賢者の石 Part1
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数年後…。
「ワルねこ〜、朝よ!!起きなさい!!遅れるわよ」
母親の声で、少女は目を覚ました。
「えっ、嘘!?もうこんな時間!?」
少女…ワルねこは慌ててパジャマを脱ぎ捨て、服に着替えた。
あたふたと階段を下り、リビングに行く。
「おはよう、ワルねこ。早く朝ご飯を食べなさい」
リビングには、眼鏡をかけた男性と、長い髪の女性が待っていた。
男性は新聞を読みながらコーヒーを飲んでいて、女性は食事をテーブルに並べていた。
「ほら、早く食べないと汽車に乗り遅れるわよ!!」
バターミルク味のワッフルの乗ったお皿を差し出して、女性がワルねこを急かす。
「ごめん、お父さんお母さん。急がないとね!!」
そう言ってワルねこは、ワッフルと目玉焼きとソーセージを、急いで平らげ、食事を済ませた。
すると、ワルねこの足元に黒い生き物が擦り寄ってきた。
平べったい口をしていて、カモノハシに酷似してる生き物だ。
「お母さん、ティムも学校に連れてっていい?」
「いいけれど、迷子にしちゃダメよ。勝手に人のカバンにも入り込むからね、その子は」
ワルねこはティムと呼ばれたその生き物を、毛布の入った籠に入れた。
「学校でしっかりと勉強するんだぞ」
父親はおっとりとした口調で言った。
「先生の言う事は、ちゃんと聞くのよ」
母親はワルねこの髪を梳かして言った。
「うん!!たくさん友達作るね!!手紙も書くからね」
ワルねこはニッコリと微笑んだ。
駅に着くと、ワルねこは急いで汽車に乗り込んだ。
父親と母親が手を振って、ワルねこも手を振った。
汽車が出発すると、ワルねこは座る場所を探した。
「どこも満席だなぁ…どうしようかな」
すると、籠からティムがにょきっと飛びてて、ちょこまかと走っていった。
「待ってティム!!勝手に行っちゃダメ!!」
ワルねこは慌てて追いかけた。
ティムはしばらく走った後、座っている一人の男子のカバンの中に入った。
「もう!!ダメでしょ!!人のカバンに入っちゃ」
ワルねこはカバンに手を突っ込み、ティムを引っ張り出した。
「ごめんなさい、うちのペットが…」
ワルねこはその男子に頭を下げた。
「大丈夫だよ、気にしないで」
ワルねこは顔を上げて、その男子を見た。
丸い眼鏡をかけていて、緑色の瞳に、額には稲妻型の傷が付いていた。
それを見て、ワルねこはハッとした。
「もしかしてあなた、ハリー・ポッター?」
「うん、そうだよ。君は?」
「私はワルねこ・オルティス。よろしくね」
ワルねこはハリーの隣に腰掛けた。
ハリーの正面には、赤毛の男子が座っていた。
「あなたは?」
「僕はロン・ウィーズリー。よろしく」
ロンはお菓子を食べながら答えた。
「ねえ、さっきの生き物は何?」
ハリーがティムの入った籠を見て聞いてきた。
「二フラーよ。イタズラ好きで困った子なの。コインとか宝石が好きな生き物だから」
そう言いながら、ワルねこはビスケットをティムに与えた。
ティムはビスケットを両手で持って、美味しそうに食べた。
「可愛いね」
「うん、私の大切な家族の一員なの」
すると、一人の女子が現れた。
「あら、あなたもしかして、ハリー・ポッター?私はハーマイオニーよ」
ハーマイオニーはワルねこの方を見ると、目を輝かせた。
「まあ!!ワルねこじゃない!!久しぶりね!!」
「えっ?どこかで会ったっけ?」
「もう、忘れたの?子供の頃、一緒に遊んだじゃない」
「もしかして、あの時の?やだ、ハーマイオニー、あんまり綺麗になったから気付かなかった」
ワルねこは舌を出して、頭をかいた。
「ワルねここそ…昔よりずっと可愛くなったじゃない」
ハーマイオニーに言われて、ワルねこの頬が赤くなった。
「そろそろ到着するわ。三人ともローブに着替えたら?」
「そうだね、学校楽しみだね!!」
ワルねこが微笑むと、ハリーとロンの顔が真っ赤になった。
けれど、ワルねこはまったく気付いていなかった。
「ワルねこ〜、朝よ!!起きなさい!!遅れるわよ」
母親の声で、少女は目を覚ました。
「えっ、嘘!?もうこんな時間!?」
少女…ワルねこは慌ててパジャマを脱ぎ捨て、服に着替えた。
あたふたと階段を下り、リビングに行く。
「おはよう、ワルねこ。早く朝ご飯を食べなさい」
リビングには、眼鏡をかけた男性と、長い髪の女性が待っていた。
男性は新聞を読みながらコーヒーを飲んでいて、女性は食事をテーブルに並べていた。
「ほら、早く食べないと汽車に乗り遅れるわよ!!」
バターミルク味のワッフルの乗ったお皿を差し出して、女性がワルねこを急かす。
「ごめん、お父さんお母さん。急がないとね!!」
そう言ってワルねこは、ワッフルと目玉焼きとソーセージを、急いで平らげ、食事を済ませた。
すると、ワルねこの足元に黒い生き物が擦り寄ってきた。
平べったい口をしていて、カモノハシに酷似してる生き物だ。
「お母さん、ティムも学校に連れてっていい?」
「いいけれど、迷子にしちゃダメよ。勝手に人のカバンにも入り込むからね、その子は」
ワルねこはティムと呼ばれたその生き物を、毛布の入った籠に入れた。
「学校でしっかりと勉強するんだぞ」
父親はおっとりとした口調で言った。
「先生の言う事は、ちゃんと聞くのよ」
母親はワルねこの髪を梳かして言った。
「うん!!たくさん友達作るね!!手紙も書くからね」
ワルねこはニッコリと微笑んだ。
駅に着くと、ワルねこは急いで汽車に乗り込んだ。
父親と母親が手を振って、ワルねこも手を振った。
汽車が出発すると、ワルねこは座る場所を探した。
「どこも満席だなぁ…どうしようかな」
すると、籠からティムがにょきっと飛びてて、ちょこまかと走っていった。
「待ってティム!!勝手に行っちゃダメ!!」
ワルねこは慌てて追いかけた。
ティムはしばらく走った後、座っている一人の男子のカバンの中に入った。
「もう!!ダメでしょ!!人のカバンに入っちゃ」
ワルねこはカバンに手を突っ込み、ティムを引っ張り出した。
「ごめんなさい、うちのペットが…」
ワルねこはその男子に頭を下げた。
「大丈夫だよ、気にしないで」
ワルねこは顔を上げて、その男子を見た。
丸い眼鏡をかけていて、緑色の瞳に、額には稲妻型の傷が付いていた。
それを見て、ワルねこはハッとした。
「もしかしてあなた、ハリー・ポッター?」
「うん、そうだよ。君は?」
「私はワルねこ・オルティス。よろしくね」
ワルねこはハリーの隣に腰掛けた。
ハリーの正面には、赤毛の男子が座っていた。
「あなたは?」
「僕はロン・ウィーズリー。よろしく」
ロンはお菓子を食べながら答えた。
「ねえ、さっきの生き物は何?」
ハリーがティムの入った籠を見て聞いてきた。
「二フラーよ。イタズラ好きで困った子なの。コインとか宝石が好きな生き物だから」
そう言いながら、ワルねこはビスケットをティムに与えた。
ティムはビスケットを両手で持って、美味しそうに食べた。
「可愛いね」
「うん、私の大切な家族の一員なの」
すると、一人の女子が現れた。
「あら、あなたもしかして、ハリー・ポッター?私はハーマイオニーよ」
ハーマイオニーはワルねこの方を見ると、目を輝かせた。
「まあ!!ワルねこじゃない!!久しぶりね!!」
「えっ?どこかで会ったっけ?」
「もう、忘れたの?子供の頃、一緒に遊んだじゃない」
「もしかして、あの時の?やだ、ハーマイオニー、あんまり綺麗になったから気付かなかった」
ワルねこは舌を出して、頭をかいた。
「ワルねここそ…昔よりずっと可愛くなったじゃない」
ハーマイオニーに言われて、ワルねこの頬が赤くなった。
「そろそろ到着するわ。三人ともローブに着替えたら?」
「そうだね、学校楽しみだね!!」
ワルねこが微笑むと、ハリーとロンの顔が真っ赤になった。
けれど、ワルねこはまったく気付いていなかった。
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