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ずっと前に録っていたやつです。星の王子さまをテーマにした映画で、星の王子さまを書いた作者の飛行士と、女の子のお話。相変わらずネタバレしてるから、気を付けてね。
私、実は星の王子さま読んだことないんですよね…。なんかこう、別の作品でモチーフにされてたりして、どういうものが出てくるのかはぼんやり知ってる感じ。バラと王子さまがデキてるってのは知ってる(ゾロサンアンソロジーで読んだ←)
で、映画を見て思ったのは「こりゃ原作を読んでねえと人生損する~!」でした。読みたい!読まなきゃ!買うか!読まなきゃ!
で、なんつうかまあ簡単に言うと、大人になりたくない子供の話なんです。大人になってしまうと、数字に縛られ時間に縛られ、規則に縛られてなにも楽しそうじゃない。でも、いつかは大人になる。大人になってしまうと、忘れてしまうものがある。消えてしまったものは、もう二度とそばにいないものは忘れてしまう。それでも、星の王子さまは教えてくれるんですよね。
本当に大切なものは、目に見えない。心で見れば、いつだって見える。会える。だから忘れることはない。
大人になることへ不安、いつまでも子供でいることで周囲に嗤われる恐怖、そんなものが詰め込まれた映画でした。様々なシーンの再現や、細かい場面で「あっ!あれはさっきの…!」となるのがとても気持ちいい!涙ぐんじゃう!赤い飛行機が、ワイヤーにつられてぐるぐる回って飛ぶシーンは、飛行士がおもちゃの飛行機を飛ばしていたシーンなんだろうな…。閉じ込められていた星たちは、女の子が掃除機で吸った天井の星たちですよね。そういうのが、心にぐっとくる。
あれは女の子の見た夢なのか、それとも現実なのか。それは私たちが、心で見なくちゃ真実はわからない。
ラストで、飛行士の望遠鏡をもらっているのが悲しい現実をつきつけてきた。飛行士は死んだ。でも、あの夜空に輝くどれかの星から、星の王子さまと飛行士の楽しそうな笑い声が聞こえてくる。うわぁあああああああああああ!!!って泣きました。
ありきたりな感動映画って感じだけど、そのありきたり感がいい。とにかく随所随所に挟まれる「あのシーンだ!あのアイテムだ!」という気持ちよさがたまらない。
久しぶりに体調が良くて(熟睡めちゃくちゃできたので)、映画やらドラマやらまとめて見てしまった…このあと文字打ちしようと思ってたけど、もう眠い…泣き疲れたwww
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