ショートケーキ 儚き歌姫
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亜矢が森の中を進んでいくと、やがて黒いお店が見えてきた。
店の名前は、ショコラ・ノワール。
亜矢が戸を開けて中に入ると、ショコラが出迎えた。
「…いらっしゃい、お久しぶりね…中洲亜矢さん」
「お願い!!またチョコを売って!!助けたい子がいるの!!あんたのチョコなら出来るでしょ!?」
亜矢は必死の形相で言った。
しかし…。
「残念だけど、チョコは売れないわ…」
「どうして…!?」
「だってあなたの願いは、もう叶えたはずよ…「阿部まりあさんよりも上手く歌えるようになりたい」という願いを…」
ショコラは亜矢に静かに告げた。
「私が一人のお客様に売れるチョコは、一つだけ…だから、あなたにはもうお売りする事は出来ないわ…」
それを聞いた亜矢は、がっくりと膝を付いた。
「そんな…このままじゃ鈴音が死んじゃう…!!お願い!!私はどうなってもいいから…!!」
「…あなたはもう既に、別の魔法にかけられているわ」
「あ…」
亜矢の脳裏に、フリーザと魔法のケーキが浮かんだ。
「だから、私の魔法がなくても、その魔法を使えば、あなたのご友人の命を救えるはずよ…」
「でも、私の願いは…」
そう、亜矢がフリーザに願った願いは、「阿部まりあへの復讐」…。
そんな魔法で鈴音を救えるとは思えなかった。
「大丈夫…あなたにかけられた魔法の力は、復讐を果たすなどという邪悪なものではないわ」
「えっ?」
「嘘だと思うのなら、もう一度ご友人の所に行ってご覧なさい…」
ショコラの微笑みを見て、亜矢は店を飛び出していった。
来た道を戻って…。
「ショコラ、あの女にかけられた魔法…一体どんな魔法なんだ?」
カカオがショコラの足元に来て聞いた。
「…まさか、あの魔法がまだあったとはね…」
ショコラは小さく呟いた。
黄昏が迫る森は、黄金色に輝いていた。
店の名前は、ショコラ・ノワール。
亜矢が戸を開けて中に入ると、ショコラが出迎えた。
「…いらっしゃい、お久しぶりね…中洲亜矢さん」
「お願い!!またチョコを売って!!助けたい子がいるの!!あんたのチョコなら出来るでしょ!?」
亜矢は必死の形相で言った。
しかし…。
「残念だけど、チョコは売れないわ…」
「どうして…!?」
「だってあなたの願いは、もう叶えたはずよ…「阿部まりあさんよりも上手く歌えるようになりたい」という願いを…」
ショコラは亜矢に静かに告げた。
「私が一人のお客様に売れるチョコは、一つだけ…だから、あなたにはもうお売りする事は出来ないわ…」
それを聞いた亜矢は、がっくりと膝を付いた。
「そんな…このままじゃ鈴音が死んじゃう…!!お願い!!私はどうなってもいいから…!!」
「…あなたはもう既に、別の魔法にかけられているわ」
「あ…」
亜矢の脳裏に、フリーザと魔法のケーキが浮かんだ。
「だから、私の魔法がなくても、その魔法を使えば、あなたのご友人の命を救えるはずよ…」
「でも、私の願いは…」
そう、亜矢がフリーザに願った願いは、「阿部まりあへの復讐」…。
そんな魔法で鈴音を救えるとは思えなかった。
「大丈夫…あなたにかけられた魔法の力は、復讐を果たすなどという邪悪なものではないわ」
「えっ?」
「嘘だと思うのなら、もう一度ご友人の所に行ってご覧なさい…」
ショコラの微笑みを見て、亜矢は店を飛び出していった。
来た道を戻って…。
「ショコラ、あの女にかけられた魔法…一体どんな魔法なんだ?」
カカオがショコラの足元に来て聞いた。
「…まさか、あの魔法がまだあったとはね…」
ショコラは小さく呟いた。
黄昏が迫る森は、黄金色に輝いていた。