BARの常連の人達となんだかんだ関わっていく話
ヨコハマのオーダー
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「あのー、大丈夫ですか?」
「…ア゙ア゙ン?」
細くて暗い横道に男の人が壁に辛うじてもたれかかっている。
その人は顔が殴られているようで青黒く、腕にも痣がいくつかある。シャツには血が滲んでいる。
声をかける前は瞼が閉じられていたが、声をかけた瞬間、綺麗な真紅が見えた。
そして、唸るような声。
「…病院いきます?」
「………………………はぁ?」
長めのためからの、呆れた声。
「だって怪我してますよ」
「病院には行かねぇ」
「じゃあ、うちに来てください」
「………………………………………まじか」
「立てます?」
うまく立てないらしく、肩をかしてゆっくりと自宅へ向かった。
俺はなんでここにいる。
いや、経緯はわかってんだ。
清潔感があり、シンプルなインテリア。
白のカウチに手当をされて座らされている。
「何か食べられそうですか?」
「…おう」
なんなんだこの状況は
なんなんだあの女は
なんで俺はここにいるんだ
あの女危機感とかねえのか
普通一人暮らしの女の家にひょいと、男をあげるか
チンピラに大人数で囲まれて全員しめたが疲れ果てて、あんなことろに寝てたとかもうどうでもいい
「お口に合うか分かりませんが」
目の前のテーブルに置かれるは卵粥
小ネギが乗っている
病人か俺は
作った当の本人は
キッチンカウンターの近くのテーブルにマグカップを持ち、座っている
スマホなんかいじってやがる
「オイ」
「はい?」
「お前どういうつもりだ」
「?」
?、じゃねえよ。きょとんとした顔しやがって
「なんで俺を連れてきた」
「怪我をしてて、病院はやだというので自宅に連れてきた次第です」
さっくりと答えられる
「偽善のつもりか」
「そうかもしれないですね。」
ニコリと微笑む女
「倒れてる人がいてほっとけなかった。ただそれだけです。」
「…物好きなやつ」
「よく言われます」
程よく覚めた粥をゆっくりと食べ始めた。
「…まあ、世話になったな」
「いえ、やりたくてやっただけなので」
粥を食ってからしばらく休んで出ていくことにした
「…じゃあな」
「ええ、また」
ニコリとそいつは微笑み俺に手をふる
その部屋をあとにした
「またって、もう会うことはねぇだろ」
変なやつと関わってしまったが、
不思議と嫌な気持ちにはならなかった
笑った顔が妹に少し似ていたような気がする
「と、言うことがあった」
「ありましたね」
「ありましたね、じゃないですよ!白さん!知らない男を家にあげるなんて!」
銃兎は声を荒らげる
今日はBARWhiteには銃兎と左馬刻しか客はいない
2人はカウンターで並んでひと席あけて座っている
2人で仲良く来た訳では無い
銃兎が仕事終わりで来ていたところに左馬刻がブッキング
最初は無視しようとした銃兎であったが、左馬刻が銃兎に話しかけたところで、頭を抱え、さらにマスターである白と親しげに話初め、客がいないことも相まって、2人の出会いのきっかけを聞くはめになった銃兎は心の中にもやもやしたものを感じていた
「うるせぇぞ、銃兎」
そういって、左馬刻はカクテルを飲む
「はぁ…、白さん。お人好しがすぎますよ」
「それよりも俺はお前がこの店から、出てきたことが驚きだったぜ。しかも、常連」
「それはこっちのセリフだ。お前もここのBARを知ってるなんて」
「あの次の日にBAR前で店開きしてるこいつを見た時は少し笑ったな」
「はぁ…、(俺の癒しの場が)、…ギムレットを」
「俺になんかさっぱりしたやつ」
「かしこまりました」
ジンとライムジュースをシェイクする
ショートグラスにゆっくりと注ぎ銃兎の前へだす
「ギムレットです」
少し考えるように口元に手を当てる
続いて左馬刻のカクテルにうつる
ミキシンググラスにベルモット、シェリーとオレンジビターズと、氷を入れステア
カクテルグラスにうつし最後にオレンジの皮をグラスの周りで絞り、香りをつける
「バンブーです」
「おう、…ん。うめえな」
「恐れ入ります。サッパリということですので、ドライ・ベルモットを使用しました。」
「(俺の癒しの場が…)」
改めて心の中で頭を抱える銃兎
「敬語じゃなくて、慌てる銃兎さんが見られるだなんて、なんだか新鮮ですね」
くすりと微笑む 白を見て、銃兎は恥ずかしいようなくすぐったい気持ちになった
「今度は理鶯も連れてくるか」
「……はぁ、そうだな。」
常連さんの常連さんは以外と知り合いだった件
─つづく─
「…ア゙ア゙ン?」
細くて暗い横道に男の人が壁に辛うじてもたれかかっている。
その人は顔が殴られているようで青黒く、腕にも痣がいくつかある。シャツには血が滲んでいる。
声をかける前は瞼が閉じられていたが、声をかけた瞬間、綺麗な真紅が見えた。
そして、唸るような声。
「…病院いきます?」
「………………………はぁ?」
長めのためからの、呆れた声。
「だって怪我してますよ」
「病院には行かねぇ」
「じゃあ、うちに来てください」
「………………………………………まじか」
「立てます?」
うまく立てないらしく、肩をかしてゆっくりと自宅へ向かった。
俺はなんでここにいる。
いや、経緯はわかってんだ。
清潔感があり、シンプルなインテリア。
白のカウチに手当をされて座らされている。
「何か食べられそうですか?」
「…おう」
なんなんだこの状況は
なんなんだあの女は
なんで俺はここにいるんだ
あの女危機感とかねえのか
普通一人暮らしの女の家にひょいと、男をあげるか
チンピラに大人数で囲まれて全員しめたが疲れ果てて、あんなことろに寝てたとかもうどうでもいい
「お口に合うか分かりませんが」
目の前のテーブルに置かれるは卵粥
小ネギが乗っている
病人か俺は
作った当の本人は
キッチンカウンターの近くのテーブルにマグカップを持ち、座っている
スマホなんかいじってやがる
「オイ」
「はい?」
「お前どういうつもりだ」
「?」
?、じゃねえよ。きょとんとした顔しやがって
「なんで俺を連れてきた」
「怪我をしてて、病院はやだというので自宅に連れてきた次第です」
さっくりと答えられる
「偽善のつもりか」
「そうかもしれないですね。」
ニコリと微笑む女
「倒れてる人がいてほっとけなかった。ただそれだけです。」
「…物好きなやつ」
「よく言われます」
程よく覚めた粥をゆっくりと食べ始めた。
「…まあ、世話になったな」
「いえ、やりたくてやっただけなので」
粥を食ってからしばらく休んで出ていくことにした
「…じゃあな」
「ええ、また」
ニコリとそいつは微笑み俺に手をふる
その部屋をあとにした
「またって、もう会うことはねぇだろ」
変なやつと関わってしまったが、
不思議と嫌な気持ちにはならなかった
笑った顔が妹に少し似ていたような気がする
「と、言うことがあった」
「ありましたね」
「ありましたね、じゃないですよ!白さん!知らない男を家にあげるなんて!」
銃兎は声を荒らげる
今日はBARWhiteには銃兎と左馬刻しか客はいない
2人はカウンターで並んでひと席あけて座っている
2人で仲良く来た訳では無い
銃兎が仕事終わりで来ていたところに左馬刻がブッキング
最初は無視しようとした銃兎であったが、左馬刻が銃兎に話しかけたところで、頭を抱え、さらにマスターである白と親しげに話初め、客がいないことも相まって、2人の出会いのきっかけを聞くはめになった銃兎は心の中にもやもやしたものを感じていた
「うるせぇぞ、銃兎」
そういって、左馬刻はカクテルを飲む
「はぁ…、白さん。お人好しがすぎますよ」
「それよりも俺はお前がこの店から、出てきたことが驚きだったぜ。しかも、常連」
「それはこっちのセリフだ。お前もここのBARを知ってるなんて」
「あの次の日にBAR前で店開きしてるこいつを見た時は少し笑ったな」
「はぁ…、(俺の癒しの場が)、…ギムレットを」
「俺になんかさっぱりしたやつ」
「かしこまりました」
ジンとライムジュースをシェイクする
ショートグラスにゆっくりと注ぎ銃兎の前へだす
「ギムレットです」
少し考えるように口元に手を当てる
続いて左馬刻のカクテルにうつる
ミキシンググラスにベルモット、シェリーとオレンジビターズと、氷を入れステア
カクテルグラスにうつし最後にオレンジの皮をグラスの周りで絞り、香りをつける
「バンブーです」
「おう、…ん。うめえな」
「恐れ入ります。サッパリということですので、ドライ・ベルモットを使用しました。」
「(俺の癒しの場が…)」
改めて心の中で頭を抱える銃兎
「敬語じゃなくて、慌てる銃兎さんが見られるだなんて、なんだか新鮮ですね」
くすりと微笑む 白を見て、銃兎は恥ずかしいようなくすぐったい気持ちになった
「今度は理鶯も連れてくるか」
「……はぁ、そうだな。」
常連さんの常連さんは以外と知り合いだった件
─つづく─