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これで終わりかと思えばまだまだ二本ほど続くみたいで…DVD借りてこなきゃ。
というわけで呪怨2ですが、1と同じく様々な登場人物のオムニバスで進みます。時系列をぐちゃぐちゃにして流すので「あれ?」となるんですが、どんどん伏線が回収されていくので面白いです、くっそ面白い。大好きだそういうの!!ホラー要素はどちらかというとやっぱりそこまでじゃない。ホントびっくりする。生まれて二十数年、呪怨は怖いから見ないぞと変に身構えていたのに、なんかものすごい敵が来るぞと思って装備していたのに、可愛い猫ちゃんがにゃーんて言いながら出てきた感じです。まあその猫ちゃんの可愛さに油断して抱っこしようものなら、即死なんですけどね。そんな感じがします、この映画は。来るぞと分かっていて、じゃあどっから繋がって伽子が出て来るのかとか考えるの楽しいです。なるほど、伽子は結構どこでも行けるし誰でも殺せるんだなーと確信。こいつまじクリーチャーじゃん。何が呪怨だ!?テメーの土俵で戦ってる貞子先輩に謝れよォオン!?※貞子過激派
この映画で一番びっくりするのは、時空の歪が度々生まれることですね。後半に行くと慣れていくので「ああ!?あの、あの子だ!あのシーンだ!ここにつながるんだ!?ヒエエ」と別の感動を覚えるので好きな表現でした。映像ならではって感じで。小説とかでやっても意味分かんないですよね。伏線が細かすぎるので、いちいち出てくるアイテムに注目していたんですが、まさか机の上に置いてある無意味なカバの置物が全く関係ないとは…!あんなとこにカバの置物!?そして雰囲気怖いアンティークな人形は!?くそうブラフか!このこのーっ!と監督が用意した罠にまんまとハマってる感はあります。
展開的にはめちゃくちゃだし、この後続編があるというのなら何故受肉させたのか全く分からんね!なして一回生まれ直したん!?そのままの伽子でええやんけ!自身持っていこ!ってなりました。
一貫して、母親というテーマになっていた気がするなと思いました。
味方キャラかと思っていた奴が後半でまんまと悪霊になって、主人公に害をなそうとすると、死んだ母親が名前を呼んで起こしてくれるんですけどね。泣いた。母親が優しく、主人公の手に触れて名前を呼ぶだけなんですけど。泣いた。だってこの母親も前回と同じく「家に行ってないのに死んだ勢」なんですよ。酷いわぁ…まあ伽子を腹に宿すためになんとなくエネルギーが必要で、それの犠牲になったのかなぁと勝手に思い込むことにしました。前回の警備員さんはなんかこう…なんでだろうね。邪魔したからかな?うん!!
その母親のシーンがあるからこそ、ラストのロリ伽子が主人公から差し出されるマフラーを受け取らない比較にゾッとするんですよね。主人公は母親として無償の愛をロリ伽子に注いだ。自分を突き落とし殺そうとしたとしても「まだ寒いから」と自分のマフラーを差し出すんですよね。泣くわ。多分監督は泣かそうと思ってないんだけど。
まあ貞子もね、死体見つけたのに「は?そんなんでやめるわけないでしょ?」って余裕で追いかけてきてるんでね。こいつらは対人間で容赦するとかほだされるとか無いんですよね。マジ化物。でも条件付きの中で戦っている貞子先輩の方が強いに決まってんじゃねえかよ!!くそー!VSの続編期待ですよ!!もう!!
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