君が為
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昼食を月島さんと一緒に食べ終わった後、私だけ兵舎へ帰った。月島さんは他の仕事があるらしく詳しいことは聞けなかったが日が暮れる前には戻ってくると言っていた。尾行しようかとも考えたが土地勘が一切ない今そういった行動をとるのは得策ではない為やめた。兵舎に戻り、中庭に出てみると尾形上等兵がいた
「またお会いしましたね、お昼はもう食べられましたか?」
「これは、補佐官殿。いえ昼はまだです。」
「そうですか、僕は先ほど小樽の地元料理を頂きましたが帝都のものとは比べ物にならないほどおいしいかったです。そういえばここには食堂はあるのですか?」
「ええ、大したものはでませんが」
「そうですか、では今夜食事を共にさせてください」
一瞬尾形さんは怪訝な顔を浮かべるもすぐに元に戻った
「夜は外見回りがありますので……」
「ではお供させてください。早くここの皆さんと打ち解けたいのです」
「私の一存では決めかねます」
「月島さんに許可を頂けばいいのですね?了解です」
多少強引だがこれぐらいの距離感でいかないと短期間でこの隊の秘密を探るのは難しいだろう。そして一礼した後部屋へ向かう。貼っておいた紙に異変はない
部屋の椅子に座り持ってきた荷物の中から小瓶と注射器を出す。そして小瓶の液体を注射器にいれ自身の腕に打つ。もう慣れたものだ、私が大佐のお側に着くことになってから始めたコレは私に他の兵士と変わらない、もしくはそれ以上の力を与えてくれる。そう、女の私にとって。定期的に投与しているコレ、男性ホルモンは女性性を抑え、筋肉量を増やし活動能力を高めてくれる。副作用として月経はなくなり声も女のそれよりかは幾分低くなった。だが後悔はない。大佐の為にこの身全て捧げると決めた時から、私の幸せは女としての幸せではなくこうして生きることなのだから
するとドタドタと忙しい足音が近づいてきた。素早く手元の注射器と小瓶をしまう。
「**くん、鶴見中尉殿が戻られた」
「!」
いよいよか腰のベルトを締め直し、なるべく早めに駆け足でドアを開ける。狂信的笑顔を忘れずに
「おかえりなさい月島さん!本当ですか!?今どちらに!」
「ここだよ。**くん」
「!」
なんと扉を開けた目の前に鶴見中尉が立っていた。驚きで瞬きをするのを忘れながらもその勢いのまま頭を深く下げる
「だ、第一師団より参りました!参謀長補佐官****です!!鶴見中尉に憧れて第七師団の派遣を希望致しました!!ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します!!!」
一息で言ったからか、少し酸欠だが掴みは悪くないだろう。鶴見中尉の顔を盗み見る
「……」
「!?」
真顔!純粋なまでに真顔!!えっ、何か悪かったか?まさかこれで間者とバレたわけではないだろう。私が心の中で焦っていたら鶴見中尉は真顔から一転にこっと笑顔になりそのまま握手をした
「いやぁ、まさか中央の人に私のことを知って頂けてるとは思ってなくてね、少しびっくりしておりました。名前、月島軍曹からくん付けの方が喜んでもらえると聞いてね。よろしいですかな?」
「ええ、ええ!失礼があったのかと思い焦ってしまいました。僕のことは名前でしたらお好きなようにお呼びください!」
「いやー月島くん中々の好青年じゃないか。第七師団 で働いてもらいたいくらいだよ」
「そうですね」
その後夕食に誘われたが鶴見中尉の前ではまだ緊張し食べ物が喉を通らないと言い回避。だがそれならばと明日のおやつにご一緒することに。夜の外見回りは許可を貰ったので尾形百之助に近づくことが可能になった。鶴見中尉は忙しいようで、まだ話をしていたいというようなことを言っていたが月島さんに仕事が残っていると連れられて行ってしまった。私は部屋へ戻り夜までの間仮眠をとることに。少し珍しい西洋の寝具に横になってつかの間の眠りについた
「またお会いしましたね、お昼はもう食べられましたか?」
「これは、補佐官殿。いえ昼はまだです。」
「そうですか、僕は先ほど小樽の地元料理を頂きましたが帝都のものとは比べ物にならないほどおいしいかったです。そういえばここには食堂はあるのですか?」
「ええ、大したものはでませんが」
「そうですか、では今夜食事を共にさせてください」
一瞬尾形さんは怪訝な顔を浮かべるもすぐに元に戻った
「夜は外見回りがありますので……」
「ではお供させてください。早くここの皆さんと打ち解けたいのです」
「私の一存では決めかねます」
「月島さんに許可を頂けばいいのですね?了解です」
多少強引だがこれぐらいの距離感でいかないと短期間でこの隊の秘密を探るのは難しいだろう。そして一礼した後部屋へ向かう。貼っておいた紙に異変はない
部屋の椅子に座り持ってきた荷物の中から小瓶と注射器を出す。そして小瓶の液体を注射器にいれ自身の腕に打つ。もう慣れたものだ、私が大佐のお側に着くことになってから始めたコレは私に他の兵士と変わらない、もしくはそれ以上の力を与えてくれる。そう、女の私にとって。定期的に投与しているコレ、男性ホルモンは女性性を抑え、筋肉量を増やし活動能力を高めてくれる。副作用として月経はなくなり声も女のそれよりかは幾分低くなった。だが後悔はない。大佐の為にこの身全て捧げると決めた時から、私の幸せは女としての幸せではなくこうして生きることなのだから
するとドタドタと忙しい足音が近づいてきた。素早く手元の注射器と小瓶をしまう。
「**くん、鶴見中尉殿が戻られた」
「!」
いよいよか腰のベルトを締め直し、なるべく早めに駆け足でドアを開ける。狂信的笑顔を忘れずに
「おかえりなさい月島さん!本当ですか!?今どちらに!」
「ここだよ。**くん」
「!」
なんと扉を開けた目の前に鶴見中尉が立っていた。驚きで瞬きをするのを忘れながらもその勢いのまま頭を深く下げる
「だ、第一師団より参りました!参謀長補佐官****です!!鶴見中尉に憧れて第七師団の派遣を希望致しました!!ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します!!!」
一息で言ったからか、少し酸欠だが掴みは悪くないだろう。鶴見中尉の顔を盗み見る
「……」
「!?」
真顔!純粋なまでに真顔!!えっ、何か悪かったか?まさかこれで間者とバレたわけではないだろう。私が心の中で焦っていたら鶴見中尉は真顔から一転にこっと笑顔になりそのまま握手をした
「いやぁ、まさか中央の人に私のことを知って頂けてるとは思ってなくてね、少しびっくりしておりました。名前、月島軍曹からくん付けの方が喜んでもらえると聞いてね。よろしいですかな?」
「ええ、ええ!失礼があったのかと思い焦ってしまいました。僕のことは名前でしたらお好きなようにお呼びください!」
「いやー月島くん中々の好青年じゃないか。
「そうですね」
その後夕食に誘われたが鶴見中尉の前ではまだ緊張し食べ物が喉を通らないと言い回避。だがそれならばと明日のおやつにご一緒することに。夜の外見回りは許可を貰ったので尾形百之助に近づくことが可能になった。鶴見中尉は忙しいようで、まだ話をしていたいというようなことを言っていたが月島さんに仕事が残っていると連れられて行ってしまった。私は部屋へ戻り夜までの間仮眠をとることに。少し珍しい西洋の寝具に横になってつかの間の眠りについた