!!」
英二の上に全体重を乗っけてやった。
「ん~…。もう授業終わったのぉ?」
「ずっと寝てたね。」
英二はあたしを乗せたままのびをした。
「ふわぁ~!…Σうわっ!頭から何か落ちてきたにゃー!!伝説のハジケリストだろー!もぉ!」
「だって起きないんだもん。」
英二の上から振り落とされ、頭の上の消しゴムのカケラを投げ返された。
「あ、消しゴム返してね。」
カケラを見て自分の消しゴムが英二の所にあるのを思い出し、英二の机の上から消しゴムを取った。
「Σ何これ!濡れてる!」
「あ、それ多分よだれだにゃー♪にゃはは!」
頭の後ろに両手を組んで笑っている。無邪気に笑っている。
「汚!!最悪ー!」
「伝説のハジケリストが悪いんだぞぉ!授業中消しゴムなんて投げるからだもんねー!」
「何よ!英二が授業中寝てるからじゃん!!ちきしょー!(>皿<)英二の消しゴムも口に入れてやる!」
「逃っげろぉ~♪」
消しゴムを持って逃げた。
「待て!逃げんな!」
「伝説のハジケリスト、落ち着きなよ。僕の消しゴムあげるから…ね?」
授業は大体いつもこんな感じだ。
終わり
[後書き]
次は昼休みです。
隣の席の英二は今日も寝ている。
(当たれ!)
あたしは消しゴムを小さくちぎって英二に投げた。
小さくちぎりすぎたせいか、頭の上に静かにポトっと乗っかっただけだった。
今度は大きめにちぎって投げたが、力を入れすぎて英二の隣の席の子の肩に当たってしまった。
両手を合わせ、"ごめん"のジェスチャーをした。
どうしても英二の睡眠を妨害してやりたい。
(…消しゴムごと投げてやる。)
あたしは英二の鼻に狙いを定めた。
(今度こそ当たれ!)
『ボトッ。』
消しゴムは英二の顔と腕の間に落ちた。
(あとちょっとだったのに!)
英二は全く起きる気配がない。なんかもう面倒臭くなってきたし飽きた。
あたしは真面目に黒板の字をノートに写すことにした。
(…字、間違えた。新しい漢字つくっちゃった。)
筆箱をあさって消しゴムを探そうとたが、英二の顔の前にあることを思い出した。
(不二に借りよう。)
後ろを振り向くと、不二がすでに消しゴムを用意していた。
「はい、これでしょ?」
「なんで分かったの?!」
「さっき英二に投げたじゃない。」
「見てたんだ。」
「英二中々起きないね。」
「ね!後でノート写させてって言われても写させたらダメだからね!これ借ります。」
「…くすっ。はいはい。」
不二から消しゴムを借り、新しい漢字を消した。
「ありがとう。」
振り向き不二の机に消しゴムを返した。
「それ持ってていいよ。僕もう一つ持ってるから。」
「マジ?ありがとう。」
不二から消しゴムを借りて黒板を写し続けた。
『キーンコーンカーンコーン』
授業が終わった。
「起きろオォォォ!!」
英二の上に全体重を乗っけてやった。
「ん~…。もう授業終わったのぉ?」
「ずっと寝てたね。」
英二はあたしを乗せたままのびをした。
「ふわぁ~!…Σうわっ!頭から何か落ちてきたにゃー!!伝説のハジケリストだろー!もぉ!」
「だって起きないんだもん。」
英二の上から振り落とされ、頭の上の消しゴムのカケラを投げ返された。
「あ、消しゴム返してね。」
カケラを見て自分の消しゴムが英二の所にあるのを思い出し、英二の机の上から消しゴムを取った。
「Σ何これ!濡れてる!」
「あ、それ多分よだれだにゃー♪にゃはは!」
頭の後ろに両手を組んで笑っている。無邪気に笑っている。
「汚!!最悪ー!」
「伝説のハジケリストが悪いんだぞぉ!授業中消しゴムなんて投げるからだもんねー!」
「何よ!英二が授業中寝てるからじゃん!!ちきしょー!(>皿<)英二の消しゴムも口に入れてやる!」
「逃っげろぉ~♪」
消しゴムを持って逃げた。
「待て!逃げんな!」
「伝説のハジケリスト、落ち着きなよ。僕の消しゴムあげるから…ね?」
授業は大体いつもこんな感じだ。
終わり
[後書き]
次は昼休みです。