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練習が終わった後も裕太は一人で練習していた。
明日の対戦相手は裕太の兄、不二周助がいる青学だ。落ち着いていられないのだろう。
「まだやってんの?」
「伝説のハジケリストさん…。」
裕太はドリンクとタオルを受け取り、練習を中断した。
あたしたちは日が暮れかけたコートに地べたに座った。
「練習熱心なのはいいけどほどほどにしないと体壊すよ?」
「このくらいしないと兄貴は越えられないですから。」
裕太の不二周助に対する想いは大きい。天才と呼ばれるお兄さんと比べられるのが嫌で、お兄さん絡みの会話をするとあたしにでも怒る。
「いよいよ明日だね。」
「はい。明日あいつを倒して、もう"不二周助の弟"なんて呼ばせませんよ。」
裕太の目付きが鋭くなり殺気立つ。
今まで『打倒兄貴』で周りが見えなくなるほどに練習を積み重ねていた。視野が狭くなっているのではと気になっていた。
ここはマネージャーとして何かアドバイスを!
「気持ちは分かるけど力み過ぎは逆効果だよ?ほら、南ちゃんだって言ってるじゃん!『かっちゃんはかっちゃん。たっちゃんはたっちゃん。』ってさ。裕太は裕太ですごいんだから!ね?」
我ながら上手いこと言ったと思った。
「だけどもう兄貴絡みの会話はうんざりなんですよ!絶対に俺の名前を覚えさせてやる!」
そう言ってゴクッとドリンクを飲んだ。
「タッチみたいにはいかないか…。いいのになー、タッチ。あ、この場合裕太がたっちゃんね!」
「そしたら兄貴が死ぬことになるじゃないですか…ι。」
それは良くない。
「そこまでタッチにならなくてもさ、一番のライバルが兄弟ってとこだけでいいからさ。なんか素敵じゃん?」
「兄貴は俺のことライバルの内にも入らないと思ってますよ。」
…悲観的すぎる。
「たっちゃん実はかっちゃんより才能あったじゃん!それ知ってたからかっちゃんは努力しまくってたじゃん?」
「そしたら俺が和也のポジションじゃないですか。」
「いや、テニス版では裕太がたっちゃんなのよ。」
言い出したのはあたしだが、なんかややこしくなってきた…。
「じゃあ新田に投げる時最後の一球で和也がのりうつったじゃないですか。俺が追い詰められたら兄貴が俺にのりうつるんですか…?」
「えっ!あの場面ってそうなの?!」
「"あの時投げたのは和也だ。"って達也が言ってたじゃないですか!」
知らなかった…。
「あれって最後甲子園で優勝したよね?あれはたっちゃんの力でしょ?どーゆーこと??」
「南ちゃんのことでふっきれて、自分が野球をやる理由を見つけたからじゃないんですか?」
あぁ!それで開会式さぼって南ちゃんに告ったんだ。
「なるほどねー!」
「もう一回最初から読んだ方がいいですよ!俺貸しますから!」
見事に話題がタッチにそれてその日は終わり、ついに都大会を迎えた。
都大会では腹黒観月のおかげで兄弟対決にはならなかったが、裕太の中で何かがふっきれたようだ。
負けてしまったけれど、越前君と試合してる時の裕太はとてもいい顔をしてた。
どうやら越前君が形は違うものの、南ちゃんの役割を果たしてくれたようだ。
「お兄さん元気?」
「兄貴はいつだって元気ですよ。今週末一緒にテニスするんです。毎日電話かかってきてしつこいんですよ!」
裕太がラケットを軽く振る。心なしか嬉しそうだ。
言うと怒るから言わないでおこう。
終わり
[後書き]
芯の無い話ですみません!
明日の対戦相手は裕太の兄、不二周助がいる青学だ。落ち着いていられないのだろう。
「まだやってんの?」
「伝説のハジケリストさん…。」
裕太はドリンクとタオルを受け取り、練習を中断した。
あたしたちは日が暮れかけたコートに地べたに座った。
「練習熱心なのはいいけどほどほどにしないと体壊すよ?」
「このくらいしないと兄貴は越えられないですから。」
裕太の不二周助に対する想いは大きい。天才と呼ばれるお兄さんと比べられるのが嫌で、お兄さん絡みの会話をするとあたしにでも怒る。
「いよいよ明日だね。」
「はい。明日あいつを倒して、もう"不二周助の弟"なんて呼ばせませんよ。」
裕太の目付きが鋭くなり殺気立つ。
今まで『打倒兄貴』で周りが見えなくなるほどに練習を積み重ねていた。視野が狭くなっているのではと気になっていた。
ここはマネージャーとして何かアドバイスを!
「気持ちは分かるけど力み過ぎは逆効果だよ?ほら、南ちゃんだって言ってるじゃん!『かっちゃんはかっちゃん。たっちゃんはたっちゃん。』ってさ。裕太は裕太ですごいんだから!ね?」
我ながら上手いこと言ったと思った。
「だけどもう兄貴絡みの会話はうんざりなんですよ!絶対に俺の名前を覚えさせてやる!」
そう言ってゴクッとドリンクを飲んだ。
「タッチみたいにはいかないか…。いいのになー、タッチ。あ、この場合裕太がたっちゃんね!」
「そしたら兄貴が死ぬことになるじゃないですか…ι。」
それは良くない。
「そこまでタッチにならなくてもさ、一番のライバルが兄弟ってとこだけでいいからさ。なんか素敵じゃん?」
「兄貴は俺のことライバルの内にも入らないと思ってますよ。」
…悲観的すぎる。
「たっちゃん実はかっちゃんより才能あったじゃん!それ知ってたからかっちゃんは努力しまくってたじゃん?」
「そしたら俺が和也のポジションじゃないですか。」
「いや、テニス版では裕太がたっちゃんなのよ。」
言い出したのはあたしだが、なんかややこしくなってきた…。
「じゃあ新田に投げる時最後の一球で和也がのりうつったじゃないですか。俺が追い詰められたら兄貴が俺にのりうつるんですか…?」
「えっ!あの場面ってそうなの?!」
「"あの時投げたのは和也だ。"って達也が言ってたじゃないですか!」
知らなかった…。
「あれって最後甲子園で優勝したよね?あれはたっちゃんの力でしょ?どーゆーこと??」
「南ちゃんのことでふっきれて、自分が野球をやる理由を見つけたからじゃないんですか?」
あぁ!それで開会式さぼって南ちゃんに告ったんだ。
「なるほどねー!」
「もう一回最初から読んだ方がいいですよ!俺貸しますから!」
見事に話題がタッチにそれてその日は終わり、ついに都大会を迎えた。
都大会では腹黒観月のおかげで兄弟対決にはならなかったが、裕太の中で何かがふっきれたようだ。
負けてしまったけれど、越前君と試合してる時の裕太はとてもいい顔をしてた。
どうやら越前君が形は違うものの、南ちゃんの役割を果たしてくれたようだ。
「お兄さん元気?」
「兄貴はいつだって元気ですよ。今週末一緒にテニスするんです。毎日電話かかってきてしつこいんですよ!」
裕太がラケットを軽く振る。心なしか嬉しそうだ。
言うと怒るから言わないでおこう。
終わり
[後書き]
芯の無い話ですみません!