ショートケーキ 儚き歌姫
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退院した亜矢は、すぐさまとある場所へ向かった。
そこは、テレビ局だった。
(確か今日は、Mスタの収録があったはず…)
物陰に隠れていると、一人の少女が、マネージャーと一緒にテレビ局に来た。
彼女が阿部まりあだ。
(この一年間、私があんたを恨まなかった日はないわ…見てなさい、今にあんたを不幸に突き落としてやるわ…!!)
すると…。
「あれ…?もしかして、亜矢ちゃん?」
亜矢が振り返ると、一人の少女が立っていた。
少女は地味な見た目で、亜矢と同い歳くらいだった。
「やっぱり亜矢ちゃんだ!!久しぶり!!」
「えっ…もしかして、鈴音?」
「うん!!小学生ぶりだね!!」
少女…鈴音は亜矢の手を掴むと、嬉しそうに振った。
「相変わらず地味な格好ね…?子供の頃と変わらないわね」
「えへへ…」
その後、鈴音は亜矢をカフェに連れていった。
「ニュースで見たよ…亜矢ちゃん、歌手辞めちゃったんだって?顔の傷は大丈夫なの?」
「ああ…うん、もう治ったの」
紅茶を飲みながら、亜矢はぎこちなく答えた。
(魔法のケーキの話なんて、絶対信じないだろうし…それより、早くまりあの所に行かないと…)
「ん…?」
その時、亜矢は鈴音の持っているバッグの中に入っている、CDに気付いた。
「それ、私のデビュー曲…」
「ああ、この曲好きなんだ〜。亜矢ちゃんの歌声、大好きなの!!」
鈴音は眩い笑顔を浮かべた。
それを見て、亜矢は目を丸くした。
「ねえっ、亜矢ちゃんの歌、聴かせてよ!!お願い!!」
「ええ…でも私、忙しいから…」
「お願いお願い!!一回だけでいいから!!」
うるうると目を潤ませる鈴音に、亜矢は仕方なく、
「…仕方ないわね…一回だけよ?」
「やった〜!!」
喜んだ鈴音は、亜矢に抱きついた。
そんな鈴音に、亜矢は呆れていた。
(お気楽な奴…私が辛い思いをしてきたのも知らないで…)
そこは、テレビ局だった。
(確か今日は、Mスタの収録があったはず…)
物陰に隠れていると、一人の少女が、マネージャーと一緒にテレビ局に来た。
彼女が阿部まりあだ。
(この一年間、私があんたを恨まなかった日はないわ…見てなさい、今にあんたを不幸に突き落としてやるわ…!!)
すると…。
「あれ…?もしかして、亜矢ちゃん?」
亜矢が振り返ると、一人の少女が立っていた。
少女は地味な見た目で、亜矢と同い歳くらいだった。
「やっぱり亜矢ちゃんだ!!久しぶり!!」
「えっ…もしかして、鈴音?」
「うん!!小学生ぶりだね!!」
少女…鈴音は亜矢の手を掴むと、嬉しそうに振った。
「相変わらず地味な格好ね…?子供の頃と変わらないわね」
「えへへ…」
その後、鈴音は亜矢をカフェに連れていった。
「ニュースで見たよ…亜矢ちゃん、歌手辞めちゃったんだって?顔の傷は大丈夫なの?」
「ああ…うん、もう治ったの」
紅茶を飲みながら、亜矢はぎこちなく答えた。
(魔法のケーキの話なんて、絶対信じないだろうし…それより、早くまりあの所に行かないと…)
「ん…?」
その時、亜矢は鈴音の持っているバッグの中に入っている、CDに気付いた。
「それ、私のデビュー曲…」
「ああ、この曲好きなんだ〜。亜矢ちゃんの歌声、大好きなの!!」
鈴音は眩い笑顔を浮かべた。
それを見て、亜矢は目を丸くした。
「ねえっ、亜矢ちゃんの歌、聴かせてよ!!お願い!!」
「ええ…でも私、忙しいから…」
「お願いお願い!!一回だけでいいから!!」
うるうると目を潤ませる鈴音に、亜矢は仕方なく、
「…仕方ないわね…一回だけよ?」
「やった〜!!」
喜んだ鈴音は、亜矢に抱きついた。
そんな鈴音に、亜矢は呆れていた。
(お気楽な奴…私が辛い思いをしてきたのも知らないで…)